フランチャイズ開業に電話番号は必要?店舗用電話の準備と選び方を解説

2026年10月6日クラウドPBX

近年、飲食や学習塾、小売業、サービス業など、多種多様な業種でフランチャイズ(FC)による出店が盛んに行われています。フランチャイズは、本部の確立されたノウハウやブランド力を活用できるため、未経験からでも独立開業しやすい仕組みです。

フランチャイズ形式で店舗を持つことになった事業者が、開業準備の中で迷いがちなポイントの一つが「店舗用の電話番号をどうするか」という点です。現在はスマートフォンが普及し、個人の連絡は携帯電話だけで完結することも珍しくありません。しかし、ビジネスとして店舗を構える以上、店舗専用の電話番号の確保は重要な意味を持ちます。

本記事では、フランチャイズ開業における電話番号の必要性や、準備する前に確認すべきポイント、店舗用電話の選択肢、おすすめのサービスについて詳しく解説します。

 


スマホで使えるクラウドPBXナイセンクラウド

フランチャイズ開業時に電話番号は必要?

フランチャイズ開業時には、事業用の電話番号を持っておいたほうが良いといえるでしょう。「個人のスマートフォンがあるから、わざわざ店舗用に契約しなくても良いのではないか」と考える方も多いですが、ビジネスとプライベートの番号を同一にすることには多くのデメリットが存在します。

 

電話を必要とする主なケース

まずは、フランチャイズの具体的な業種を例に挙げながら、どのような場面で電話が必要になるのかを紹介します。

 

飲食業・カフェ

お客様からの席の予約、テイクアウトの注文受付、アレルギーに関する問い合わせ、仕入れ業者との発注連絡などで頻繁に利用します。

 

学習塾・スクール

入塾を検討している保護者からの問い合わせ、通塾生の欠席・遅刻連絡、教材会社や本部との業務連絡などで活用されます。

 

買取専門店・リサイクルショップ

出張買取の依頼や、特定の商品の在庫・査定に関する問い合わせが日常的に発生します。

 

訪問介護・ハウスクリーニング

サービスの利用申し込みや、訪問日時の変更連絡、現場で稼働しているスタッフからの緊急連絡に対応する必要があります。

 

個人の携帯電話で対応するデメリット

このように、どのような業種であってもお客様からの問い合わせや本部との連絡など、電話が必要となるケースは多く存在します。これらを全て個人の携帯電話で対応しようとすると、以下のような問題が生じる可能性があります。

 

信頼性の低下

お客様から見たとき、店舗の問い合わせ先が「090」や「080」から始まる携帯電話番号だけだと、組織としての規模感や信頼性に欠ける印象を与えてしまう恐れがあります。

 

プライバシーの問題と公私の混同

休業日や営業時間外であっても、個人の携帯電話に仕事の着信が入るようになり、プライベートの時間との切り替えが難しくなります。

 

店舗運営の不便さ

オーナーが店舗を不在にしている間、他のスタッフが電話に対応できなくなります。着信を転送するにしても、転送設定の手間や通話料のコストが発生します。ビジネスの基盤を整え、スムーズな店舗運営を行うためには、専用の電話番号が欠かせません。

 

フランチャイズ開業で電話番号を用意する前に確認すべきこと

店舗用の電話番号が必要だからといって、独自の判断ですぐに回線を契約するのは避けてください。フランチャイズ出店の場合、独自のルールや仕組みが用意されている場合があるためです。

契約を進める前に、以下の2点についてフランチャイズ本部へ確認しましょう。

 

本部からの指定があるか

フランチャイズチェーンによっては、ブランドの統一性を保つため、あるいはシステム連携のために、使用する電話回線や機器、電話番号の形式を指定している場合があります。

例えば、本部が全店舗共通の顧客管理システム(CRM)を導入しており、特定の電話システムと連動させる仕組みになっているケースなどが該当します。指定を無視して個別に契約してしまうと、後からシステムの連携ができずに解約・再契約の手間や費用が発生するため注意が必要です。

 

各店舗で電話を取得する必要があるか

電話番号の取得主体が本部と店舗のどちらになるのかも確認が必要です。

 

本部が番号を一括管理・提供するケース

本部が全店舗の番号をまとめて取得し、店舗側には割り当てられた番号と機器が支給されるパターンです。この場合は、店舗側で個別に通信会社と契約を結ぶ必要はありません。

 

各店舗で独自に取得・契約するケース

「電話番号は各店舗の責任において用意してください」とされるパターンです。この場合は、地域の市外局番を含む番号を自分たちで選定し、通信会社と契約を進める必要があります。

事前に本部の担当者へ「店舗の電話環境について、本部指定のルールやシステムがあるか」「自店舗で番号を取得する必要があるか」を明確に確認しておきましょう。

 

フランチャイズ店舗で使える電話番号の選択肢

本部への確認を踏まえ、自店舗で電話番号を取得する必要がある場合、いくつかの選択肢から自社に合った方法を選ぶことになります。主な選択肢としては「固定電話(従来のアナログ回線・光電話)」「携帯電話・スマートフォン」「クラウドPBX」の3種類が挙げられます。それぞれの特徴を比較してみましょう。

 

店舗用電話の比較表

項目 固定電話(光電話など) 携帯電話・スマートフォン クラウドPBX
番号の種類 市外局番(03や06など) 携帯番号(090、080など) 市外局番、050番号など
導入コスト 工事費や機器代が必要 端末代が必要 比較的安価に導入可能
外出時の対応 不可(転送設定が必要) 可能 可能(スマホで市外局番対応)
複数人での対応 設置した固定電話機のみ 1端末につき1人のみ 複数のスマホで同時に対応可能
店舗移転時 番号が変わる可能性あり 番号を維持しやすい 番号を維持しやすい

 

各選択肢の特徴とメリット・デメリット

各選択肢の特徴やメリット・デメリットには以下のようなものがあります。

 

①固定電話(アナログ回線・光電話)

店舗に直接回線を引き込み、据え置き型の電話機を設置する方法です。地域に根ざした市外局番を持てるため、お客様からの信頼を得やすいというメリットがあります。

一方で、設置された場所でしか電話に出られないため、スタッフが少ない店舗で買い出しや作業をしていると、着信を取りこぼすリスクがあります。また、導入時の回線工事に時間がかかる点もデメリットです。

 

②携帯電話・スマートフォン

店舗用にスマートフォンを1台契約し、それを店舗窓口とする方法です。持ち運びができるため、店舗内のどこにいても、あるいは外出先でも対応できる手軽さがあります。しかし、前述の通り「090」などの番号はお客様からの信頼性を得にくい傾向があります。また、1台の端末をスタッフ間で使い回す必要があり、同時に複数の着信に対応することはできません。

 

③おすすめとなる選択肢「クラウドPBX」

これらの課題を解決するシステムとして、近年、多くのフランチャイズ店舗で導入が進んでいるのがクラウドPBXです。クラウドPBXとは、従来はオフィスや店舗内に物理的に設置していた主装置(PBX)をクラウド上に構築し、インターネット経由で電話の発着信を行う仕組みです。お手持ちのスマートフォンに専用のアプリをインストールすることで、スマホから店舗の市外局番(03や06など)を使って発着信できるようになります。

 

クラウドPBXの主なメリット

クラウドPBXには主に以下のようなメリットがあります。

 

場所を選ばずに店舗番号で発着信ができる

外出中や、オーナーが別店舗に移動しているときでも、個人のスマートフォンから店舗の市外局番で電話に出たり、かけたりすることができます。

 

複数端末で同時に着信を受けられる

一つの店舗番号に対する着信を、複数のスタッフのスマートフォンを同時に鳴らすことが可能です。手の空いているスタッフが対応できるため、業務の効率化につながります。

 

内線通話が無料になる

本部や別店舗、外出中のオーナーと店舗スタッフ間の通話が「内線扱い」となり、通話料がかかりません。多店舗展開を見据えるフランチャイズ運営において、通話コストの削減に寄与します。

 

導入がスピーディーで省スペース

物理的な電話回線の引き込み工事や、大型の主装置の設置が不要なため、申し込みから利用開始までの期間が短く、店舗内のスペースも圧迫しません。

 

フランチャイズ開業で電話番号を取得するなら「ナイセンクラウド」

自店舗でクラウドPBXを導入し、柔軟な電話環境を構築したいと考えている事業者様におすすめのサービスが、アイティオール株式会社が提供する「ナイセンクラウド」です。「ナイセンクラウド」は、規模や業種を問わず多くの企業・店舗に導入されているクラウドPBXサービスです。

 

・豊富な番号に対応

東京(03)、大阪(06)といった主要都市の市外局番はもちろん、全国の主要都市の番号や「050」「0120」「0800」といった番号にも幅広く対応しています。

 

・手厚いサポート体制

設定や運用に関する不明点に対して、専門のスタッフによる丁寧なサポートを受けられるため、ITツールに不慣れなオーナーでもスムーズに導入が可能です。

 

・柔軟な機能設定

時間帯に応じた自動音声応答(IVR)の設定や、特定番号の着信拒否、留守番電話のメール通知など、店舗運営を円滑にする機能が充実しています。

 

ナイセンクラウドの詳しい機能については次の動画やサービスサイトをご覧ください。

▼1分でわかるナイセンクラウド

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小規模店舗には「スマコテ」もおすすめ

「まずは1人で開業する」「最初はスタッフ数が少ないため、よりシンプルな仕組みが良い」という小規模なフランチャイズ店舗の場合は、同社が展開する別サービスである「スマコテ」(https://sumakote.jp/)も選択肢に入ります。

スマコテは、ナイセンクラウドから機能を絞って、より手軽にビジネス用の電話環境を構築できるサービスです。ナイセンクラウドよりもさらにコストを抑えてスタートできるため、出店初期の投資を抑えたい事業者に向いています。自店舗の従業員数や想定される入電数、将来的な多店舗展開の計画に合わせて、最適なサービスを選択すると良いでしょう。

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まとめ

フランチャイズでの開業において、専用の電話番号を用意することは、お客様からの信頼獲得や効率的な店舗運営のために極めて重要です。個人の携帯電話での対応は、プライバシーの観点や業務効率の面から推奨できません。電話番号の手配を進める際は、事前にフランチャイズ本部へ指定の有無や契約のルールを確認してください。そのうえで、自店舗で取得が必要となった場合は、スマートフォンの利便性と固定電話の信頼性を両立できるクラウドPBXの導入が有力な選択肢となります。

「ナイセンクラウド」や、より手軽に始められる「スマコテ」などのサービスを比較検討し、これから始まる店舗運営の基盤を整えていきましょう。