070から始まる電話番号の正体は?迷惑電話の見分け方も

070で始まる電話番号から着信があり、出てみたら迷惑電話だったという経験をしたことがある人もいるでしょう。070で始まる電話番号を見かける機会が少なく、どのような電話番号なのか気になっている人もいるかもしれません。
本記事では、070で始まる電話番号について全般的に解説します。
070で始まる電話番号は携帯電話用の番号
070で始まる電話番号は、携帯電話で使用されている番号です。携帯電話なら090や080で始まる番号が広く知られています。070で始まる番号はあまり見かけないかもしれません。
070で始まる電話番号は2013年以降に携帯電話の番号に使われるようになりました。2012年以前から携帯電話を使用している人なら、070で始まる電話番号が携帯電話で使われていることを知らなくても無理はありません。
070で始まる電話番号が携帯電話で使われるようになったのは、契約者数が増えたことで、090と080の番号が足りなくなったためです。2013年以降に新規で携帯番号を取得して携帯キャリアと契約する際に割り当てられる場合があります。ただし、2013年以降でも必ず070で始まる電話番号が割り当てられるとは限りません。携帯番号の最初の3桁は090と080、070の中からランダムに決められるため、070になるかどうかは運によります。
機能的には070で始まる電話番号も090や080の番号と異なる点はありません。通話もショートメールの送受信も同じように行えます。
総務省によって携帯電話やPHSに割り当てられる電話番号は、スマートフォンの普及に伴い需要が急増しました。これに対応するため、従来PHSで利用されていた070番号が、携帯電話でも利用されるようになったのです。今では、大手キャリアやMVNO(格安SIM)で新規契約すると、070の番号が割り当てられるケースはごく一般的になっています。
070で始まる電話番号はどうすれば取得できる?
070で始まる電話番号を取得する方法は、090や080の番号を取得する際と全く同じです。特別な手続きや条件は一切必要ありません。具体的には、以下のいずれかの方法で携帯電話を契約する際に取得できます。
・新規契約
・MNP(携帯電話番号ポータビリティ)を利用した乗り換え
契約先は、NTTドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルといった大手携帯電話会社(キャリア)のほか、UQモバイルやワイモバイル、IIJmio、mineoなど、多くのMVNOの店舗やオンラインストアで手続きが可能です。
契約時に電話番号を新規で発行する場合、どの番号が割り当てられるかは基本的に自動で決まります。そのため、意図的に070を避けたり、070を選んだりすることは通常できません。空き番号の中からランダムに付与されるため、新たにスマートフォンを契約した際に、ご自身の番号が070から始まることは十分にあり得ます。
070で始まる電話番号でもSMSは使える?
SMS(ショートメッセージサービス)は、電話番号を宛先として短いテキストメッセージを送受信する機能です。070番号は現在、携帯電話の番号として正式に利用されているため、090や080の番号と同様に、何の問題もなくSMSの送受信が可能です。
SMSは、Webサービスの本人確認(二段階認証)や、アプリの認証コードの受け取り、友人との簡単な連絡など、今や生活に欠かせないツールの一つです。070の番号だからといって、これらのサービスが利用できなくなる心配はありません。音声通話機能付きのプランであれば標準で利用できますし、データ通信専用SIMであっても、オプションでSMS機能を追加できるプランが数多く提供されています。
070で始まる電話番号からの発信・着信の通話料は?
電話番号が070から始まるという理由だけで、通話料が特別に高くなったり、反対に安くなったりする仕組みは存在しません。発信時・着信時ともに、通話料の扱いは090や080の番号と全く同じです。
・発信時の通話料
発信した場合の通話料は、ご自身が契約している携帯電話会社の料金プランによって決まります。通話料はあくまで契約内容に依存します。お使いの番号が070であっても、かけ放題プランに加入していれば通話料は定額ですし、従量課金制プランであれば話した分だけ料金が発生します。
・着信時の通話料
070から始まる番号から電話がかかってきた場合、着信を受けた側(あなた)に通話料は一切かかりません。これは日本の携帯電話の基本的なルールであり、090や080の番号から着信があった場合と全く同じです。安心して電話に出られます。
かつて070で始まる電話番号はPHSで使われていた
070番号に対して懐かしい印象を持つ方もいるかもしれません。これは、かつてこの070番号がPHS(Personal Handy-phone System)の専用番号として利用されていた歴史が関係しています。
PHSは1990年代後半から2000年代にかけて、「ピッチ」の愛称で親しまれた通信サービスです。当時は携帯電話よりも基本料金や通話料が安価であったため、若者を中心に人気を博しました。このPHSに割り当てられていたのが、「070」から始まる電話番号だったのです。
しかし、スマートフォンの急速な普及により携帯電話の需要が爆発的に増加し、090や080から始まる電話番号が不足する事態が懸念され始めました。この「携帯電話番号の枯渇」という問題に対応するため、総務省はPHSに割り当てられていた070番号を、携帯電話でも利用できるように制度を変更しました。
この措置が実施されたのは2013年11月1日からです。これ以降、携帯電話事業者各社は、新規契約者に対して070で始まる番号の割り当てを開始しました。
| 携帯電話事業者 | 070番号の提供開始時期(目安) |
| NTTドコモ | 2013年〜 |
| au(KDDI) | 2013年〜 |
| ソフトバンク | 2013年〜 |
| 楽天モバイル | 2020年〜 |
現在では「070」から始まる電話番号は、全て携帯電話(スマートフォン)のために使われる番号となっています。
070で始まる電話番号の発信者は誰?現在の使われ方
070で始まる電話番号を使用しているのは一般の個人や法人です。携帯電話を新規契約する際に割り当てられるため幅広く使用されています。基本的には、090や080で始まる番号と同じ使われ方をしていると捉えて良いでしょう。
ただ、既に090や080の番号を使用している人の場合には、わざわざ電話番号を変更する人は少ないでしょう。携帯電話番号ポータビリティサービスがあるため、キャリアを変更する際にも、電話番号を変更する必要はありません。そのため、個人の場合には、新しく携帯電話を契約することになる比較的若い人が070で始まる電話番号を使用していることが多いです。
法人の場合には、社員が増えた場合などに追加で携帯電話を契約することがあります。そのため、最近設立された法人だけでなく、古くからある法人でも、070で始まる電話番号を使用していることは多いです。
070で始まる電話番号からの着信は怪しい?
070で始まる電話番号から着信があると、怪しいと感じてしまう人もいるでしょう。携帯電話の番号で090や080の番号と基本的に同じであるため、特に怪しむ必要はないはずです。では、070で始まる電話番号だけ警戒されやすい理由を見ていきましょう。
なぜ090や080よりも警戒されるのか
携帯電話の番号といえば090と080で始まる番号をイメージする人が多いです。090と080で始まる番号は、070で始まる番号よりも前から携帯電話で使用されてきました。070で始まる番号はあまり見慣れないというのが実情です。070で始まる電話番号が携帯電話で使用されるようになってからも、090と080番号は以前と同じように使われています。070で始まる電話番号を見かける機会は少ないため、警戒してしまう人もいるでしょう。
また、通信会社によっては、携帯電話番号を新規取得する際に原則として070で始まる電話番号が割り当てられるところもあります。主に相対的に料金の安い通信会社の場合に多いです。そのため、携帯電話を大量に契約する業者によって取得しやすいことも、警戒される理由のひとつといえます。ただし、同じ通信会社でプランも同じ場合には、070で始まる電話番号でも090や080で始まる電話番号と料金は変わりません。
営業電話や詐欺電話に使われることも
070で始まる電話番号が営業電話で使われていることも少なくありません。最近では携帯電話を安く利用できるプランを設けている通信会社も増えてきました。営業用に新規で大量に携帯電話を契約する業者も多く、070で始まる電話番号が割り当てられることも多いです。実際に070で始まる電話番号からの着信を受けて営業電話だったという経験をしたことがある人もいるでしょう。
通常の営業電話なら断れば済みますが、中には詐欺電話に使われるケースもあります。個人だけでなく企業を狙った詐欺電話もあるため注意が必要です。
ただ、迷惑電話や詐欺電話に使われる可能性があるのは、070で始まる電話番号に限ったことではありません。090や080の番号が迷惑電話や詐欺電話に使われることもあります。しかし、070で始まる電話番号はあまり見慣れないため、どうしても怪しいイメージが先行しやすいのです。
怪しい着信の対処法
070で始まる電話番号から怪しい着信があった場合の対処法を見ていきましょう。
電話番号をWebで調べる
知らない番号から着信があった際に、最も手軽で有効な初動対応が、その電話番号をインターネットで検索してみる方法です。すぐに折り返さず、まずはGoogleやYahoo!などの検索エンジンに番号を入力し、発信元がどのような相手なのか情報を集めましょう。
検索の結果、発信元が企業や店舗であれば公式サイトが表示され、安心して折り返すことができます。一方で、迷惑電話の場合は「不動産の営業だった」「悪質な勧誘」といった口コミ情報が専門サイトで見つかるかもしれません。もちろん、個人の番号であれば情報は何も出てこないことがほとんどです。しかし、検索して得られた情報を判断材料の一つとすることで、その電話にどう対応すべきか(折り返す、無視する、着信拒否するなど)を冷静に決める手助けになります。不安を感じたら、まず検索する習慣をつけましょう。
明確に断る
怪しい着信の多くは、何かしらの商品やサービスを進めて契約するように迫ってきます。はっきりと断らないとなかなか電話を切ってくれません。そのときは電話を切っても、後日再びかかってくる可能性があります。そのため、悪質な営業電話や詐欺などの怪しい着信に対しては、明確に断るようにしましょう。
自動音声応答システムを導入する
怪しい着信が多い場合には、自動音声応答システムを導入するのも効果的です。自動音声応答システムがあれば、社員が電話の一次対応をせずに済むため、時間のロスを防止できます。怪しい内容の電話をかけている側にとっては用件の選択などの手間がかかるため、諦めてくれることも多いです。
早めに電話を切る
怪しい着信の中には、個人情報や機密情報を聞き出そうとするものもあるため注意が必要です。社員の個人情報や自社内部の情報などは漏らさないようにしましょう。怪しい電話をかけてくる業者は情報を聞き出すのが上手です。あまり長く話してしまうと、うっかり個人情報や機密情報をしゃべってしまう危険性もあります。そのため、怪しいと感じたら、長々と話さずにすぐに切ることが大切です。
まとめ
070で始まる電話番号は2013年から携帯電話に割り当てられるようになった番号で、怪しいものではありません。しかし、見かける機会が少なく業者が営業電話などに使用していることもあるため、怪しいと感じてしまう人は多いです。基本的には090や080で始まる電話番号と同じように対応して問題ありません。悪質な営業電話や迷惑電話などの場合には、明確に断り、早めに電話を切るようにしましょう。




















