113電話番号とは?固定電話の故障受付とWeb113の使い方を解説

私たちの生活やビジネスに欠かせない通信インフラである「電話」。しかし、ある日突然、「受話器を上げてもツーという音がしない」「相手の声が聞こえない」といったトラブルに見舞われる可能性があります。特に固定電話の場合、何が原因でどこに連絡すれば良いのか分からず、困ってしまう方も少なくないでしょう。
そんなときに頼りになるのが、電話の故障受付専用ダイヤル「113」です。この番号は知っていても、実際にどのようなサービスで、どんなときに利用できるのか詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。
本記事では、いざという時に慌てないために、113番のサービス概要から利用できるトラブルの具体例、問い合わせ方法までを紹介します。
113電話番号とは?サービス概要と利用できる対象者
まずは、113番がどのような役割を持つ電話番号なのか、基本的な概要と利用できる対象者について解説します。いざという時にスムーズに利用できるよう、基本をしっかり押さえておきましょう。
「113」は、NTT東日本・西日本が提供する固定電話(加入電話・ひかり電話など)の故障に関する問い合わせを受け付ける専用ダイヤルです。携帯電話やスマートフォンの故障ではなく、あくまでNTTが提供する固定電話関連サービスが対象です。
この番号は、電話のトラブルという緊急時に誰もがすぐに思い出せるよう、3桁の特別な番号として定められています。利用にあたっての通話料は無料です。
利用できる対象者
113番を利用できるのは、原則としてNTT東日本・西日本の下記の電話サービスを契約している方です。
・加入電話(アナログ回線・ISDN回線)
・ひかり電話(フレッツ光など、インターネット回線を利用したIP電話サービス)
重要なのは、ご自身が契約している電話会社を把握しておくことです。例えば、ケーブルテレビ会社が提供する固定電話サービスや、KDDIの「auひかり電話サービス」、ソフトバンクの「おうちのでんわ」など、NTT以外の事業者が提供する電話サービスでトラブルが発生した場合は、113番の窓口では対応できません。その場合は、ご契約の各通信事業者のサポートセンターへ問い合わせる必要があります。
もし、ご自身の契約が不明な場合は、毎月の請求書などを確認し、契約先の事業者名を把握しておくと良いでしょう。
どんなトラブルで113を利用できる?
では、具体的にどのようなトラブルが発生した際に113番へ連絡すれば良いのでしょうか。ここでは、113番の受付対象となる代表的な故障例をいくつか紹介します。ご自身の状況と照らし合わせてみてください。
音声に関するトラブル
通話そのものに支障が出ている場合は、113番の対象となる代表的なケースです。
・電話がかけられない、または受けられない
・受話器を上げても「ツー」という発信音が全く聞こえない。
・電話をかけても相手につながらず、すぐに切れてしまう。
・外部から電話をかけても、呼び出し音が鳴らず着信できない。
・通話中に雑音が入る・声が聞こえにくい
・通話中に「ザーザー」「ガリガリ」といった大きな雑音が入り、会話が困難である。
・相手の声が極端に小さい、または途切れ途切れにしか聞こえない。
・自分の声が相手に届いていない、または小さく聞こえると言われる。
これらの症状は、電話機本体の問題だけでなく、屋外の電話線や宅内の配線、交換局の設備などに原因がある可能性が考えられます。
発着信に関するトラブル
発信や着信の動作に異常が見られる場合も、問い合わせの対象となります。
・呼び出し音が鳴らない
・他の電話からかけても、着信する側の電話機の呼び出しベルが鳴らない。
・特定の番号にだけつながらない
・特定の相手にだけ電話がつながらず、他の番号には問題なく発信できる。
ひかり電話特有のトラブル
インターネット回線を利用する「ひかり電話」の場合、特有のトラブルが発生する場合があります。
・ひかり電話対応機器(ルーターなど)のランプが異常を示している
・インターネットは利用できるが、電話だけが使えない
・パソコンやスマートフォンはWi-Fiに接続できているのに、ひかり電話だけが発着信できない。
これらの場合、ひかり電話対応機器の設定や機器自体の不具合、またはネットワーク上の問題が疑われます。
113への問い合わせ方法と受付時間
実際に電話の不具合に気づいたら、113番へどのように連絡すれば良いのでしょうか。問い合わせの手順や、事前に準備しておくとスムーズな情報をまとめました。
電話(固定電話、携帯電話など)での問い合わせ方法
最も基本的な連絡方法は、電話で「113」をダイヤルする方法です。
しかし、故障している固定電話からは発信できないケースが多いでしょう。その場合は、お持ちの携帯電話やスマートフォン、または近隣の公衆電話からダイヤルします。
携帯電話やPHS、他社の直収電話(NTT東日本・西日本以外の回線)から113番にかける場合は、以下の専用ダイヤルを利用します。
| 発信する電話の種類 | かける番号 |
| 故障している電話と同じ地域のNTT東日本・西日本の固定電話・ひかり電話、公衆電話 | 113 |
| 携帯電話・PHS・他社の電話サービス | 0120-444-113(フリーダイヤル) |
特に携帯電話からかける場合の「0120」から始まる番号は、いざというときのために連絡先に登録しておくと安心です。
受付時間について
113番は、24時間365日、いつでも連絡が可能です。ただし、時間帯によって受付方法が異なります。
・オペレーターによる受付:午前9時~午後5時
専門のオペレーターが直接症状をヒアリングし、対応します。修理の手配などもこの時間帯に行われるのが一般的です。
・Webによる受付:午後5時~翌午前9時
午後5時からは、Webによる受付を行っています。回線状況の確認や修理・交換の受付ができます。
緊急のトラブルですぐに対応を相談したい場合は、オペレーター対応時間内に連絡するのが望ましいです。
電話だけでなくWebの窓口「Web113」も便利
「故障した電話以外に連絡手段がない」「電話で話すのが苦手だ」という状況も考えられます。そんな時に非常に便利なのが、インターネット経由で故障受付ができる「Web113」です。
Web113は、NTT東日本・西日本の公式サイト内に設けられたオンラインの故障受付窓口です。スマートフォンやパソコンからアクセスし、画面の指示に従って入力するだけで、電話と同じように故障の相談や修理の依頼ができます。
Web113を利用するメリット
Web113には、電話での問い合わせにはない多くのメリットがあります。
・24時間いつでも申し込める
電話の録音受付とは異なり、深夜や早朝でも自分のペースで故障状況の入力や診断を進められます。オペレーターの対応時間を気にする必要がありません。
・電話が使えない状況でも安心
そもそも発信できる電話機が手元にない場合でも、インターネットに接続できる環境さえあれば、スマートフォンやタブレットから簡単に手続きが可能です。
・入力フォームで伝え漏れがない
画面の指示に従って契約者情報や故障内容を入力していくため、電話口で慌てて伝え漏れてしまう情報も防ぎやすいです。
法人が113に問い合わせる前に確認したいこと
法人が113へ問い合わせる際は、トラブルの状況や契約内容をあらかじめ整理しておくと、故障箇所の切り分けが進みやすくなります。会社の電話設備には、回線だけでなく、電話機や主装置、ルーター、配線など複数の機器が関係しているためです。
問い合わせ前に、次の情報を確認しておきましょう。
| 確認項目 | 整理しておきたい内容 |
| 契約者情報 | 契約者名、会社名、設置場所の住所 |
| 故障している電話番号 | 発着信できない番号、契約回線の番号 |
| トラブルの発生日時 | いつから不具合が起きているか |
| 具体的な症状 | 発信できない、着信音が鳴らない、雑音が入るなど |
| 影響を受けている範囲 | 1台のみ、特定の部署、社内全体など |
| 電話機や機器の状態 | ランプの色、エラー表示、異音の有無 |
| 実施した対処 | 再起動、ケーブルの差し直し、別の電話機での確認など |
| 連絡可能な電話番号 | 担当者の携帯電話など、故障中の番号以外の連絡先 |
特に重要なのが、一部の電話機だけで発生しているのか、社内の電話が全て使えないのかという点です。1台の電話機だけに症状が出ている場合は、電話機本体や接続ケーブルに原因があるかもしれません。一方、複数の電話機が同時に使えなくなった場合は、回線や主装置、ルーターなどに問題が生じている可能性があります。
発信と着信のどちらに問題があるのかも確認が必要です。発信できない場合は、全ての番号にかけられないのか、特定の番号だけにつながらないのかを調べます。着信できない場合は、相手側に流れるアナウンスの内容も控えておくとよいでしょう。
故障かどうかを自分でチェックする方法は?
固定電話やひかり電話に不具合が発生しても、必ずしも回線が故障しているとは限りません。電話機のケーブルが抜けている、電源が切れている、通信機器が一時的に不安定になっているなど、社内で対応できる原因もあります。
NTT西日本の「Web113」には、固定電話やインターネットのトラブルを確認するためのセルフチェックが用意されています。画面に表示される症状や質問を選択しながら進めると、状況に応じた確認方法を調べられます。
セルフチェックを行う際は、主に次の項目を確認しましょう。
| 確認する場所 | 主なチェック内容 |
| 電話機 | 電源が入っているか、受話器が正しく置かれているか |
| 電話線 | 差し込み口から抜けていないか、破損していないか |
| 通信機器 | 警告ランプの点灯や、通常と異なる点灯状態がないか |
| 別の電話機 | ほかの電話機でも同じ症状が発生するか |
| 発信先 | 特定の番号だけでなく、複数の番号へ発信できるか |
| 工事・故障情報 | 利用地域で通信障害やメンテナンスが発生していないか |
Web113では、故障に関する情報の確認だけでなく、Web上から故障の申告や修理・交換の予約を行える窓口も提供されています。電話が使えず113へ発信できない状況でも、スマートフォンや別回線からアクセスできる点が便利です。
ただし、セルフチェック中に配線の断線、焦げたにおい、機器の異常な発熱などが見つかった場合は、無理に操作してはいけません。電柱や屋外ケーブルの垂れ下がりなどを発見した場合も、設備へ触れずに専用窓口へ連絡してください。
固定電話の代わりに「ナイセンクラウド」も検討してみては?
ここまで、固定電話が故障した際の対処法として113番について解説してきました。しかし、こうした故障トラブルを経験すると、「物理的な電話回線や機器に依存する固定電話を、このまま使い続けても良いのだろうか?」と考えるきっかけになるかもしれません。
特にビジネスの現場では、電話の不通は機会損失に直結する大きな問題です。テレワークが普及した現代において、特定の場所に縛られる従来の固定電話のあり方を見直す動きも加速しています。
そこで、新しい選択肢として注目されているのが「クラウドPBX(クラウド電話)」と呼ばれるサービスです。
クラウドPBXとは?
クラウドPBXとは、従来オフィス内に設置していたPBX(電話交換機)の機能を、クラウド(インターネット上)で提供するサービスです。これにより、物理的な電話回線や専用の交換機が不要になり、インターネット環境さえあれば、スマートフォンやパソコンで固定電話番号を使った発着信が可能になります。
クラウドPBXのメリット
固定電話の故障によって電話業務が止まるリスクを抑えたい場合は、クラウドPBXの導入も選択肢になります。クラウドPBXは、電話の内線や転送を制御するPBX機能をクラウド上で利用する仕組みです。
従来型のビジネスフォンでは、オフィスに設置した主装置へ複数の電話機を接続します。そのため、主装置が故障すると、接続されている電話機が一斉に使えなくなるおそれがあります。
クラウドPBXは、オフィス内に大型の主装置を設置せずに利用できるサービスが中心です。社内に置く機器を減らせるため、機器の故障や老朽化に伴うリスクを抑えやすくなります。
| 比較項目 | 従来型のビジネスフォン | クラウドPBX |
| PBXの設置場所 | 主にオフィス内 | クラウド上 |
| 主な利用端末 | 固定電話機 | 電話機、スマートフォン、パソコンなど |
| 主装置の故障リスク | 社内の電話全体に影響する場合がある | 主装置機能がクラウド上にあるため、物理的な故障リスクが低い |
| 障害時の代替手段 | 予備の電話機や転送設定が必要 | 別の端末へ切り替えやすい |
| 設定変更 | 工事や業者への依頼が必要な場合がある | 管理画面から変更できるサービスがある |
| 利用場所 | 基本的に設置したオフィス内 | インターネット環境があれば社外でも利用しやすい |
クラウドPBXの大きなメリットは、電話機以外の端末でも会社の電話を利用できる点です。サービスに対応したスマートフォンやパソコンを登録しておけば、オフィスの電話機が故障しても別の端末で対応できる可能性があります。
複数の端末を登録し、同じ会社番号への着信を一斉に鳴らす運用も可能です。特定の電話機が使えなくなった場合でも、ほかの端末で着信を受けられるため、問い合わせ対応の停止を防ぎやすくなります。また、オフィスへ出社できない状況でも、従業員のスマートフォンやパソコンから会社番号で発着信できます。電話業務を特定の場所や端末に集中させず、複数の拠点やテレワーク環境に分散できる点も利点です。管理画面から着信先や営業時間外のアナウンスを変更できるサービスであれば、障害の状況に応じた運用へ切り替えやすくなります。電話がつながらない間だけ着信先を別拠点に切り替えるなど、事業継続を意識した電話環境を整えられるでしょう。
ただし、クラウドPBXもインターネット回線やサービス提供事業者の設備を利用するため、障害のリスクがなくなるわけではありません。導入時には、複数の回線の用意、モバイル回線の活用、障害発生時の転送方法なども検討する必要があります。
クラウドPBXサービス「ナイセンクラウド」
数あるクラウドPBXサービスの中でも、手軽に導入できるサービスとして「ナイセンクラウド」があります。ナイセンクラウドは、物理的な電話機や配線工事を一切必要とせず、お使いのスマートフォンやパソコンにアプリをインストールするだけで、すぐに会社の固定電話番号を利用できるサービスです。また、以下のようなメリットがあります。
・場所を選ばない電話応対
オフィス、自宅、外出先など、インターネット環境があればどこでも会社の番号で電話を受けたり、かけたりできます。テレワークへの対応もスムーズです。
・コスト削減
高価なPBXの購入や設置工事が不要なため、導入時の初期費用を大幅に抑えられます。月額料金も安価なプランから用意されています。
・物理的な故障リスクの低減
電話線が切れたり、交換機が故障したりといった物理的なトラブルの心配がありません。サービスはクラウド上で管理・運用されているため、安定した利用が期待できます。
電話のトラブルがあった場合は、これを機に、より柔軟で災害などにも強い通信環境の構築を検討してみてはいかがでしょうか。ビジネスの継続性を高める上で、クラウドPBXは非常に有効な選択肢の一つです。
詳しい機能については次の動画やサービスサイトをご覧ください。
▼1分でわかるナイセンクラウド
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まとめ
突然の固定電話の故障に備え、NTT東日本・西日本の故障受付ダイヤル「113」を覚えておきましょう。不具合のある電話からは発信できないため、携帯電話専用のフリーダイヤルや、24時間いつでも申し込めるオンライン窓口「Web113」の利用が有効です。問い合わせを円滑に進めるため、契約者名や症状を事前に整理しておくと安心です。これを機に、物理的な故障リスクの低いクラウドPBXといった新しい通信環境を検討する良い機会といえるでしょう。





















