050番号を法人が取得する方法とメリットとは?

2025年2月19日クラウドPBX

050で始まる電話番号を見かけることがよくあるでしょう。法人が使用していることが多いため、取得を検討している企業もあるかもしれません。ただ、050番号はやや特殊な電話番号のため、メリットやデメリットなどを把握した上で取得するかどうか決めることが大切です。本記事では050番号を法人が取得する方法や利用するメリットなどについて解説します。

 

050番号を法人が取得する方法とは?

法人が050番号を取得する方法は比較的簡単です。ではどうすれば取得できるのか、050番号の詳細とあわせて見ていきましょう。

 

050番号とは

050番号とは、IP電話の番号のことです。通常の電話はアナログの電話回線を使用して通話しますが、IP電話はインターネット回線を使用しています。電話回線がない場所でもインターネット回線が利用できる場所でならIP電話を使用可能です。通常の電話とは違って地域も関係ありません。

IP電話に対応した据え置き型の電話機の他に、スマホやPCなどでもIP電話の番号から発信や受信ができます。

 

クラウドPBXやIP電話サービスで取得可能

050番号は、クラウドPBXを導入するかIP電話サービスを契約すると取得できます。

クラウドPBXは、主装置をクラウド上に設置して使用するビジネスフォンのことです。クラウドPBXの中には、050番号に対応しているサービスがあり、導入時に050番号を取得できます。

IP電話サービスは通常の固定電話のように毎月基本料金を支払って利用できる電話サービスのことです。契約すると050番号を取得できて、専用のスマホアプリやIP電話に対応した電話機を使用して発着信できます。インターネット回線があれば通じるため、利用するにあたって工事は必要ありません。IDやパスワードなどを入力して設定を済ませるだけで使用できます。

また、大半のIP電話サービスは法人でも個人でも契約可能です。小規模な企業や個人事業主などがよく利用しています。

 

法人が050番号を取得するメリット

法人が050番号を取得するとどのようなメリットがあるのか見ていきましょう。

 

コストを抑えて取得できる

050番号を取得する際にかかるコストは、通常の固定電話の番号を取得する場合と比べて安いのが特徴です。通常の固定の電話番号を取得するには、工事が必要なため、数千円程度の初期費用がかかります。これに対して、050番号なら工事が不要のため、無料で取得できるところが多いです。初期費用がかかる業者でも数百円程度で済みます。

また、導入後も050番号ならあまりコストがかかりません。毎月支払う基本料金は1,000円程度のところが多く、通話料金は固定電話宛てなら3分8.8円です。発信先の地域は関係ありません。一律の料金設定のため、遠方の地域に電話をかける機会が多い場合には、特に安く感じられるでしょう。さらに、発信先も050番号なら通話料金はかかりません。

 

オフィスが移転しても電話番号が変わらない

固定電話の番号の場合には、市外局番と市内局番が含まれているため、オフィス移転すると変わってしまいます。例えば、東京から大阪にオフィス移転したら市外局番が03から06に変更されるでしょう。

その点、050番号は固定電話の番号とは異なり、地域番号はありません。通信事業者を識別する番号と利用者の番号で構成されています。オフィス移転をした場合でも、同じ通信事業者を引き続き利用するなら電話番号が変わることがないのがメリットです。

 

テレワーク対応に最適

050番号はインターネットに接続できる環境なら、場所を問わず使用できます。そのため、テレワークで利用されることも多いです。普段の業務で使用している050番号をオフィスの外でも使用できます。顧客からの電話を受けるためだけに出社するようなこともなくなるでしょう。

自宅でのテレワークだけでなく、サテライトオフィスを設けている企業にとっても便利です。

 

法人が050番号を利用する際のデメリット

法人が050番号を利用すると便利な反面、デメリットもいくつかあります。では、どのような点がデメリットなのか見ていきましょう。

 

迷惑電話だと思われる可能性がある

050番号は固定電話の番号よりも簡単に取得できるため、社会的な信用度があまり高くありません。また、迷惑電話をかけるために利用されるケースもよくあります。着信があって、050番号が表示されているのを見て、迷惑電話だと思って出ない人もいるでしょう。固定電話の番号とは違うため、怪しいと思われてしまう可能性もあります。

そのため、ビジネス用途にはあまり向かない面もあるかもしれません。ホームページなどに電話番号を掲載していても、050番号だと電話をかけるのをためらってしまう人もいます。

 

緊急通報など一部の電話番号に発信ができない

050番号は110番や119番などの緊急通報には対応していません。そのことを知らないまま使用してしまわないように注意が必要です。110番や119番への通報が必要な場面に遭遇した際に、発信できずパニックになってしまう可能性があります。

しかし、050番号で警察や消防に電話をかけられないわけではありません。そもそも110番や119番は電話の発信位置から最寄りの警察署や消防署につなぐ仕組みです。警察署や消防署の電話番号に発信すれば電話をかけられます。

そのため、050番号を使用するのであれば、最寄りの警察署と消防署の電話番号を登録しておきましょう。そうすれば110番や119番が利用できなくても、すぐに警察や消防に通報できます。

また、一部の通信事業者を除いてフリーダイヤルにも発信できません。

 

通信品質はサービスによって異なる

通常の固定電話の場合には、総務省により品質基準が設けられているため、一定以上の通信品質が確保されています。そのため、通話中に聞こえにくくなったり雑音が入ったりすることはほとんどないでしょう。

しかし、050番号の場合、品質基準は特に設けられていません。通信事業者による通信品質の差が大きいという点に留意しておく必要があります。

 

050番号が利用できるクラウドPBXは「ナイセンクラウド」がおすすめ

050番号が利用できるクラウドPBXを導入するならナイセンクラウドがおすすめです。ナイセンクラウドなら、スマホや電話機の他にPCでも発着信できます。発着信履歴はWebで確認できて、不在の通知も可能です。音声ガイダンスや電話会議などのオプションも用意されています。

ナイセンクラウドの初期費用は10,000円で、050番号の取得費用は1番号につき500円です。月額費用は端末の台数によって変動しますが、合計10,500円の初期費用でナイセンクラウドを導入できます。

法人で050番号を取得するならぜひナイセンクラウドを検討してみてください。詳しい機能については次の動画やサービスサイトをご覧ください。

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まとめ

050番号はIP電話サービスやクラウドPBXを契約する際に取得できます。固定電話の番号よりもコストが抑えられ、オフィス移転しても電話番号が変更されない点などがメリットです。テレワークでもよく利用されています。

ただし、固定電話の番号よりも信頼性が低く、迷惑電話と間違われる可能性がある点に注意が必要です。また緊急通報に対応していません。デメリットを考慮しても利便性やコスト面でのメリットが大きく、小規模事業者を中心に幅広く利用されています。