電話代行サービスの料金の相場は?内訳や価格差が生じる理由を解説
電話代行サービスは業者により料金の価格差が大きいです。利用を検討するにあたって、どのくらいの価格が相場なのか気になっている人も多いでしょう。サービスを選ぶ際は、適正な相場や内訳を把握しておくことが重要です。
本記事では電話代行サービスについて、料金相場や内訳、価格差が大きい理由を中心に解説していきます。
電話代行サービスとは
電話代行サービスとは、会社にかかってきた電話を代わりに受電して対応してくれるサービスのことです。対応内容はメールやチャットツールなどで担当者に通知されます。業者によっては取り次ぎをしてもらうことも可能です。
電話代行サービスを利用することで、社員が電話に出る必要がなくなります。業務に集中しやすい環境を作るために電話代行サービスを利用する企業は多いです。中小企業の場合は人手不足への対応として電話代行サービスを利用しているところもあります。
電話代行サービスの料金の内訳
電話代行サービスの料金体系は業者によってやや異なりますが、複数の項目に分かれているところが多いです。では、どのような料金の項目があるのか見ていきましょう。
月額基本料
月額基本料というのは、電話代行サービスを利用する上でベースとなる料金のことです。複数のプランを設けているところが多く、プランによってコール数の上限と月額基本料が決まっています。コール数が多いほど月額基本料は高めですが、1コールあたりの金額は安く済みます。50コールのプランなら安い場合で5,000円程度と捉えておくと良いでしょう。
また、月額基本料のみで対応できるのは基本的なサービスのみです。具体的にどこまで対応してもらえるのかは業者によって異なるため、事前に確認しておきましょう。
初期費用
初期費用は利用開始時にかかる費用で、オペレーターの研修やマニュアル作成などに充てられます。初期費用の一般的な相場としては2〜3万円程度です。プランの内容に左右される面が大きく、シンプルな内容のプランだともっと安く済むこともあります。
コールオーバー料金
コールオーバー料金というのは、プランで決められているコール数を超えてしまった場合に発生する追加料金のことです。プランで決められているコール数に収まっている月は、コールオーバー料金は発生しません。
例えば、100コールのプランを利用している場合なら、101コール目以降のコールに関してコールオーバー料金が発生します。105コールの入電があったとすれば、5コール分がコールオーバー料金の対象です。
プランの料金が比較的安い場合は、コールオーバー料金は高めの傾向にあります。一般的な相場としては1件につき100〜150円程度です。
オプション料金
電話代行サービスでは月額基本料で対応してもらえるサービスの他にも、オプションという形で対応してもらえるものがあります。オプション料金は、オプションを付けている場合に発生する料金です。
例えば、予約受付やデータ入力などがオプションとして扱われています。業者によっては土日祝日や夜間などの対応もオプションという扱いです。月額基本料だけだとリーズナブルな業者でも、オプション料金を加えると高額になるケースもあります。実際に支払うのはオプション料金を加えた金額であるため、業者選びの際にはオプション料金も含めて考えるようにしましょう。
また、オプション料金の相場としては、予約受付は30,000円程度です。土日祝日や夜間の対応に関しては、月額基本料の5倍程度と捉えておくと良いでしょう。
転送費用
転送費用というのは、自社にかかってきた電話を電話代行サービスのオペレーターに転送する際に発生する費用のことです。電話代行サービスのオペレーターは、会社に常駐して電話対応をするわけではありません。テレワークなどで対応している人が多いです。業者側のオフィスにいる場合もあります。いずれの場合も、電話の転送が必要です。転送費用は転送回数と通話時間に応じて発生します。
転送費用の相場は3分の通話1回あたり10〜12円程度です。
ケース別電話代行サービスの料金相場
電話代行サービスを平日日中に利用したいと考えている企業もあれば、24時間365日の利用を考えているところもあるでしょう。ネット通販の対応窓口として利用している企業も多いです。では、それぞれのケースにおける電話代行サービスの料金相場について見ていきましょう。
平日日中が主な対応時間とする場合
平日日中のみの利用なら、電話代行サービスの料金はそれほど高くはありません。コール数の上限が50件までのプランであれば、月額基本料の相場は5,000〜10,000円程度です。100件までなら8,000〜15,000円程度かかります。200件までなら20,000〜30,000円程度が相場です。
また、コール数が50件というと、1日あたりの入電数は2〜3回程度、100件なら4〜6回程度が目安です。コール数の上限を超えてしまうと、1件につき100〜150円程度のコールオーバー料金が発生してしまいます。
24時間365日対応する場合
業種によっては休日や夜間、早朝などにも問い合わせの電話がかかってくることもあるでしょう。例えば、保険会社であれば顧客の方で事故が発生したときに問い合わせをします。休日や夜間などに事故が起こることもあるでしょう。システム開発会社であれば、システムの不具合が発生して休日や夜間に顧客から電話がかかってくることがあります。そのような業種では土日祝日や深夜、早朝なども含め、24時間365日の対応を依頼する企業も多いです。
24時間365日対応の場合は、平日日中のみの場合と比べて対応時間が長いため、コール数の上限も多めに設定します。100件程度のプランが一般的です。月額基本料の相場は40,000〜80,000円程度です。
コールオーバー料金に関しても、1件につき200円程度が相場で、平日日中と比べて高めと捉えておきましょう。
ネット通販の対応窓口の場合
ネット通販の対応窓口で電話代行サービスを利用する際は、料金がかなり高めです。コール数の上限が30件のプランでも、80,000〜120,000円程度かかるものと捉えて良いでしょう。ただし、ネット通販の対応窓口として依頼する際は、電話対応だけのサービスでない場合が多いです。受発注処理やデータ入力なども月額基本料で対応してもらえる場合があります。
電話代行サービスの料金に差が生じる理由
電話代行サービスの中には、特定分野の専門知識を持っているオペレーターが対応してくれるサービスもあります。そのようなサービスの場合は、料金が相場よりも高めに設定されていることが多いです。料金は高いものの、弁護士や税理士など電話対応に専門知識が必要な業種でも電話代行サービスを利用できます。
また、オペレーターが複数の顧客を担当している場合と1社のみ担当している場合でも、料金に差が生じます。1社のみ担当しているところだと料金が高めですが、品質の高い電話対応をしてもらえます。企業のイメージアップにもつながりやすいでしょう。
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まとめ
電話代行サービスの料金は、平日日中であれば1ヶ月50件で5,000〜10,000円程度が相場です。24時間365日利用する際には、1ヶ月200件で40,000〜80,000円程度かかります。ただし、オプション料金やコールオーバー料金などにより、もっと高くなることもあります。
業者によって料金の差が大きいですが、その主な理由は専門知識の有無や業務体制などです。電話代行サービスを利用するなら、料金相場や具体的なサービス内容などをよくチェックした上で、選ぶようにしましょう。