固定電話で着信拒否する方法と拒否する前にできる対策とは?

日々の生活やビジネスの中で、迷惑電話に悩まされることは少なくありません。営業や勧誘、不正な要求や詐欺の電話が自宅の固定電話にかかってくるケースもあり、不快な思いをする場合もあるのではないでしょうか。こうした迷惑電話が頻繁にかかってくると、精神的な負担が増し、電話を受けること自体に抵抗を感じるようになるかもしれません。しかし、固定電話でも適切な手段を講じれば、こうした電話を避けたり、制限したりできます。
本記事では、固定電話で着信拒否を行う方法と、拒否する前にできる対策について紹介します。
固定電話で着信拒否する方法
迷惑電話を固定電話で着信拒否する方法は複数あります。まずは、番号を確認し特定の電話だけを拒否する方法、電話機の設定を利用して一部の電話を制限する方法、外部ツールを利用してさらに強力に防ぐ方法などについて紹介します。
留守番電話機能を利用する
留守番電話機能は現在使用されているほとんどの固定電話機に備わっている機能です。留守番電話機能をONに設定していれば、着信が鳴り一定時間経過しても出ない場合に作動します。自動音声で相手に留守番電話であることを伝えた上で、名前とメッセージを残すように伝えるというものです。きちんとした用事があって電話をかけてきた人なら、名前を名乗って用件のメッセージを残すでしょう。また、留守番電話機能が作動しても、途中から電話に出ることも可能です。迷惑電話ではないと分かったら、通常通りに電話に出るとよいでしょう。
一方で、迷惑電話の場合には留守番電話に対して、名前を名乗ってメッセージを残すことはまずありません。留守番電話だということが分かった時点で電話を切ることがほとんどです。そのため、迷惑電話の対応をせずに済みます。
ナンバーディスプレイを利用する
まず最も手軽にできるのが「ナンバーディスプレイ」の利用です。ナンバーディスプレイ機能を利用すると、電話機にかかってきた電話の番号が表示されるため、発信元を確認した上で応答するかどうかを判断できます。この機能を利用すれば、見覚えのない番号や、以前に迷惑電話をかけてきた相手からの電話を避けられ、時間とストレスを減らせるでしょう。
ナンバーディスプレイは一部の電話機には標準で搭載されている機能ですが、別途オプション契約が必要な場合もあります。特に固定電話回線の場合は、NTTなどの通信業者が提供するナンバーディスプレイサービスの契約が必要になります。
ナンバーディスプレイサービスの料金は、NTT東日本・西日本を例にとると住宅用で月額440円、事務用で1,320円です。また、利用開始時に工事費用が1回線につき2,200円かかります。また、通信業者によって料金が異なるため、他の通信業者を利用している場合には、サービス提供元に問い合わせて確認しましょう。
ナンバーディスプレイの表示によって迷惑電話の可能性がある番号を無視するだけでも、大きな効果があります。
ナンバーリクエストを利用する
ナンバーディスプレイサービスを利用していても、相手が非通知設定で電話をかけている場合には、電話番号は表示されません。また、非通知設定で電話をかけるのは非常に簡単で電話番号の前に「184」を付けて発信するだけです。そのため、迷惑電話をかけている業者の多くは、非通知設定を利用しています。ナンバーディスプレイサービスを導入しても、非通知設定の迷惑電話に悩まされるかもしれません。
そのような状況に対応できるのが、ナンバーリクエストというオプションサービスです。ナンバーリクエストを利用していれば、非通知設定の着信に対して、電話番号を通知して発信するように音声メッセージが流れます。
非通知設定で迷惑電話をかけている業者の多くは、電話番号を知られたくない場合も多いため、そのまま諦めてくれるでしょう。
ナンバーリクエストの料金は使用している電話サービスによって異なりますが、NTT東日本の加入電話の場合は、住宅用で月額220円、事務用で440円です。なお別途工事費用が1回線ごとに3,300円かかります。
参考:https://web116.jp/shop/benri/request/request_02.html
着信を拒否する
特定の電話番号からの着信を拒否したい場合、電話機の着信拒否機能を活用する方法があります。この機能は、あらかじめ登録しておいた迷惑電話の番号や不審な番号からの着信を自動でブロックするもので、一度設定をしてしまえばその後は自動的に拒否してくれるため便利です。
ただし、古い電話機ではこの機能がない場合もあります。もし現行の電話機に着信拒否機能がない場合は、機器の買い替えも検討する価値があるでしょう。また、着信拒否機能は機種によって設定方法や制限が異なるため、具体的な設定方法については電話機の取扱説明書やメーカーのサポートページを参考にしましょう。
また、NTT東日本・西日本を例にとると、着信拒否できるサービスとして迷惑電話おことわりサービスというものがあります。迷惑電話を受けた直後にダイヤル操作をすると登録できます。登録された電話番号から着信があっても着信音は鳴りません。相手にも音声メッセージで着信拒否されていることが伝えられます。
迷惑電話おことわりサービスの料金は、NTT東日本の加入電話の場合、住宅用と事務用ともに月額660円(「迷惑電話おことわりサービス6」の場合)で、利用開始時にかかる工事費用が1回線につき3,300円です。
なお、非通知設定や国際電話で迷惑電話がかかってくることもあります。非通知設定の場合には、前述のナンバーリクエストで対応可能です。電話機によっては、非通知設定での着信を拒否できる機能が備わっている場合もあります。
国際電話に関しては「国際電話不取扱受付センター」に連絡して利用を止めることが可能です。ただし、迷惑電話以外の国際電話も着信できなくなり、こちらから国際電話をかけることもできなくなります。その点に留意した上で利用しましょう。
電話機の迷惑電話対策機能を利用する
近年の電話機には、迷惑電話を防ぐための特別な機能が付属しているケースが多くなっています。例えば、指定した番号からの着信をブロックする機能や、特定の発信者情報が表示されない番号を拒否する機能などです。これらの機能は、迷惑電話や営業電話からの着信を制限するのに非常に有効です。そのため、日々の不快な電話から解放されるための手段として注目されています。
こうした迷惑電話対策機能が搭載された電話機は、家電量販店やインターネットで簡単に購入できます。比較的リーズナブルな価格で提供されているケースが多いです。新しい電話機を購入する際には、こうした機能の有無や設定のしやすさも確認するようにしましょう。
外部ツールの迷惑電話フィルターを利用する
さらに強力な対策として、外部の迷惑電話フィルターツールの利用も効果的です。こうしたツールは、通信事業者や専門のサービス提供会社が提供しているもので、迷惑電話の番号を自動で検出してブロックが可能です。電話会社のサービスや第三者のアプリケーションと連動し、迷惑電話のデータベースと照合すれば、特定のパターンをもつ電話を自動的に拒否する仕組みが多く採用されています。
また、フィルターツールによっては、不審な番号からの着信があると、通知や警告をしてくれるものもあり、安心感を高められます。フィルターの設定や利用方法については、導入したいサービスのウェブサイトやカスタマーサポートに確認すると良いでしょう。また、外部ツール本体の購入費や利用料金など、コストも発生します。どのくらいのコストが発生するのかも、試算しておきましょう。
電話代行サービスを活用する
電話代行サービスというのは、電話の一次受けを代わりに行ってくれるサービスのことです。迷惑電話がかかってきても、電話代行サービスが対応してくれるため、自社の社員が対応する必要はありません。受電した電話に関しては、メールやチャットなどで用件が伝えられるため、顧客や用事のある人に対してのみ折り返し対応できます。
迷惑電話対策だけでなく、電話業務全般に関して効率化できるでしょう。
電話番号を変更する
最終的な手段として、固定電話番号の変更も考えられます。しつこい迷惑電話や、深刻なストーカー被害に遭っている場合、根本的な解決策として電話番号の変更が有効です。ただし、この方法は家族や友人、ビジネスの関係者に番号変更を通知する手間がかかるため、慎重に検討する必要があります。
電話番号の変更を希望する場合は、まずは通信業者に相談し、変更手続きの詳細を確認します。さらに、迷惑電話の発信者が再び新しい番号に電話をかけてくる可能性もあるため、他の対策と組み合わせて利用するのが理想的です。
固定電話で着信拒否する前にできる対策
迷惑電話があまりに頻繁にかかってくる場合、着信拒否を行う前に一度冷静に対応策を講じることも大切です。電話の記録を残せば、後々の対応に役立つでしょう。
通話録音で記録を残す
迷惑電話や不審な電話がかかってきた際に通話録音を行うことは、証拠を残す上で非常に有効です。特に営業妨害やストーカー行為などの被害が発生している場合、録音した通話記録は警察や関係機関への相談時に重要な証拠として活用できます。多くの電話機には録音機能が備わっているほか、外付けの録音機器もありますので、適切な方法で証拠を残すようにしましょう。
着信お知らせメールで記録を残す
一部の通信業者では、固定電話の着信があると、事前に登録しておいたメールアドレスに通知を送信するサービスを提供しています。この着信お知らせメールを利用すれば、どの番号から着信があったか、日時などが記録として残ります。不在時の迷惑電話の発信者も確認できるため、対応の手助けになるでしょう。
こうした記録は、頻繁に迷惑電話がかかってくる場合や、相手を特定する際に役立ちます。迷惑電話そのものは減らせませんが、記録があれば、それをもとに通信事業者や警察と相談できます。より具体的な対策を取るきっかけとなるでしょう。
固定電話の迷惑電話対策・着信拒否に便利なクラウドPBXとは
最近の迷惑電話対策として注目されているのが「クラウドPBX」の導入です。
クラウドPBXは、従来の物理的な電話線ではなく、インターネット回線を利用して電話を接続するシステムです。家庭用の固定電話でも使用でき、特にビジネスでの利用においてその効果が広く認識されています。このシステムでは、着信拒否機能や、迷惑電話フィルタリングが標準で搭載されているため、通常の固定電話に比べて効率的に迷惑電話の管理が可能です。
クラウドPBXは、外出先からでも設定を変更したり、着信の管理をしたりできるため、柔軟で利便性が高い点もメリットです。また、着信履歴を自動的に記録してくれる機能があるため、迷惑電話の発信元を調べたり、発信パターンを確認したりする際にも役立ちます。こうした機能により、クラウドPBXは家庭だけでなく、小規模なオフィスや企業にとっても有効な迷惑電話対策のツールとなっています。
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まとめ
迷惑電話への対策は、単に着信拒否を行うだけでなく、記録や外部ツールを活用して多角的に行うことが重要です。ナンバーディスプレイや着信拒否機能、クラウドPBXのような高度なシステムを組み合わせれば、より効果的に固定電話への迷惑電話対策が実現できます。
自分に合ったツールを取り入れて不快な着信を制限し、安心して固定電話を利用できる環境を整えましょう。





















