070から始まる電話番号の正体は?迷惑電話の見分け方も

2026年4月7日ビジネスフォン

070で始まる電話番号から着信があり、出てみたら迷惑電話だったという経験をしたことがある人もいるでしょう。070で始まる電話番号を見かける機会が少なく、どのような電話番号なのか気になっている人もいるかもしれません。

本記事では、070で始まる電話番号について全般的に解説します。

 


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070で始まる電話番号は携帯電話用の番号

現在「070」から始まる番号は、090や080と同じく携帯電話(スマートフォン)に割り当てられている正式な電話番号です。

以前は「070といえばPHS」という認識が一般的でしたが、現在はその区別が薄れています。総務省による番号割り当てのルール変更に伴い、070番号も一般的な携帯電話として広く普及しました。そのため、070からの着信があったからといって、即座に「特殊な発信元」と断定する必要はありません。

 

070で始まる電話番号が携帯電話で使われるようになった背景

070番号が携帯電話用として利用され始めた背景には、大きく分けて「携帯電話利用者の急増」と「PHSサービスの終了」という2つの要因があります。

もともと携帯電話には090、その後に080という番号が順次割り当てられてきました。しかし、スマートフォンの普及や1人で複数台を所有するスタイルの定着により、090・080の在庫が不足する事態に陥りました。そこで、2013年11月から070番号も携帯電話用として開放されました。

PHSは1990年代後半から2000年代にかけて、「ピッチ」の愛称で親しまれた通信サービスです。当時は携帯電話よりも基本料金や通話料が安価であったため、若者を中心に人気を博しました。このPHSに割り当てられていたのが、「070」から始まる電話番号だったのです。

しかし、スマートフォンの急速な普及により携帯電話の需要が爆発的に増加し、090や080から始まる電話番号が不足する事態が懸念され始めました。この「携帯電話番号の枯渇」という問題に対応するため、総務省はPHSに割り当てられていた070番号を、携帯電話でも利用できるように制度を変更しました。

 

携帯電話事業者 070番号の提供開始時期(目安)
NTTドコモ 2013年〜
au(KDDI) 2013年〜
ソフトバンク 2013年〜
楽天モバイル 2020年〜

 

現在では「070」から始まる電話番号は、全て携帯電話(スマートフォン)のために使われる番号となっています。

 

090・080・070の違い

これらの番号に、機能面や電波の品質、月額基本料金の差は存在しません。最大の違いは、「その番号がいつ頃から使われ始めたか」というタイミングのみです。

以下の表に、それぞれの番号の特徴をまとめました。

番号の種類 主な利用開始時期 特徴・背景
090 1999年〜 携帯電話初期から存在する番号。長年利用しているユーザーが多い。
080 2002年〜 090の不足に伴い追加。現在最も普及している番号の一つ。
070 2013年〜 PHSとの共用を経て、現在は新規契約や格安SIMで多く割り当てられる。

 

070で始まる電話番号はどうすれば取得できる?

070番号を取得する方法は、非常にシンプルです。ドコモ、au、ソフトバンクといった大手キャリアや、楽天モバイル、各種格安SIM会社で新規に回線契約を申し込むだけで、自動的に割り当てられます。

ただし、自身で「070にしたい」と希望を出して取得できるわけではありません。どの番号が割り振られるかは通信事業者の在庫状況次第となります。また、他社から乗り換える「MNP(携帯電話番号ポータビリティ)」を利用する場合、現在使っている090や080の番号がそのまま引き継がれるため、新たに070番を取得する形にはなりません。

 

070で始まる電話番号でもSMSは使える?

SMS(ショートメッセージサービス)は、電話番号を宛先として短いテキストメッセージを送受信する機能です。070番号は現在、携帯電話の番号として正式に利用されているため、090や080の番号と同様に、何の問題もなくSMSの送受信が可能です。

SMSは、Webサービスの本人確認(二段階認証)や、アプリの認証コードの受け取り、友人との簡単な連絡など、今や生活に欠かせないツールの一つです。070の番号だからといって、これらのサービスが利用できなくなる心配はありません。音声通話機能付きのプランであれば標準で利用できますし、データ通信専用SIMであっても、オプションでSMS機能を追加できるプランが数多く提供されています。

 

070で始まる電話番号からの発信・着信の通話料は?

電話番号が070から始まるという理由だけで、通話料が特別に高くなったり、反対に安くなったりする仕組みは存在しません。発信時・着信時ともに、通話料の扱いは090や080の番号と全く同じです。

 

・発信時の通話料

発信した場合の通話料は、ご自身が契約している携帯電話会社の料金プランによって決まります。通話料はあくまで契約内容に依存します。お使いの番号が070であっても、かけ放題プランに加入していれば通話料は定額ですし、従量課金制プランであれば話した分だけ料金が発生します。

 

・着信時の通話料

070から始まる番号から電話がかかってきた場合、着信を受けた側(あなた)に通話料は一切かかりません。これは日本の携帯電話の基本的なルールであり、090や080の番号から着信があった場合と全く同じです。安心して電話に出られます。

 

070で始まる電話番号の発信者は誰?現在の使われ方

070で始まる電話番号を使用しているのは一般の個人や法人です。携帯電話を新規契約する際に割り当てられるため幅広く使用されています。基本的には、090や080で始まる番号と同じ使われ方をしていると捉えて良いでしょう。

ただ、既に090や080の番号を使用している人の場合には、わざわざ電話番号を変更する人は少ないでしょう。携帯電話番号ポータビリティサービスがあるため、キャリアを変更する際にも、電話番号を変更する必要はありません。そのため、個人の場合には、新しく携帯電話を契約することになる比較的若い人が070で始まる電話番号を使用していることが多いです。

法人の場合には、社員が増えた場合などに追加で携帯電話を契約することがあります。そのため、最近設立された法人だけでなく、古くからある法人でも、070で始まる電話番号を使用していることは多いです。

 

070で始まる電話番号からの着信は怪しい?

070で始まる電話番号から着信があると、怪しいと感じてしまう人もいるでしょう。携帯電話の番号で090や080の番号と基本的に同じであるため、特に怪しむ必要はないはずです。では、070で始まる電話番号だけ警戒されやすい理由を見ていきましょう。

 

なぜ090や080よりも警戒されるのか

携帯電話の番号といえば090と080で始まる番号をイメージする人が多いです。090と080で始まる番号は、070で始まる番号よりも前から携帯電話で使用されてきました。070で始まる番号はあまり見慣れないというのが実情です。070で始まる電話番号が携帯電話で使用されるようになってからも、090と080番号は以前と同じように使われています。070で始まる電話番号を見かける機会は少ないため、警戒してしまう人もいるでしょう。

また、通信会社によっては、携帯電話番号を新規取得する際に原則として070で始まる電話番号が割り当てられるところもあります。主に相対的に料金の安い通信会社の場合に多いです。そのため、携帯電話を大量に契約する業者によって取得しやすいことも、警戒される理由のひとつといえます。ただし、同じ通信会社でプランも同じ場合には、070で始まる電話番号でも090や080で始まる電話番号と料金は変わりません。

 

営業電話や詐欺電話に使われることも

070で始まる電話番号が営業電話で使われていることも少なくありません。最近では携帯電話を安く利用できるプランを設けている通信会社も増えてきました。営業用に新規で大量に携帯電話を契約する業者も多く、070で始まる電話番号が割り当てられることも多いです。実際に070で始まる電話番号からの着信を受けて営業電話だったという経験をしたことがある人もいるでしょう。

通常の営業電話なら断れば済みますが、中には詐欺電話に使われるケースもあります。個人だけでなく企業を狙った詐欺電話もあるため注意が必要です。

ただ、迷惑電話や詐欺電話に使われる可能性があるのは、070で始まる電話番号に限ったことではありません。090や080の番号が迷惑電話や詐欺電話に使われることもあります。しかし、070で始まる電話番号はあまり見慣れないため、どうしても怪しいイメージが先行しやすいのです。

 

怪しい着信の対処法

070で始まる電話番号から怪しい着信があった場合の対処法を見ていきましょう。

 

電話番号をWebで調べる

知らない番号から着信があった際に、最も手軽で有効な初動対応が、その電話番号をインターネットで検索してみる方法です。すぐに折り返さず、まずはGoogleやYahoo!などの検索エンジンに番号を入力し、発信元がどのような相手なのか情報を集めましょう。

検索の結果、発信元が企業や店舗であれば公式サイトが表示され、安心して折り返すことができます。一方で、迷惑電話の場合は「不動産の営業だった」「悪質な勧誘」といった口コミ情報が専門サイトで見つかるかもしれません。もちろん、個人の番号であれば情報は何も出てこないことがほとんどです。しかし、検索して得られた情報を判断材料の一つとすることで、その電話にどう対応すべきか(折り返す、無視する、着信拒否するなど)を冷静に決める手助けになります。不安を感じたら、まず検索する習慣をつけましょう。

 

明確に断る

怪しい着信の多くは、何かしらの商品やサービスを進めて契約するように迫ってきます。はっきりと断らないとなかなか電話を切ってくれません。そのときは電話を切っても、後日再びかかってくる可能性があります。そのため、悪質な営業電話や詐欺などの怪しい着信に対しては、明確に断るようにしましょう。

 

自動音声応答システムを導入する

怪しい着信が多い場合には、自動音声応答システムを導入するのも効果的です。自動音声応答システムがあれば、社員が電話の一次対応をせずに済むため、時間のロスを防止できます。怪しい内容の電話をかけている側にとっては用件の選択などの手間がかかるため、諦めてくれることも多いです。

 

早めに電話を切る

怪しい着信の中には、個人情報や機密情報を聞き出そうとするものもあるため注意が必要です。社員の個人情報や自社内部の情報などは漏らさないようにしましょう。怪しい電話をかけてくる業者は情報を聞き出すのが上手です。あまり長く話してしまうと、うっかり個人情報や機密情報をしゃべってしまう危険性もあります。そのため、怪しいと感じたら、長々と話さずにすぐに切ることが大切です。

 

怪しい電話の対処に困ったら

企業の代表電話や個人事業主の番号宛てに、しつこい営業電話や不審な070番号からの着信が頻発すると、本来の業務が妨げられてしまいます。「もしかしたら重要なお客さまかもしれない」という心理を突く営業手法も増えており、精神的な疲弊を感じる方も少なくありません。

こうした課題は、個人の注意力に頼るのではなく、最新の電話システムの力を借りて仕組みで解決するのが最も効率的です。例えば、クラウドPBXサービスである「ナイセンクラウド」を活用すれば、迷惑電話への対応コストを劇的に削減できます。以下に、迷惑電話対策として特に有効な3つの機能を紹介します。

 

IVR(自動音声応答)によるフィルタリング機能

IVRとは「お電話ありがとうございます。〜の方は1番を、それ以外の方は2番を押してください」といった自動ガイダンスを流す機能です。この機能を導入するだけで、以下のようなメリットを享受できます。

 

・機械的な一斉発信を遮断

オートコールシステムによる自動発信電話は、番号入力を求めた時点で通話が切断される仕組みが多いため、社員の元に電話が届く前に排除可能です。

・心理的なハードルを設置

氏名や要件を録音させるステップを挟めば、身元を隠したい悪質な勧誘業者はその時点で通話を諦める傾向にあります。

・受電の優先順位付け

既存顧客専用の番号と新規の窓口を分ける運用により、重要度の高い着信を優先して取り次げます。

 

強力な着信ブロックとブラックリスト管理

特定の070番号や、しつこい勧誘を繰り返す業者に対しては、システム側で着信を拒否する設定が有効です。ナイセンクラウドでは、以下のような柔軟なブロック設定が行えます。

機能名 具体的な活用方法
特定番号拒否 迷惑電話と判明した070番号を即座にブラックリストへ登録し、二度と鳴らさない設定にします。
非通知着信拒否 番号を隠してかけてくる不審な電話を一括で遮断し、応答の手間を省きます。
時間外アナウンス 業務時間外や深夜の着信に対し、自動で「現在は受付時間外です」という音声を流して対応を終了させます。

 

場所を選ばない応答と発信元情報の共有

クラウドPBXの最大の特徴は、インターネット環境さえあれば、オフィスにいなくてもスマートフォンのアプリで会社番号の発着信ができる点にあります。

 

・スマホで着信を確認

外出中やテレワーク中でも、着信画面に相手の番号が表示されます。電話帳に登録のない不審な070番号であれば、その場で出ないという選択が可能です。

・全社での情報共有

誰か1人が「迷惑電話」と判断して登録した情報は、クラウドを通じて全社員の端末へ即座に共有されます。別の担当者が同じ番号からの電話に出てしまい、時間を無駄にするリスクを防げます。

・発信元情報の表示

Web上のデータベースと連携し、着信時に企業名や発信元情報を画面に表示させる仕組みも構築可能です。

 

「070番号からの着信は多いけれど、取引先かもしれないから無視できない」というジレンマに悩んでいる方は、こうした利便性の高い機能を備えた電話環境の導入を検討してみてはいかがでしょうか。不審な電話に振り回される時間を最小限に抑え、本来集中すべき業務に集中するための大きな助けとなるはずです。

 

まとめ

070で始まる電話番号は2013年から携帯電話に割り当てられるようになった番号で、怪しいものではありません。しかし、見かける機会が少なく業者が営業電話などに使用していることもあるため、怪しいと感じてしまう人は多いです。基本的には090や080で始まる電話番号と同じように対応して問題ありません。悪質な営業電話や迷惑電話などの場合には、明確に断り、早めに電話を切るようにしましょう。