06の固定電話番号を転送する方法は?コストを下げる方法も紹介
テレワークなどの多様な働き方ができるようになった現在、オフィス外でも電話対応ができる方法が求められています。一般的な固定電話の場合、転送機能を利用する方法があります。06や03などの固定電話番号を転送するには、どのように申し込めばいいのでしょうか。本記事では、固定電話番号の転送方法やコストを下げる方法などをご紹介します。
06番号を転送する方法
「06」は大阪府に割り当てられている市外局番です。大阪府の他、兵庫県の尼崎市なども含まれています。064や066などから始まる電話番号は、大阪府の番号だと思っていいでしょう。では、06番号のような固定電話にかかってきた電話は、どのように転送すればいいのでしょうか。ここでは、主な方法を3つご紹介します。
転送サービスを使う
1つめは転送サービスを使う方法です。固定電話あてに着信した通話を、設定しておいた別の固定電話や携帯電話に転送することが可能です。オフィスを留守にしている時でも、オフィスにかかってきた電話に出ることができます。
ただし、転送サービスの利用には料金が必要です。そのため、転送する回数の多い企業の場合、コストが増えてしまう可能性があります。
外線転送を使う
2つめは、外線転送を利用する方法です。固定電話の外線転送は、会社にかかってきた電話を、外出している社員の携帯電話につなげる機能です。外出先の社員に即座に転送できるため、顧客を待たせることがありません。転送中の料金は必要ですが、すぐに応対ができるのが特徴です。
クラウドPBXを利用する
3つめは、クラウドPBXを利用する方法です。クラウドPBXとはビジネスフォンに必須なPBXをクラウド上で管理できるシステムです。同じサービスを利用している者同士は内線扱いになるため、通話料金が必要ありません。また、パソコンやスマホなど、さまざまなデバイスで使えるのが特徴です。このため、外出中やテレワーク中でも、内線機能で電話転送を受けられるようになります。
固定電話・携帯電話の転送サービス
固定電話や携帯電話で利用できる転送サービスには、以下のようなものがあります。
固定電話
・ボイスワープ
ボイスワープは、NTT(東日本・西日本)が提供しているサービスです。かかってきた電話を、あらかじめ設定しておいた電話番号に転送できます。利用するには、NTTに申し込む必要があるので、NTT東西のうち、対応しているエリアで申し込みを行います。
・Softbank 多機能転送サービス
多機能転送サービスは、着信した通話を、指定された別の電話番号に転送するサービスです。契約電話回線やリモートコントロールで、転送の開始、停止、変更が可能です。着信転送時の通話料金は、転送元に請求されます。
・KDDI 着信転送
auひかり電話やホームプラス電話に着信があった時に、あらかじめ設定した転送先に接続してくれるサービスです。無条件転送、話中転送、スケジュール転送などの機能を利用することができます。
携帯電話
・携帯電話会社のオプション
携帯電話各社は、オプションサービスとして転送サービスを提供しています。無条件転送や無応答転送などに対応しており、NTTドコモ、KDDI、Softbankなどの大手の携帯電話会社も提供を行っています。
・リモートコールバック
リモートコールバックは、外出先からスマホなどを使い、会社の電話番号に電話をかけると、自動でコールバックしてくれるサービスです。コールに応答した後に、発信したい電話番号を入力すれば、会社の電話回線を使って通話ができるのが特徴です。
リモートコールバックを使用した場合、また、相手には会社の代表電話番号が表示されます。また、会社の固定電話からの発信にカウントされるため、携帯電話の通話料は不要です。
転送料金を削減したいならクラウドPBXがおすすめ
転送料金を少しでも削減したいと考えているなら、クラウドPBXの導入がおすすめです。クラウドPBXとは、PBXをクラウド上に設置できるサービスです。クラウドPBXは、厳密にいえば、転送料金を削減するのではなく、「転送機能を利用する必要がない」のが大きな特徴です。
クラウドPBXは、同じサービスを利用している機器同士は内線扱いになります。転送ではなく内線同士の会話になるため、料金がかかりません。さらに、インターネット回線を利用しているので、複数の拠点やテレワーク中の社員など、離れた場所にいる人同士もつなぐことができます。また、スマホからも利用できるので、外出や出張の多い企業にも大きなメリットとなるでしょう。さらに、従来のビジネスフォンよりも低コストで利用できるのも魅力です。
クラウドPBXを利用して転送するメリット・デメリット
ここでは、クラウドPBXを利用するメリット・デメリットについてご紹介します。
メリット
・転送料金が無料
クラウドPBXを用いると、転送料金が不要になります。従来の転送サービスを使う際のオプション料金が不要になるため、コストを削減できます。特に電話を転送する機会が多い職種の場合、クラウドPBXの恩恵を受けやすいでしょう。さらに、クラウドPBXを利用している端末同士であれば、国際電話も無料です。そのため、海外に拠点のある企業や海外取引が多い企業にもおすすめといえます。
・会社番号で発信可能
クラウドPBXなら、どのデバイスからでもでも会社番号を使って発信することができます。たとえば、スマホの電話番号は、「090」「080」「070」などが割り振られています。個人で使うには問題ありませんが、ビジネスで使う場合は個人の電話番号か企業の電話番号か区別しにくいため、どうしても信用度が落ちてしまいます。
そのため、スマホからでも固定電話番を使えるクラウドPBXを導入する企業が増えています。クラウドPBXを利用してスマホで発着信できれば、外出中や自宅など、どこにいても会社の電話番号を使用した電話対応が可能です。
従来のオフィスに置いて使うタイプのPBXの場合、固定の電話機しか使用できませんでした。クラウドPBXならインターネット回線を利用するため、スマホやタブレット、パソコンなどの端末もビジネス用の電話として利用できます。
・さまざまなデバイスが使える
インターネット回線につながっていれば、ほぼデバイスの制限はありません。出張先や外出先、テレワーク中の自宅など、さまざまな場所で、電話対応が可能になります。インターネット環境が整っていれば、海外との通話も可能です。海外との取引やテレワークなどの新しい働き方に対応することが可能になります。これにより、ビジネスチャンスを逃すことが少なくなるでしょう。
・個人事業主にも向いている
個人事業主など、電話対応する人員がいない場合は、クラウドPBXを使えば私用のスマホをビジネスフォン化できます。プライベートの番号を仕事で使わなくても良くなるため、仕事とプライベートでメリハリをつけられるでしょう。さらに、固定電話番号を設定すれば、連絡手段を一本化できます。
・転送設定も柔軟にできる
クラウドPBXは柔軟な転送設定が可能です。たとえば、従来の転送サービスの場合、複数の端末を設定することはできませんでした。クラウドPBXなら、複数の転送先を設定できるので、部署やチーム全員への転送も可能です。
また、スマホからスマホへの転送も可能になるため、固定電話が不要になるでしょう。さらに、IVR(自動音声応答機能)を使えば、営業時間外や休日は自動音声案内に切り替えることができるため、時間帯や曜日に応じた対応ができます。
さらに、社員の多く複数の拠点に所属しているなど、社員同士が離れた場所にいても、柔軟に対応できるようになります。
デメリット
・インターネット環境に影響される
クラウドPBXは、インターネット回線を用いるため、インターネット環境に影響されてしまいます。電波状況や回線状況が整っていないと、通話品質が下がる恐れがあります。このため、ビジネスで利用する際には、まずインターネット環境を整える必要があるでしょう。
・発信できない番号がある
クラウドPBXは、一部の電話番号にかけることができません。たとえば、110番や119番には位置情報が取得できないので、発信自体が不可能です。こうした番号に発信したい場合は、固定電話かスマホのキャリア回線を使う必要があるでしょう。
・ランニングコストが必要
クラウドPBXは初期費用を大幅に抑えることができますが、月額料金が必要です。月額料金は、機能の多さや利用人数に応じて高くなる傾向にあります。このため、月額料金を含めたランニングコストが、従来の固定電話と比較して安くなるのか高くなるのか検討しておく必要があります。
ただし、社員の出張や外出、テレワークなどが多い場合は、コストが少々高くても利便性などの面でメリットの方が上回る可能性もあるでしょう。さらに、クラウドPBXは自社の規模に合わせて必要な分だけ契約できるため、無駄を抑えることができるでしょう。
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ナイセンクラウドは、パソコン、電話機、スマホなどにも対応しており、既にお手元にある端末を活用してご利用いただけるクラウドPBXです。06など全国の市外局番はもちろん、050番号や0120・0800のフリーダイヤルに対応しています。日本マーケティングリサーチ機構調べにおいて「テレワークに役立つサービス」「信頼と実績のクラウドPBX」「経営者が選ぶ電話サービス」において1位に選ばれています。
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06の固定電話番号の転送方法を知ろう
06などの固定電話番号は、一般的に固定電話で取得することができます。ただし、固定電話はオフィスを留守にすることの多い小規模企業や、営業職など外出中の社員に取り次ぎたい企業にとって、不便な面もありました。そこで利用されているのが、転送機能です。転送機能にはさまざまな種類がありますが、多くの場合料金が必要でした。これをクラウドPBXに変えることにより、同じサービスに加入している者同士は、内線で会話することができます。転送する機会の多い企業やテレワークなどを導入したい企業にとって、非常に適したサービスといえるでしょう。転送機能をもっと効率化させたいと悩んでいる企業は、導入を検討してみてはいかがでしょうか。