プラスから始まる電話番号はどこから?詐欺?対処方法も解説

2025年12月19日お知らせ・その他

着信があって相手の電話番号を見てみると、プラスの記号(+)から始まる電話番号が表示されていた、という経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

通常、日本の電話番号は「0」から始まるため、不審に感じる方も少なくありません。しかし、重要な電話である可能性もあり、出るべきかどうか迷うこともあるでしょう。

本記事では、プラスから始まる電話番号から着信があった場合の対処方法を解説していきます。

 


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プラスから始まる電話番号はどこから?

プラスから始まる電話番号は、ほとんどが海外からの発信です。

国際電話では、通常の電話番号の前に「国際電話識別番号(+)」を付ける必要があります。この国際電話識別番号はプラスのことで、それに続く1〜3桁の数字が発信先の国を表します。例えば、日本に発信するなら「+81」です。

国際電話識別番号を付けて発信すると、相手のナンバーディスプレイには発信元の国際電話識別番号が表示されます。

このような仕組みのため、知り合いが海外にいる場合などにはプラスから始まる電話番号から電話がかかってきても、特に問題はありません。海外と取引関係にある企業の場合も同様です。

また、プラスから始まる電話番号が表示されるのは着信だけではありません。SMSを受信する際に表示される電話番号にもプラスで始まる電話番号が表示されることがあります。表示される仕組みは、着信の時と同様です。

 

国内からの電話でもプラスから始まる電話番号になるケースがある

プラスで始まる電話番号からの着信でも、その全てが海外から発信されているものとは限りません。国内から発信されている電話でも、プラスから始まる電話番号が表示されるケースもあります。

国内から国内へ発信するのであれば、国際電話識別番号は不要です。ただし、仮に国際電話識別番号を付けても国内から国内への発信は問題なく可能です。

通常、国内から国内へ電話をかけるのに、わざわざ国際電話識別番号を付ける人はほとんどいませんが、まれに自動的に付加されることがあります。例えば、国際ダイヤルアシスト機能により、意図せず国際電話識別番号付きで発信してしまうことがあります。

また、「+81」が付いている電話番号から着信があったとしても、日本国内から発信しているとは限りません。国内の通信業者と契約しているスマホを使用している場合には、発信場所にかかわらず日本の国際電話識別番号「+81」が表示されます。これは、国内のスマホを海外に持ち出して日本に電話をかけた場合によく見られます。

 

国内で「+81」から始まる電話番号が着信表示されるケースについて詳しくはこちらの記事も併せてご覧ください。

https://naisen-telework.jp/glossary/plus-81/

 

プラスの後に付く番号は「国番号」

プラスの後に続く1〜3桁の数字は「国番号」と呼ばれるもので、全世界の国や地域ごとに番号が割り当てられています。

地理的に近い国や地域は、国番号も近い数字が割り当てられているケースが多く、アメリカとカナダのように異なる国でも同じ国番号が割り当てられているケースもあります。

 

主な国番号の例

主な国番号の例を挙げると次の通りです。

 

・アメリカ:+1

・カナダ:+1

・ロシア:+7

・日本:+81

・韓国:+82

・中国:+86

・イギリス:+44

・ドイツ:+49

・香港:+852

 

プラスから始まる電話番号からの電話は詐欺?

プラスから始まる電話番号をあまり見慣れていない人にとっては、着信番号として表示されると警戒するでしょう。詐欺の電話なのではないかと思ってしまう人も多いかもしれません。

実際に、国際電話が詐欺に悪用されるケースは少なくありません。国内の電話番号を取得するには本人確認が必要ですが、海外の電話番号なら本人確認なしで取得できるものもあるためです。

それでも、プラスから始まる電話番号だということだけで一概に詐欺だと決めつけることはできません。きちんとした用事があって、海外から国内に電話をかける人もいます。ただ、その場合は、取引先や知り合いなど何かしらの心当たりがあるはずです。何も心当たりがなければ警戒しておきましょう。

国際電話を利用した詐欺の手口としては、架空請求やワン切りなどが挙げられます。ここでは代表的なものを紹介します。

 

架空請求

架空請求は実際には利用していないサービスの料金を請求するという内容の詐欺です。大手企業の名前を騙って行われているケースもあります。電話に出ると「利用したサービスの料金が未納である」などと不安を煽るような内容を伝えられ、言われるがままに料金を支払ってしまうと、取り返すことはほぼできません。

国内の電話番号の場合には発信元の特定が容易なため、特定しづらい海外の電話番号が利用されています。

 

ワン切り詐欺

ワン切り詐欺とは、発信してからすぐに電話を切ることで、相手からの折り返しを誘う手口です。着信側では電話のコール音が1回だけ鳴るくらいで切れるため、ほとんどの場合で出る前に切られてしまいます。しかし、着信履歴には発信元の電話番号が残り、それをもとにして折り返し電話をかけさせるのが犯人の狙いです。

国際電話のため折り返してしまうと、高額な通話料金が発生します。自動音声ガイダンスなどを使って、意図的に通話時間を引き延ばすケースも多く見られます。

国際電話を使ったワン切り詐欺の多くは、悪意のある発信者と海外通信事業者が共謀して行っています。高額な通話料金の一部が、海外の通信会社に分配されるという仕組みです。

また、ワン切り詐欺に一度引っかかってしまうと、その後も繰り返しワン切り詐欺の電話がかかってくる可能性があります。

 

プラスから始まる電話番号からの電話の対処法とは

プラスから始まる電話番号による詐欺に引っかからないようにするための対処法を見ていきましょう。

 

心当たりがなければ無視する

国内だけで事業を営んでいる企業であれば、国際電話がかかってくることはそう多くありません。そのため、覚えのないプラスから始まる電話番号からの着信には、安易に応答しないのが賢明です。電話に出なければ、架空請求をされることはありません。

また、こちらから折り返すのも避けましょう。

 

電話番号を調べてみる

着信を無視してみたものの、気になってしまう人もいるかもしれません。そのような場合には、電話番号をインターネットで検索して確認しましょう。詐欺に使われている電話番号の場合は、被害内容や注意喚起などの情報が見つかることもあります。必ずしも正しい情報とは限りませんが、ある程度参考にはできるでしょう。

 

着信拒否設定

着信拒否設定をすると、特定の電話番号からの着信を受け付けないようにできます。着信音も鳴らないため、業務が中断されてしまうこともありません。通信会社のサービスを利用した設定と電話機の機能を利用した設定方法がありますが、電話機の機能の方なら費用もかかりません。

 

国際電話利用契約の利用休止申請

国際電話利用契約の利用休止申請を行うと、国際電話そのものが利用できなくなります。着信拒否設定と違って、プラスで始まる電話番号を一律で受け付けなくすることが可能です。国際電話を利用する予定がなければ、この方法が有効ですが、国際電話を利用する機会がある場合には、別の方法で対処しましょう。

 

誤って電話に出てしまった場合の対応

プラスから始まる不審な電話に、うっかり出てしまう場合もあるでしょう。その際は、慌てず冷静に対処することが最も重要です。

 

すぐに電話を切り、応答しない

電話に出てしまった瞬間に、以下のような違和感を覚えたら、すぐに電話を切ってください。

・知らない番号からの着信だった

・国際電話の自動音声ガイダンスが流れた

・相手の日本語が片言である

詐欺グループは、応答した相手の声を録音し、別の詐欺に利用する可能性も指摘されています。何かを尋ねられても、安易に応じるのは危険です。

 

個人情報は絶対に伝えない

例え相手が何らかの質問をしてきても、以下の情報は決して口にしてはいけません。

・「はい」「いいえ」といった単純な返事(音声録音のリスク)

・ご自身の名前や住所

・家族構成や勤務先

・現在地や今後の予定

これらは全て、詐欺師が次の攻撃に利用するための重要な個人情報とされています。

 

不安を煽る手口に注意する

特に注意が必要なのは、相手の不安を煽って正常な判断を奪おうとする、以下のような典型的な手口です。

・「サイトの未納料金がある」

・「訴訟(裁判)が起きている」

・警察官や銀行員を名乗る

・大手IT企業(マイクロソフト、アップルなど)のサポートセンターを名乗る

これらは、金銭をだまし取るための典型的な手口です。身に覚えがなければ、即座に電話を切りましょう。

 

相手の指示には絶対に従わない

犯人側から「操作方法を案内します」や「確認のためにWebサイトにアクセスしてください」などと指示されるケースもありますが、絶対に指示に従わないでください。その指示に従うと、以下のような被害に遭う危険性が高まります。

・遠隔操作ソフトをインストールさせられ、スマートフォンやPCを乗っ取られる

・偽のログイン画面(フィッシングサイト)に誘導され、IDやパスワードを盗まれる

・銀行口座情報やクレジットカード情報を入力させられ、金銭が盗まれる

 

万が一、情報を伝えてしまった場合の対処法

もし、相手の口車に乗せられてしまい、重要な情報を伝えてしまった場合は、被害が拡大する前に迅速な行動が必要です。

 

・クレジットカード情報(番号、有効期限、セキュリティコード)を伝えた場合

直ちに該当するクレジットカード会社の紛失・盗難窓口へ連絡し、カードの利用停止手続きを行ってください。

 

・銀行口座情報(暗証番号など)を伝えた場合

すぐに取引銀行の緊急連絡先に電話し、口座の差し止め(利用停止)を依頼しましょう。

 

企業において迷惑電話を撃退する方法とは?

個人のみならず、企業活動においても国際電話を利用した詐欺や迷惑電話は深刻な問題です。

 

企業が直面する迷惑電話のリスク

業務用の電話番号はWebサイトや広告などで公開されていることが多く、個人の電話番号よりも迷惑電話のターゲットになりやすい傾向があります。不審な電話に対応することで、以下のようなリスクが発生します。

・本来の業務が中断され、生産性が著しく低下する

・電話対応を行った社員が詐欺の被害に遭う

・重要な回線がふさがり、顧客からの入電を逃してしまう

 

こうした事態を防ぐには、個人の対策とは異なる、組織的なシステム導入が有効です。

 

対策1:クラウドPBXによる着信拒否

近年、多くの企業で導入が進んでいるのが、「クラウドPBX(Private Branch Exchange)」と呼ばれるインターネット回線を利用した電話システムです。

これは、従来のオフィスに専用機器(主装置)を設置するビジネスフォンとは異なり、クラウド上で電話交換機能を利用するサービスです。多機能で柔軟な設定が可能なため、迷惑電話対策に大きな効果を発揮します。

 

クラウドPBXの主な迷惑電話対策機能

・特定の国番号からの着信を一括拒否

「+1」や「+44」など、業務上不要な特定の国番号からの国際電話をまとめてブロックできます。

 

・非通知設定の電話を自動ブロック

発信者番号を隠している電話を、自動的に着信拒否に設定可能です。

 

・迷惑電話リストの共有・登録

一度かかってきた迷惑電話の番号をリストに登録すれば、以降は会社全体でその番号からの着信を拒否できます。

 

これらの機能を活用することで、個々の社員が都度対応する必要がなくなり、会社全体で効率的に迷惑電話をシャットアウトできます。

 

対策2:IVR(自動音声応答)によるフィルタリング

クラウドPBXの機能と併せて活用したいのが、「IVR(Interactive Voice Response:自動音声応答)」です。これは、「〇〇の方は1番を、△△の方は2番を押してください」といった、おなじみの自動音声案内システムを指します。

IVRを導入すると、着信時にまず音声ガイダンスが流れます。この「ワンクッション」が、迷惑電話の撃退に非常に有効です。

 

IVR導入のメリット

・ワン切り電話の撃退

相手が応答するかどうかだけを確認する「ワン切り電話」は、音声ガイダンスが流れた時点で目的を果たせないため、切断されます。

 

・ロボコール(自動発信)対策

音声案内に従って番号ボタンを押す操作ができない、自動発信型の迷惑電話(ロボコール)の多くを初期段階でふるい落とせます。

 

このように、IVRは人間が応答する前の「フィルター」として機能し、社員が不審な電話に直接出てしまう機会を大幅に減らせるのです。

 

システムと社員教育の両輪で対策を

もちろん、高機能なシステムを導入するだけでは万全ではありません。システム導入と並行して、社員教育も不可欠です。

・不審な電話への対応マニュアルを整備する

・「部署名や氏名を安易に名乗らない」といったルールを徹底する

・不審な電話を受けた際は、すぐに電話を切り、担当部署(情報システム部や総務部)に報告するフローを確立する

こうしたITシステムによる技術的な防御と、社員の防犯意識を高める人的な対策を組み合わせることで、企業は迷惑電話による業務妨害や金銭的被害を最小限に抑えることが可能になるでしょう。

 

IVR機能で対策可能!クラウドPBXならナイセンクラウド

ナイセンクラウドは、パソコン、電話機、スマホなどにも対応しており、既にお手元にある端末を活用してご利用いただけるクラウドPBXです。03や06などの全国の市外局番はもちろん、050番号や0120・0800のフリーダイヤルに対応しています。

ナイセンクラウドは、迷惑電話対策で紹介した方法のうち「特定の国からの国際電話の一括ブロック」には対応しておりませんが「IVR機能」に対応しており、迷惑電話対策としても有効です。

 

詳しい機能については次の動画やサービスサイトをご覧ください。

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また、2台のスマホで固定電話番号を利用することに特化した「スマコテ」もございます。ナイセンクラウドの機能を小規模に導入できるスマコテで使い勝手や機能を試し、必要に応じてナイセンクラウドに切り替えることも可能です。

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まとめ

プラスから始まる電話番号は国際電話です。ほとんどは海外から発信されていますが、国内からの発信でも「+81」付きの番号が表示されることがあります。海外からの発信は、プラスの後の数字で具体的な国や地域を特定可能です。

国際電話というだけで直ちに怪しいとは断定できませんが、詐欺に利用されるケースも少なくありません。心当たりがなければ出ないのが無難です。折り返すのも避けましょう。頻繁に着信がある場合は、着信拒否や国際電話の利用休止を検討しましょう。