フリーダイヤルの通話料はどれくらい?料金を抑える方法も解説

フリーダイヤルは、発信者ではなく、着信側に料金を支払うシステムです。発信者側が料金を負担しなくてすむため、企業の問い合わせ窓口やコールセンターなどでよく用いられています。今後導入を考えている企業は、フリーダイヤルにかかるコストがどれくらいなのか気になる方も多いのではないでしょうか。本記事では、フリーダイヤルの料金の仕組みや通話料金と導入料金、フリーダイヤルのメリット、料金を抑える方法などをご紹介します。
フリーダイヤルの通話料の仕組み


フリーダイヤルは、「0120」から始まる電話サービスで、発信者ではなく、着信者が料金を負担する仕組みです。そのため、問い合わせ窓口やコールセンターなど、受電業務が多い企業で用いられることが多いです。「フリーダイヤル」という名称は、NTTコミュニケーションズの商標のため、NTT以外が提供するサービスの場合は別の名称で呼ばれていますが、仕組みはフリーダイヤルと同様です。
フリーダイヤルの番号は、新たに回線を引くのではなく、既存の固定電話番号に紐づけるオプションサービスとなります。そのため、フリーダイヤルを利用する場合は、必ず固定電話番号も必要になります。フリーダイヤルは、以下のような順番で接続されます。
1.発信者がフリーダイヤルに電話をかける
2.NTTの電話交換機につながる
3.電話交換機がフリーダイヤル番号に紐づけされた固定電話番号を探す
4.固定電話番号に転送される
5.着信者が応答し通話が開始する
フリーダイヤルの料金表
続いて、実際のフリーダイヤルの通話料について見ていきましょう。
掲載しているのはいずれもNTTコミュニケーションズのフリーダイヤルを利用した場合の料金です。
通話料(一般回線でフリーダイヤルを契約した場合)
| 通話料金(全国一律) | 3分(180秒)あたりの通話料金 | |
| 一般回線など固定端末から着信 (NTTコミュニケーションズの050IP電話・IPVoice回線(050番号帯)、他社の050IP電話含む) |
8.5円(税込9.35円)/180秒 | 8.5円(税込9.35円) |
| 携帯電話から着信 (衛星携帯・自動車電話、衛星船舶電話含む) |
10円(税込11円)/20秒 | 90円(税込99円) |
| 公衆電話から着信 | 30円(税込33円)/60秒 | 90円(税込99円) |
参考:https://www.ntt.com/business/services/voice-video/freedial-navidial/freedial/price.html
フリーダイヤルの導入料金
フリーダイヤルには基本サービス料金とオプションサービス月額料金、そして導入時に工事費が必要です。
基本サービス料金(税込)
| プラン1 | フリーダイヤル番号ごとに2,200円 |
| プラン2 | 契約回線数ごとに1,100円 |
オプションサービス月額使用料
| 機能名 | 月額使用料 | 備考 | |
| 発信端末拒否 | 無料 | ||
| 発信地域指定 | 無料 | ||
| 通話量設定 | 無料 | ||
| ウィスパー | 無料
入力結果通知のみ契約回線数ごとに1,100円 |
本サービスを契約している着信先電話番号のすべての契約回線に契約が必要 | |
| ACDグループ | 無料 | ||
| 回線数変更 | 無料 | ||
| ダイヤルイン回線数管理 | 無料 | ||
| コールフロー変更 | 無料 | ||
| 受付状態変更 | 無料 | ||
| カスタマーコントロール | 無料 | ||
| 発信端末種別ルーティング | フリーダイヤル番号ごとに1,800円(税込1,980円)
(4つのルーティングを利用可能) |
||
| 発信地域ルーティング | |||
| 発信局番ルーティング | |||
| 発信電話番号ルーティング | |||
| 入力指示ルーティング | プッシュボタン信号 | 着信先電話番号ごとに1,100円 | フリーダイヤル・インテリジェントサービスをご契約しているすべての着信先電話番号に契約が必要 |
| プッシュボタン信号+音声認識(数字) | 着信先電話番号ごとに1,100円
および、契約回線数ごとに1,100円 |
フリーダイヤル・インテリジェントサービスをご契約しているすべての着信先電話番号にご契約が必要
および、フリーダイヤル・インテリジェントサービスをご契約しているすべての着信先電話番号の契約回線に契約が必要 |
|
| 音声認識(数字) | |||
| 音声認識プロンプトルーティング | 着信先電話番号ごとに1,100円および、契約回線数ごとに1,100円 | ||
| 受付先変更 | フリーダイヤル番号、着信先電話番号、またはACDグループごとに1,540円
(2つのサービスをご利用になれます) |
||
| 時間外案内ガイダンス | |||
| 話中時迂回 | 着信先電話番号またはACDグループごとに1,760円(フリーダイヤル・インテリジェントサービスでは、4つのサービスを利用可能 | 迂回元ごとにご契約が必要 | |
| 話中時ガイダンス | |||
| 無応答時迂回 | |||
| 無応答時ガイダンス | |||
| 話中時待ち合わせ | 着信先電話番号ごとに1,650円 | ||
| 接続先案内ガイダンス | フリーダイヤル番号または着信先電話番号ごとに330円 | ||
| オリジナルガイダンス | 一部オリジナルガイダンス:フリーダイヤル番号ごとに330円
全文オリジナルガイダンス:フリーダイヤル番号ごとに990円 |
フリーダイヤル・インテリジェントサービスでは一部オリジナルガイダンスは提供されていない。 | |
| オリジナルガイダンス登録 | フリーダイヤル番号ごとに2,200円 | ||
| サービス番号通知 | 着信先電話番号ごとに990円 | ||
| 迷惑電話おことわりタイプI | 着信先電話番号ごとに1,100円 | ||
| 迷惑電話おことわりタイプII | フリーダイヤル番号ごとに33,000円 | ||
| エージェント管理 | 着信先電話番号ごとに1,100円 | ||
| メッセージ蓄積 | 1契約ボックスごとに1,650円 | ||
| バックアップサービス | 着信先電話番号ごとに1,100円 | ||
| トラフィックレポート作成ツール | フリーダイヤル番号ごとに3,300円 | ||
| SMS送信サービス | 1サービス番号あたり11,000円 | ||
| オリジナルガイダンス作成 | フリーダイヤル番号ごとに1,210円 | ||
工事費(税込)
| 工事区分 | 工事費 | 備考 |
| サービス番号設定工事費 | フリーダイヤル番号ごとに1,100円 | フリーダイヤル番号単位またはACDグループ単位でのご契約の場合に適用 |
| 着信電話番号設定工事費 | 着信先電話番号ごとに1,100円 | 着信先電話番号単位でのご契約の場合に適用 |
フリーダイヤルのメリット
フリーダイヤルは企業側に大きなコストがかかりますが、コストをかけてでもフリーダイヤルを利用するメリットがあります。ここでは、主な導入メリットについてご紹介します。
顧客が心理的に電話をかけやすい
フリーダイヤルは着信者が料金を負担する仕組みのため、顧客が心理的に顧客が電話をかけやすいでしょう。そのため、問い合わせ窓口やコールセンターなど、受電業務が多い場所で使われることが多いです。
また、フリーダイヤルは、1985年にサービスを開始した歴史あるサービスです。知名度も高いため、「無料だからかけやすい」と思ってもらいやすいでそう。NTTコミュニケーションズによると、顧客の認知度は90.5%と非常に高く、フリーダイヤルがどのような電話番号か理解している人が多くなっています。さらに、電話に関するコストを企業側が負担してくれるということは、「顧客のことを考えてくれている」というイメージに結びつくため、企業のイメージアップにもつながります。
顧客に電話番号を覚えてもらいやすい
顧客に電話番号を覚えてもらいやすいのも、メリットでしょう。フリーダイヤルは、「0120+6桁の電話番号」ですが、先頭は0120でどの番号も変わりません。そのため、あとの6桁だけを覚えてもらえたらいいので、記憶に残りやすいでしょう。通常の固定電話番号の場合、10桁になるため、顧客にはまず覚えてもらえないでしょう。そのため、記憶に残りやすいフリーダイヤルの方がメリットが大きいといえます。
移転しても電話番号が変わらない
通常の固定電話の番号には、市外局番が付いているため、オフィス移転などの際にはどうしても電話番号が変わってしまいます。取引先に周知したり、金融機関に変更の届出を出したりするなどの手間がかかるでしょう。名刺も新しく作り直さなければなりません。漏れがあると、業務がスムーズにいかなくなったり、取引先に迷惑をかけてしまったりすることもあるでしょう。
その点、フリーダイヤルの電話番号には市外局番がないため、オフィス移転をしても同じ番号を使用し続けられます。オフィス移転直後も業務をスムーズに進められ、名刺を作り直す必要もありません。
フリーダイヤルの番号には種類がある
「フリーダイヤル」という名称は、 NTT コミュニケーションズの商標です。他の事業者も着信課金のサービスを提供していますが、名称は異なります。これは、電話番号を発行する事業者が違うからです。
ここでは、フリーダイヤル番号の種類やそれぞれの料金プランについてご紹介します(料金プランの金額はすべて税込価格です。また、ここで記載した料金は2025年1月現在のもので、これ以外に手数料や工事費がかかる場合もあります。詳細はそれぞれの公式サイトでご確認ください)。
フリーコール
フリーコールは、KDDI株式会社が提供するサービスです。多機能なサービスの「フリーコールDX」とシンプルな機能の「フリーコールS」の2種類があります。
・フリーコールDX
フリーコールDXは、多機能な着信課金サービスです。さまざまな付加サービスを利用できるので、自社の運用形態に合わせてサービスを選択できます。また、着信先の電話番号ごとに請求書を分けることができるので、利用料金の把握や経費管理を効率的に行えます。さらに、カスタマーコントロールを行えば、トラフィックデータの取集も可能です。データを分析を行えば、オペレーターの配置や回線の増設などに活用できるでしょう。
・フリーコールS
フリーコールSは、「0120」や「0800」から始まるサービスを指します。電話番号を自由に選べたり、現在利用している着信課金番号を変えることなく乗り換えたりすることができます。さらに、無料で使えるオプションサービスが充実しています。
フリーコールの料金プラン
- 月額利用料金・登録料
| プラン名 | 電話番号 | 月額利用料金 | 登録料金 |
| フリーコールS | 0120-△△△-□□□
0800-△△△-□□□□ |
1,100円 | 1,100円 |
| フリーコールDX | 0120-△△△-□□□ | 2,200円 | 1,100円 |
| 0800-△△△-□□□□ | 1,650円 | 1,100円 |
- 通話料
| KDDI IP電話を着信回線で利用の場合 (注) | 他社回線を着信回線で利用の場合 |
| 加入電話からの着信 8.8円/3分 (税込) | 加入電話からの着信 9.35円/3分 (税込) |
| 公衆電話からの着信 29.7円/1分 (税込) | 公衆電話からの着信 33円/1分 (税込) |
| 携帯電話からの着信 11円/30秒 (税込) | 携帯電話からの着信 11円/14秒 (税込) |
https://biz.kddi.com/service/free-call-dx/
フリーコールスーパー
フリーコールスーパーは、ソフトバンク株式会社が提供するサービスの名称です。「0120」「0800」から始まる電話番号を利用することができます。自動適用となる割引サービスを利用することで、利用状況によっては月額利用料金が実質無料にすることができます。
またオプションサービスも豊富です。そのため、自社に合わせた体制を構築できるのが特徴です。また、「おとくライン」「おとく光電話」「UniTalk」「Dialpad」などを着信先に選べば、お得に利用できる料金プラン「バリュープラン」などもあります。
フリーコールスーパーの料金プラン
フリーコールスーパーの基本料金は、1番号につき、月額2,200円です。ただし、利用状況に応じて「複数番号割」「代表番号割」「通話料ボリューム割」などの割引制度があります。
- バリュープラン加入時の通話料金
| 着信回線 | |||
| おとくライン/おとく光電話
/UniTalk/Dialpad/Zoom Phone着信 |
左記以外 | ||
| 終日 | 終日 | ||
| 発信元回線 | 固定電話(市内) | 6.6円/3分 | 8.8円/3分 |
| 固定電話(市外) | |||
| 固定電話(県外) | |||
| 公衆電話 | 89.1円/3分 | 99円/3分 | |
| 携帯電話 | 16.5円/1分 | 22円/1分 | |
https://www.softbank.jp/biz/voice/phone_service/freecall_sp/
https://www.softbank.jp/biz/services/voice/phone-service/freecall-super/price/
フリーボイス
フリーボイスは、楽天コミュニケーションズが提供するサービスの名称です。「0120」または「0800」で始まる番号を利用できます。フリーボイスは、24時間いつでも一律料金となっているのが特徴で、フリーダイヤルとほぼ同じサービスでありながら、フリーダイヤルよりも基本料金や通話料金が安くすることができます。さらに、ナンバーポータビリティを使えば、現在使っている番号を変えずに、そのまま利用できます。
フリーボイスの料金プラン
フリーボイスの料金プランは、「フリーボイス」「フリーボイスシンプル」「フリーボイスライト」の3つで、それぞれの料金は次のとおりです。
- 月額基本料金
| サービス名 | フリーボイス | フリーボイスシンプル | フリーボイスライト |
| 各プランの違い | 0120/0800番号が選択でき、ナンバーポータビリティ、付加機能サービスご利用可能 | 0120/0800番号が選択でき、ナンバーポータビリティを利用可能 | 0800番号のみ※ |
| 月額基本料金 | 2,200円 | 990円 | 660円 |
※フリーボイスライトの番号は楽天コミュニケーションズが指定する0800の番号になります。番号の指定はできません。
- 通話料(全プラン共通)
| 一般固定電話 | (他事業者の)直収電話 | 携帯電話 | 公衆電話 | |
| NTT東西の加入電話・ISDN(INS64/INS1500)・ひかり電話着の料金 | 7.7円/1分 | 7.7円/1分 | 22円/1分 | 29.7円/1分 |
| IP電話サービス(050)着の料金 | 8.8円/3分 | 5.5円/1分 | 18.7円/1分 | 27.5円/1分 |
https://comm.rakuten.co.jp/houjin/fv/
フリーアクセス
フリーアクセスは、NTT東日本・NTT西日本が提供するサービスの名称です。同一県内からかかってきた電話を、受けた側が負担するサービスです。フリーダイヤルと違い、携帯電話やPHSからの着信にも対応しています。
フリーアクセスの料金プラン
- 月額料金(加入電話(電話サービス)、INSネット(総合デジタル通信サービス)をご契約の場合)
| 用途 | 月額使用料金(事務用) |
| フリーアクセス基本サービス料 | 330円(1契約回線ごと) |
| 回線使用料(加入電話事務用3級取扱所の場合) | 2.750円 |
- 着信した通話料金
| 通話の種類 | 通話料金 | |
| 県内からの通話 | 区域内 | 全国一律9.35円/3分 |
| 隣接~20kmまで | ||
| 20kmを超え60kmまで | ||
| 60km超え | ||
| 県間からの通話 | 提供しない | |
| 国際からの通話 | 提供しない | |
| 公衆電話からの通話 | 11円/62秒 | |
| 携帯電話からの通話 | 11円/15秒 | |
https://www.ntt-west.co.jp/denwa/service/freeacc/
フリーダイヤルのデメリット
フリーダイヤルを導入する際には、メリットだけでなくデメリットも十分に認識しておかなければなりません。では、どのようなデメリットに注意が必要なのか見ていきましょう。
着信側のコスト増大
フリーダイヤルを導入する際には初期費用がかかり、その後も利用中は毎月料金が発生します。初期費用がかかるのは最初だけで一定額ですが、毎月の料金に関しては着信数や通話時間によって変動する点に注意が必要です。着信数や携帯電話からの問い合わせが多い月には、コストが増大してしまう可能性があります。
特に個人の顧客の場合には、電話をかける際には固定電話よりもスマートフォンを使用する人が多いという点に留意しておきましょう。フリーダイヤルで携帯電話・スマートフォンからの着信にかかる料金は、NTTの場合は3分で税込99円となります。同一市内の固定電話からの着信は税込9.35円のため、10倍程度かかってしまいます。
あらかじめ、毎月どの程度のコストがかかるのか予測した上で、費用対効果に見合うかどうか検討してみることが重要です。
迷惑電話や間違い電話でも料金が発生する
フリーダイヤルだと顧客が心理的に電話をかけやすい反面で、迷惑電話が増えてしまうリスクにも注意が必要です。通常の電話番号なら発信側に料金がかかるため、フリーダイヤルの電話番号は狙われやすくなります。そうなると、対応のために時間をロスするだけでなく、料金まで発生してしまいます。
また、迷惑電話にもさまざまあり、いわゆるいたずら電話もあれば、営業電話やクレームの電話などがかかってくることもあります。営業電話に関しては、一通り話を聞いてみないと通常の問い合わせと区別しにくいのも難点です。フリーダイヤルということで、心理的に電話をかけやすいために、クレームの電話が増えることもあるでしょう。
さらに、間違い電話がかかってくることもあります。フリーダイヤルを導入したからといって増えるわけではありませんが、着信で料金がかかってしまうのが痛手です。
基本的にスマホでは着信できない
フリーダイヤルは固定電話の番号に紐づいています。そのため、フリーダイヤルの番号で着信できるのは基本的に、固定電話のみです。090や080、070などから始まるスマートフォン・携帯電話の番号をフリーダイヤルの番号に紐づけることはできません。フリーダイヤルを導入したのであれば、オフィス内で受電する必要があります。
社員数の多い企業であれば、それでもあまり大きな問題はないかもしれません。しかし、中小企業の場合には人的リソースが限られています。社員の大半が、営業で出先にいるということもあるでしょう。そのため、普段取引先と連絡を取る際にはスマートフォンを使用しているケースも多いです。
フリーダイヤルの番号に電話をかけた場合には、オフィスにしかつながらないため、担当者が帰社するまで待たなければなりません。そうなると、取引先の多くはフリーダイヤルを導入しても、結局は担当者のスマートフォンの番号に電話をかけるでしょう。
フリーダイヤルのコストを削減する方法とは?
フリーダイヤルやフリーコールといった着信課金サービスは、顧客からの問い合わせ障壁を下げる強力なツールである一方で、その通話料は全て企業側の負担となります。ビジネスが成長し、問い合わせ件数が増加すればするほど、毎月の通信コストは重くのしかかってくるでしょう。ここでは、具体的なコスト削減のアプローチを詳しく解説していきます。
プランやキャリアの見直しで最適化を図る
まず検討すべきなのが、現在利用しているサービスの契約プランやキャリアそのものの見直しです。フリーダイヤルなどのサービスは、NTTコミュニケーションズ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルなど複数の通信事業者が提供しており、それぞれに通話距離や時間帯に応じた独自の料金プランが設定されています。
長距離通話が多い企業であれば一律料金のプランが有利ですし、近隣地域からの入電がメインであれば距離段階別プランの方が安くなる可能性があります。また、契約時には最適だったプランも、事業規模の変化やリモートワークの普及といった環境の変化により、現状にそぐわなくなっているケースが少なくありません。まずは請求明細を分析し、自社の通話パターンに最も合致したプランやキャリアを選定し直すことが、コスト適正化の第一歩となります。
電話回線と請求先を一本化して割引を適用させる
電話回線サービスとフリーダイヤルサービスを同一の通信会社に統一するという手法もあります。多くの通信事業者では、自社の光回線や電話回線とセットで着信課金サービスを利用することで、基本料金の割引や通話料の優遇措置を受けられるプランを用意しています。
例えば、オフィスの固定電話回線はA社、フリーダイヤル契約はB社といったように契約が分散していると、本来受けられるはずのセット割引が適用されず、割高な料金を支払っている可能性があるでしょう。これを一本化することで、請求管理の手間が省けるだけでなく、通信費全体の圧縮が期待できます。
転送コストをゼロにするクラウドPBXの導入
現代のビジネス環境において最も効果的かつ根本的なコスト削減策として注目されているのが、クラウドPBXの導入です。従来型の電話システムでは、着信したフリーダイヤルを社外の担当者や別の拠点へ転送する際、転送区間の通話料が発生していました。しかし、インターネット回線を利用してPBX(構内交換機)の機能をクラウド上で利用するクラウドPBXならば、スマートフォンやPCを内線端末として扱えます。
これにより、場所を問わず直接着信を受けることが可能になり、高額になりがちな転送電話のコストをゼロに、あるいは大幅に抑制することが可能になります。物理的な機器のメンテナンス費用も不要になるため、通話料だけでなく設備維持費を含めたトータルコストの大幅な削減が見込めるのです。
クラウドPBXでフリーダイヤルを利用するメリット
「クラウドPBX」について、フリーダイヤルと組み合わせて利用することで得られるメリットをさらに紹介します。
場所を選ばずにスマホで受発信が可能になる
クラウドPBXでは、場所を選ばずにフリーダイヤルの着信・発信が可能になります。従来のシステムでは、フリーダイヤルの番号にかかってきた電話は、オフィス内に設置された固定電話機でしか受けることができませんでした。そのため、担当者が外出中やテレワーク中であれば、高額な転送サービスを利用するか、あるいは帰社してから折り返す必要がありました。
しかしクラウドPBXを導入すれば、インターネット環境さえあれば手持ちのスマートフォンやノートPCがビジネスフォンに早変わりします。外出先の営業担当者や自宅で勤務するカスタマーサポート担当者が、オフィスの自席にいるのと変わらない感覚で、0120や0800から始まる番号での受発信を行えるようになります。
取りこぼしを防ぎ顧客満足度を向上させる
場所を選ばないことにより、重要な顧客からの電話を取り逃がすリスクを最小限に抑えられます。顧客がせっかくフリーダイヤルを使って問い合わせをしてくれても、担当者が不在でつながらなければ、顧客の購買意欲は低下し、競合他社へ流れてしまうかもしれません。
クラウドPBXならば、代表番号にかかってきた着信を複数のスマートフォンで同時に呼び出したり、外出中の担当者へ内線感覚でスムーズに取り次いだりといった柔軟な対応が可能です。顧客を待たせることなく即座に対応できる体制は、顧客満足度の向上に直結し、結果として売上の拡大にも寄与します。
オフィスの移転やレイアウト変更もスムーズに
さらに、オフィスの開設や移転、レイアウト変更に伴う手間とコストを劇的に削減できるのも大きな魅力です。従来型のPBXでは、電話機を増設したり配置を変えたりするたびに、専門業者による配線工事や設定変更作業が必要であり、その都度高額な工事費が発生していました。また、オフィスの移転時には電話番号が変わってしまうリスクもあり、その周知徹底に多大な労力を要することもありました。
一方、クラウド上のシステムを利用するこのサービスであれば、配線工事は一切不要です。管理画面上の設定一つで回線の増減や内線番号の変更が即座に完了します。オフィス移転時でも、同じフリーダイヤル番号や電話番号をそのまま使い続けられるケースが多く、番号変更に伴う名刺やWebサイトの修正コスト、顧客への案内業務といった負担を回避できます。
クラウドPBXでフリーダイヤルを使うならナイセンクラウド
ナイセンクラウドは、パソコン、電話機、スマホなどにも対応しており、既にお手元にある端末を活用してご利用いただけるクラウドPBXです。03や06などの全国の市外局番はもちろん、050番号や0120・0800のフリーダイヤルに対応しています。日本マーケティングリサーチ機構調べにおいて「テレワークに役立つサービス」「信頼と実績のクラウドPBX」「経営者が選ぶ電話サービス」において1位に選ばれています。
詳しい機能については次の動画やサービスサイトをご覧ください。
▼1分でわかるナイセンクラウド
プランは3つあり、内線数に応じて金額が変わります。内線数が多い場合はお得な割引もございます。詳しい料金は自動見積りや個別見積りでご確認ください。
また、2台のスマホでフリーダイヤルを利用することに特化した「スマフリ」もございます。ナイセンクラウドの機能を小規模に導入できるスマフリを先に導入してみて、使い勝手や機能を確認したのちにナイセンクラウドに切り替えることも可能です。
>>スマフリの詳細をチェックする<<
フリーダイヤルの料金について知ろう
フリーダイヤルは、着信側に料金がかかる着信課金のサービスです。顧客が心理的に電話をかけやすかったり、電話番号を覚えてもらいやすかったりなどのメリットがあります。ただし、さまざまなコストがかかりますので、導入前にはしっかりコストに関する検討をしておくことをおすすめします。





















