法人が固定電話を格安で運用するための方法。知らないほど損をするかも

2023年1月16日ビジネスフォン

企業や会社設立時、固定電話番号で会社の登記を行います。固定電話番号を採用する理由は2つ挙げられます。携帯電話で登録した場合、番号変更や携帯紛失時に再度、登記し直さなくてはいけないからです。また、代表番号を公開するときに社会的な信頼感が得やすいことから、法人は固定電話を設置します。

しかし、固定電話を設置する際にかかる工事費などの初期費用、外線通話を使った顧客・社員宛ての通話料金など、電話に関わるコストは高額になりがちです。そこで、法人の固定電話の費用相場や格安で利用する方法について本記事でご紹介します。固定電話の開設後に後悔しないためにも、法人の固定電話に関するノウハウを習得して、格安で利用しましょう。

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法人の固定電話に掛かる費用はどのくらい?

法人の固定電話は、サービス提供会社はもちろん、プランによって料金体系が異なります。料金の内訳は、「基本料」「通話料」「オプション」の3つで構成されるのが一般的です。新規加入時には、施設設置負担金や配線工事費など、契約料や工事費が発生します。大規模で複雑な工事ともなれば、工事費用がかさむことがあるので注意が必要です。

法人が固定電話を導入する場合、NTT加入電話と直収電話の2つのサービスから選ぶことができます。(※以下に記載する料金等については、記事執筆時の情報です)

 

◎NTT加入電話
最もオーソドックスな電話番号の取得方法がNTT回線です。
初期費用は、施設設置負担金の36,000円(税抜き)と契約料800円(税抜き)です。毎月の料金は「基本料」「通話料金」「オプションサービス(任意契約)」が発生し、基本料金はアナログ回線の場合、約2,500円/1回線(税抜き)です。同時複数通話が可能なISDN回線の基本料金は、約3,500/1回線(税抜き)です。さらに1電話番号ごとに番号単価と同額のユニバーサル料金が加算されます。なお、施設設置費用負担金が発生しないライトプランが存在しますが、基本料金が高額になるケースが多いです。
通話料金は、3分の通話で8.5円~40円(一般電話宛て)1分の通話で3.6円~17.5円(携帯電話宛て)です。携帯電話宛てにかける場合は、キャリアによって異なります。1分の通話でdocomoなら16円、au・ワイモバイルは17.5円、Softbankは3分10.8円の通話料金が発生します

 

◎直収電話
直収電話は、NTT東日本/西日本以外の通信事業者から提供される固定電話サービスです。KDDIやJ:COM、ソフトバンクなどが直収電話提供サービス通信事業者に該当し、「地域系電話」や「直加入電話」と呼ばれることが多いです。値下げ競争や独自キャンペーンを設定していることが多いため、NTTよりも割安で固定電話を利用できます。
では、一例としてソフトバンクが提供している固定電話サービス「おとくライン」の費用を見ていきましょう。
直収電話の場合、NTT東日本/西日本の電話回線を設置することがないので施設設置負担金が発生することがありません。標準工事費は月額制で60ヶ月×100円です。回線新設は屋内配線工事費用、4,800円(税抜き)が発生します。基本料金はアナログ回線の場合、1,350~1,500円/1回線(税抜き)です。同時複数通話が可能なISDN回線の基本料金は、2,580円/1回線(税抜き)です
おとくラインは、法人向けの割引サービスが適用された通話プランがあります。県内への通話料金は、3分の通話で8.5円(市内)~18円(170km以上)、県外への通話料金は、3分の通話で9円(20km以内)~36円(170km以上)です。携帯電話への通話料金は、1分の通話で全国一律25円(平日8:00~19:00)です

法人が固定電話を格安に使用するための方法

ここでは、法人が格安で固定電話を使用するための方法を4つご紹介します。

中古や世代の古い電話機を使う

ビジネスで活用する電話機は、リースや中古品の販売が盛んに行われています。

リースの場合は新品の電話機を3~5年間利用する契約を結び、盗難や落雷などへの補償も備わっています。一方で、中途解約が認められていない、購入するよりも総額が高くなるといったデメリットがあります。

中古品の場合、契約期間の縛りがないだけでなく、運用時に発生するリース代などのランニングコストを抑えることができます。しかし、年式によっては電話に備わっている機能が不十分だったり、故障や増設を行いたい場合にパーツが揃えられなかったりする恐れがあります。

電話以外で済む連絡を電話以外で済ませる

コミュニケーションに電話を利用しているケースは多く見られるでしょう。たしかに、電話は大事な要件をスムーズに伝えることができ、「報連相」を的確に行えます。しかし、外線通話の場合の通話料は無料ではありません。少しでも通話料を抑えたいのであれば、急ぎの要件以外は電話以外の方法で連絡を取り合いましょう。

電話以外の情報伝達の手段と言えば、メールやチャットが挙げられます。特に、近年はビジネスにおいてチャットによるコミュニケーションが活発になっています。取引先との連絡は電話以外ではメールが主流ですが、社内でのコミュニケーションにはチャットを導入してみてはいかがでしょうか。

ただし、チャットは相手の都合でいつでも確認できるため、急ぎで返答が欲しい内容については引き続き電話によるコミュニケーションを併用していくのがおすすめです。

固定電話の回線業者や契約内容を見直す

多くの企業が経費削減の一環として、法人の固定電話で発生するランニングコストを少しでも抑えたいと考えているでしょう。そこで今一度、現在使っている回線業者や契約内容を見直すことをおすすめします。

いざ契約内容の見直しをしてみると、起業や会社設立時に契約したプランとの利用頻度が今現在と合っていないことが多々あります。また、全く使っていない無駄なオプションサービスに加入していることに気づくケースもあるでしょう。

さらに、契約内容によっては、回線業者を乗り換えることでランニングコストの大幅な削減が期待できます。他社と料金プランを比較して、自社に合ったプランの契約で経費削減しましょう。

クラウドPBXを導入する

法人で固定電話を設置する際、オフィスや店舗にPBX(Private Branch eXchange:構内交換機)を設置することで社内の電話間の内線化・外線発信の制御を行います。PBXは高額な機器であり工事が必要となるため、移転や電話機の増設のたびに工事費が発生します。また、オフィスのレイアウトについても電話線の配線によって制限が生じるデメリットがありました。

一方、クラウドPBXはインターネットを経由してPBXの機能を利用できるサービスです。面倒な工事は不要でインターネット環境さえあれば、webブラウザやアプリケーション上で設定を行うことができます。そのため、スマートフォンやPCからでも利用が可能で、工事費はかからず、電話線も不要なのでオフィス内のレイアウトが自由に行えます

なぜクラウドPBXは法人の固定電話を格安で運用できるのか

インターネットに繋がる環境があれば通話ができるクラウドPBXを導入すれば、これまでの電話環境が改善できるのは間違いないでしょう。ここでは、格安の導入コスト、国内外の拠点間通話の内線化、電話業務効率化など、クラウドPBXが選ばれる理由をご紹介していきます。

工事不要なため設置費用が格安

クラウドPBXはインターネット上にPBXを置くため、固定電話設置時の配線工事を必要としません。導入時の初期費用を抑えることができるので、固定電話の導入コストがネックだと感じていた企業にとっては画期的なシステムです。

また、従来のPBXは工事日程の調整が必要で、開通までに時間がかかることが多く即時利用を開始できない点も課題でしたが、クラウドPXは最短で即日開通します。

拠点間の通話を内線にできる

クラウドPBX導入による効果は、日本国内だけでなく海外拠点との通話のやりとりでも発揮されます。固定電話から海外拠点への国際電話でかかる通話料は、高額なイメージがあるのではないでしょうか。しかし、クラウドPBXを導入すると国内の拠点はもちろん、海外拠点間との内線通話が可能となります。クラウドPBXはインターネット回線を使って通話するので、国内の拠点だけでなく、世界中の各拠点間と無料で内線通話ができますので、国際電話の料金を大幅に削減することができます。

在宅勤務者や外出中の社員宛ての電話も内線に

会社に出勤している社員と在宅勤務の社員、外出中の社員のやりとりは、メールやチャットが主な連絡手段なのではないでしょうか。しかし、チャットやメールは作業に集中していて通知に気づかないことも多々ありますし、緊急で対応する必要がある場合は不向きな連絡方法です。ただし、電話でその都度やりとりを行っていると、従来のPBXでは通話料が発生してしまうというデメリットがありました。

一方、クラウドPBXは、リモートワークや外出中の社員への内線通話を可能します。また、スマートフォンの内線利用が実現するので、社外の社員からの会社宛ての電話が無料になります。

電話業務の効率化も可能

社員が外に出払っていてオフィスに誰もおらず、電話のコール音だけが鳴り響くことは避けたいですよね。ましてや大事な顧客からの電話であった場合、電話が繋がらないことが続けば信用を落としてしまう恐れもあります。しかし、クラウドPBXであれば、社員が個人所有しているスマートフォンで会社の代表番号の発信・受信が可能です。例えオフィスを空にしてしまっても、スマホを使って社外で会社の電話に対応することができるので問題ありません。

また、電話の取次ぎもスマホ間で可能であるため、担当者にそのまま取次ぐだけで電話業務が完了します。社外でも素早いレスポンス対応で顧客満足度を向上させることが可能です。

固定電話を格安で運用したい法人様はぜひ「ナイセンクラウド」をご検討ください

「法人の固定電話を格安で運用したい」と思っていてもクラウドPBXの具体的な利用シーンがイメージしづらかったり、導入後の効果が分からなかったりとサービスの導入に足踏みしてしまうケースもあるでしょう。そこで、数多くのメディアにも掲載されてきた、弊社が提供するクラウドPBX「ナイセンクラウド」をご紹介します。

ナイセンクラウドの特徴

ナイセンクラウドは導入企業約3,000社以上の「クラウド型内線サービス」です。スマホ・PC・固定電話機などからの発着信が可能で、拠点間同士の内線通話の実現により電話業務の質を向上させます。

オフィスの配線工事が不要なクラウド型サービスなので、他社に比べて導入コストを大幅にカットすることが可能です。そのため、サービス導入時に高額な主装置をリースする必要はありません。また、会社に眠っている古いスマートフォンをWi-Fiに繋げれば業務用携帯として再活用することができます。

 

ナイセンクラウドは、リモートワークが増え、在宅勤務者を抱える企業に最適です。自宅にいながらも会社の電話番号として内線通話ができるため、どこでも無料通話でやりとりできます。また、国内・海外に複数の拠点を持つ企業にも使いやすいクラウドPBXです。実際に海外拠点を持つ企業では、ナイセンクラウドの導入後に国際電話の年間通話料を3分の1以下に抑えることができた事例があります。

ナイセンクラウドの充実した機能で電話業務を効率化すれば、テレワークや多拠点展開など柔軟な対応が可能です。

 

ナイセンクラウドについて1分で分かる動画がありますので、ぜひご覧ください。

また、サービスサイトでは、ナイセンクラウドについて漫画で紹介しています。空き時間でぱっと読めるので、導入のメリットについて気になっている方はぜひご一読ください。

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ナイセンクラウドを導入された法人様の事例

ここでは、実際にナイセンクラウドを導入した法人企業様の事例を2つご紹介します。事例を参考に、ナイセンクラウド導入後の活用方法をイメージしてみてください。

【拠点が複数ある会社】

B社は同じ会社にもかかわらず拠点ごとに別々の電話番号を使用していたため、情報共有や管理が大変でした。また、国内だけでなく海外拠点との外線通話による高額な通話料が悩みでした。

ナイセンクラウド導入後は、拠点すべての電話番号を統一し、会社側で管理がしやすくお客様側にも分かりやすいシステムを構築することができました。さらに、世界中の拠点同士でも無料の内線通話が可能となり、コストを大幅に削減することに成功しました。

【在宅スタッフの多いweb会社】

C社は社内と在宅の社員での電話でやりとりする際、毎回電話を切ってから他のスタッフにかけ直さなくてはならず、業務に不便を感じていました。また、席を外したタイミングで固定電話に着信があったり、外出中で電話を把握できなかったりと連絡に気づかないことが多いことも悩みの1つでした。

ナイセンクラウド導入後は、簡単ダイヤル設定により、3桁の内線番号を押すだけで在宅社員と社内にいるようなスムーズな通話を実現できました。また、自宅の電話を自動的にスマホやPCに転送でき、ポップアップ通知で着信履歴を確認できるため、外出中でも効率的な電話対応が可能になりました。

ナイセンクラウドの料金

ナイセンクラウドの利用料金は初期費用一律10,000円(税抜き)で、お一人様向けのライトプラン、1~2人向けのペアプラン(2内線)、中規模以上のプロプラン(5内線以上まで)の3タイプから目的に合わせたプランを選択できます。なお、5内線以上は1内線ごとに1,000円加算されますが、内線数に応じて割引が適用されます。

具体的なお見積もりについては、サービスサイトで自動見積もり、個別見積もりが可能です。お気軽にお問い合わせください。

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このほかに、2台のスマホで固定電話番号を利用することに特化した「スマコテ」もございます。ナイセンクラウドの機能を小規模に導入できるスマコテで使い勝手や機能を試し、必要に応じてナイセンクラウドに切り替えることも可能です。

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固定電話を格安で運用したい法人様はクラウドPBXを導入しましょう!

リモートワークが広がってきたことで、社内外にいる社員同士での通話が多くなり、電話業務の効率化と運用コスト削減が多くの企業で叫ばれています。固定電話を格安で運用したいのであれば、クラウドPBXの導入を検討してみましょう。