固定電話の通話料金はどれくらい?詳しく解説します

2026年1月22日ビジネスフォン

固定電話の通話料金といえば、以前は「距離が遠くなるほど高くなる」「夜間や深夜は安くなる」といった複雑な仕組みが一般的でした。しかし、こうした旧来の料金体系は、NTT東日本・NTT西日本のネットワークがIP網へ移行したことに伴い、抜本的に見直されました。現在では、かつての常識であった距離による料金変動は撤廃されています。

この変化により、利用者は相手がどこにいても、どの時間帯でも、一定の料金で通話できるようになりました。通信環境の進化は、家庭用だけでなくビジネスシーンにおけるコスト管理にも大きな影響を与えています。本記事では、一律料金化された最新の課金システムや、回線の種類によって異なる通話料の相場感について紹介します。

 


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固定電話の通話料金

現在の固定電話における通話料金体系は、全国どこへかけても、どの時間帯に利用しても、完全に一律の料金が適用される仕組みとなっています。かつてのように、隣接県や遠距離といった物理的な距離を意識して通話時間を短縮する必要は、もはや存在しません。この一律化は、NTTが保有する従来の電話交換機が老朽化し、インターネットと同じIP網を活用した設備へと切り替わったことで実現されました。

この大規模なインフラ刷新により、通信経路の複雑さが解消され、保守コストの削減が料金設定に反映された形となります。利用者は曜日や時間を問わず、常に安定した単価でサービスを利用できるメリットを享受できるようになりました。

 

固定電話から固定電話

通話先の区分 通話料金(税込) 課金単位
全国の固定電話宛て 9.35円 3分ごと

NTT東日本・NTT西日本の固定電話から全国の固定電話へ発信する場合、料金は3分につき9.35円(税込)に統一されています。この金額は、旧料金体系における「同一市内」での通話料と同じ水準に設定されています。以前であれば、県外への通話には3分間で数十円から数百円のコストを要していましたが、現在は北海道から沖縄まで、どのエリアに電話をかけても一律の安価な単価でつながります。

参照:「NTT東日本」固定電話から固定電話への通話料金

 

固定電話からIP電話(050番号)

下記は時間帯に関わらず同一料金です。

 

固定電話、ひかり電話(電話サービス)からの発信の場合(3分間ごとの通話料金)

 

NTT東日本と接続する事業者名 事業者識別コード 料金
(固定電話)
料金
(ひかり電話)
ソフトバンク株式会社※1 1000~1699、1810~1812 11.55円 11.55円
楽天モバイル株式会社 5210~5299、5301~5311、5316~5320、5323~5330、5333~5375、5384、5385、5432~5539、5570~5587、5589~5597、5600~5607、5777~5899
中部テレコミュニケーション株式会社 7770~7777
東北インテリジェント通信株式会社 7787~7789
株式会社STNet 8800~8810
株式会社QTnet 6619~6622
株式会社オプテージ 7100~7134
株式会社エネルギア・コミュニケーションズ 8008、8015、8017、8018、8023~8025、8028、8029、8032、8033、8200~8203
エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 3300~3862、3900、8600、8601、2403、5540~5566
株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 9000~9015
KDDI株式会社 3000~3005、3007~3102、3104、3106~3129、3131~3194、3196~3202、3204~3207、5004、5005、5200~5202、5204、5205、5207、5208、7000、7001
ZIP Telecom株式会社 4462~4464、6860~6893
楽天モバイル株式会社 8000~8007、8009~8014、8016、8019~8022、8026、8027、8030、8031、8034~8038
株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 9000~9015
アルテリア・ネットワークス株式会社 8880~8892、7300~7303、7500~7508、7510~7513、7515~7522、7524~7530、7532、7534、7535、7537~7544、7546、7547、7550、7551、7554、7555、7558~7562、7566~7568、7570~7587
Coltテクノロジーサービス株式会社 4560~4563
株式会社アイ・ピー・エス 5050~5059
株式会社コムスクエア 1820~1879
株式会社ハイスタンダード 2300~2305
ソフトバンク株式会社 1700~1809、2000~2036

参照:NTT東日本「固定電話からIP電話(050番号)への通話料金」

 

固定電話から携帯電話・PHS(0036を使用して行う通話)

固定電話から携帯電話へ発信する際の料金についても、以前とは異なる運用がなされています。かつては「0036」という事業者識別番号を電話番号の先頭に付与することで、通話料を抑える仕組みが広く普及していました。現在では、この番号を意識して手動で入力せずとも、自動的に適切な料金ルートが適用される仕組みが主流となっています。

通話先の区分 通話料金(税込) 課金単位
携帯電話 17.6円 1分ごと

参照:NTT東日本「固定電話から携帯電話への通話料金」

 

番号案内サービス

番号案内サービスは、名前と住所から問い合わせの電話番号を案内するサービスです。電話番号を調べるための「番号案内サービス(104)」は長年利用されてきましたが、インターネットやスマートフォンの普及で利用件数が減っています。これを受け、NTT東日本・NTT西日本は番号案内サービス(104)を2026年3月31日で終了する予定であると公式に発表しています。

区分 料金
昼間・夜間

(午前8時~午後11時)

月に1案内の場合 66円/案内
月に2案内

以上の場合

1案内分 66円/案内
1案内を超える部分 99円/案内
深夜・早朝(午後11時~午前8時) 165円/案内

 参照:NTT東日本「番号案内サービス」

 

固定電話料金の確認方法

固定電話料金は、窓口とインターネットで確認することができます。

 

料金の支払手続きに関する窓口

固定電話の利用料金は、毎月届く請求書で確認することができます。

 

@ビリング

「@ビリング」はWebで利用料金の明細や通話記録が確認できるサービスです。インターネットならいつでもどこでも利用料金の確認が可能なのでおすすめです。

 

固定電話の種類と通話料

固定電話には、接続技術やインフラの違いによりいくつかの種類が存在します。現在主流の光回線から伝統的なアナログ回線まで、それぞれの特徴と通話料の傾向をまとめました。どの種類を選択するかによって、基本料金を含めたトータルの維持費に大きな差が生じます。

アナログ回線やISDN回線は、設備維持コストが高いため基本料金が高めに設定される傾向がありますが、通話料そのものは一律化されています。これに対し、IP電話や光電話は、インターネットインフラを共有するため基本料金が非常に安く、通話料も固定電話宛てであればさらに低コストで利用可能です。特に光電話は、月額基本料が550円(税込)〜からと、アナログ回線の約4分の1の費用で維持できる点が魅力です。

 

さらに、現代のビジネスシーンで最も通話料を安く抑えられる傾向にあるのがクラウドPBXです。インターネットを経由して通話を行うこのシステムは、物理的な回線に縛られず、スマートフォンの内線化が可能です。中でも「ナイセンクラウド」のようなサービスを利用すれば、外出先のスマートフォンから会社番号で発信しても内線扱いとなり、社員間の通話料を無料にできます。

回線の種類を選ぶ際は、単に通話単価を見るだけでなく、基本料金や転送にかかる費用も含めた「総額」で判断することが重要です。現在の主流である光回線を導入している場合は、光電話をセットで利用するのが手軽で安価な選択肢です。さらに利便性やコスト削減を重視するなら、クラウドPBXへの移行も検討するとよいでしょう。

自身の利用スタイルに合わせて、最適な回線やサービスを選ぶことが通信費削減の第一歩です。

 

通話料以外の固定電話の料金は?

固定電話を利用している場合には、通話料金以外にもさまざまな料金がかかります。では、通話料金以外にどのような料金があるのか見ていきましょう。

 

回線使用料

回線使用料とは、契約中の電話サービスの種類に応じて1ヶ月に一定額かかる料金です。また、同じ電話サービスでも取扱事業者によって金額がやや異なります。概ね2,500~3,000円前後です。

ISDN回線の場合にはやや高めで、4,000円前後かかります。ひかり電話だと550円とかなり安い金額です。ただし、ひかり電話は単独での契約はできず、フレッツ光と一緒に契約する必要があります。

 

屋内配線使用料

屋内配線使用料とは、オフィス内で使用している配線のレンタル料金のことです。主に保安器からモジュラージャックやローゼットまでをつなぐ配線が屋内配線に該当します。この部分の配線は多くの場合、電話会社からレンタルして使用しているものです。月額66円と一定額です。

屋内配線をレンタルせずに、自社で設置して保有することもできます。ただし、レンタルだと故障時に無料で修理してもらえますが、自社で設置している場合には修理費用がかかる点に注意が必要です。

 

機器使用料

機器使用料とは、電話会社から電話機などの機器をレンタルして使用している場合に発生する料金です。具体的な金額は、レンタルで利用する機器の種類や機種によって異なります。また、電話機などの機器をレンタルせずに購入して使用していれば、機器使用料はかかりません。

 

付加機能使用料

付加機能使用料とは、オプションを付けている場合に発生する料金です。例えば、NTTならナンバーディスプレイやボイスワープ、キャッチホンなどが代表的なオプションとして挙げられます。オプションを付けていない場合には、付加機能使用料は発生しません。また、オプションを付けていれば、実際に使用していなくても付加機能使用料が発生してしまうため注意しましょう。

 

固定電話の通話料が高くなる原因

固定電話の通話料が高い場合には、原因を究明することが大切です。よくある原因としては次のようなことが挙げられます。

 

電話の利用が多い

単純に電話を利用する回数が多いために、通話料が高くなっているケースがよくあります。電話の通話料は通常なら、発信側が負担するため、発信が多ければそれだけ通話料も高くなるでしょう。特に携帯電話の番号に発信する機会が多いと、必然的に通話料は高くなります。

出先にいる社員と連絡を取るためなど、業務上必要な用事での通話であれば致し方ありません。

 

転送を利用している

転送とは、固定電話への着信を別の電話で受電できるサービスのことです。具体的なサービス名は電話会社によって異なります。NTTの場合なら、ボイスワープという名称のオプションで転送のサービスが提供されています。

転送は、転送元から転送先へ発信しており、その部分の通話料を転送元で負担する仕組みです。そのため、転送を利用していると通話料が高くなってしまいます。

主にオフィスの固定電話に着信があり出られない場合などに備えて、転送を利用しているケースが多いです。

 

フリーダイヤルを利用している

フリーダイヤルは着信側が通話料を負担する仕組みです。顧客や取引先からの電話だけでなく、営業電話などに対しても通話料を負担しています。そのため、フリーダイヤルを利用していると必然的に通話料が高くなってしまうのです。特に携帯電話からの着信はかなり高めです。

一方で、フリーダイヤルを利用していると、顧客や取引先が電話をかけやすくなるメリットもあります。フリーダイヤルを利用することで、売上や利益に結びついているのであれば、致し方ないコストといえるでしょう。

 

料金を安くしたいならクラウドPBXがおすすめ

「固定電話よりもっとコストを下げたい」と考えているなら、クラウドPBXへの乗り換えがおすすめです。クラウドPBXは、距離に関係なく通話料金は一律で、以下のように定額の通話料金となります。

 

・固定電話:3分8円

・スマホでの通話:1分15円~16円

・フリーダイヤル:1分10円~3分10円

 

また、クラウドPBXは、複数拠点を内線でつなぐことができます。多拠点の内線化が可能になると、拠点間の通話が内線同士の通話となります。内線同士の通話は無料なため、通話コストの大幅な削減が期待できるでしょう。

 

安心して使えるクラウドPBXならナイセンクラウド

ナイセンクラウドは、パソコン、電話機、スマホなどにも対応しており、既にお手元にある端末を活用してご利用いただけるクラウドPBXです。03や06などの全国の市外局番はもちろん、050番号や0120・0800のフリーダイヤルに対応しています。日本マーケティングリサーチ機構調べにおいて「テレワークに役立つサービス」「信頼と実績のクラウドPBX」「経営者が選ぶ電話サービス」において1位に選ばれています。

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固定電話の通話料金を知ろう

固定電話の通話料金を正しく知ることで、どのくらいのコストがかかるのかが分かります。コストを下げたいのであれば、クラウドPBXへの乗り換えがおすすめです。

ぜひ、どのくらいのコスト削減になるのか計算し、乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか。