携帯で国際電話をかけると高額に・・・・・・。企業なら無料で国際電話をかけられる方法があるのはご存じですか?

2020年10月28日電話業務の効率化

今の時代は、グローバル化が進み多くの企業が海外に拠点や取引先を持つ時代になっています。海外とのコミュニケーションを取る際はメールを通じても行うことができますが、ビジネスの基本はまだまだ電話です。しかし、海外へ電話する場合は国際通話でやりとりしなければならず、国内通話よりも通話料が高額になります。

そこで、通話料を抑えるための手段としてクラウドPBXの利用がおすすめです。この記事では、携帯を利用したときの国際通話料に焦点を当て、クラウドPBXの説明やクラウドPBX「ナイセンクラウド」についてご紹介します。

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携帯で国際電話をかけるときの通話料

携帯電話での国際通話にかかる通話料は、大手携帯電話会社3社それぞれで異なります。

アメリカに国際電話をかける場合は、30秒ごとにdocomoが34円(平日昼間の料金)、auは20円、Softbankは39円と、利用するキャリアによってバラつきがあります。また、国際電話の通話料は電話をかける国によっても異なり、ヨーロッパへの国際通話は比較的に通話料が高額となる傾向があります。

日本で携帯電話に着信があった場合に、電話に出ても通話料は発生しません。しかし、日本で使っている携帯を渡航先へ持参し、着信があり電話に出た場合には着信者側にも着信料金が発生します。日本からの着信で電話に出た場合は、キャリアや渡航先によって異なるものの1分間に70~150円程度の着信料金が発生してしまうのです。また、海外から日本へ電話をかける際の通話料も高額で、携帯でアメリカから日本に電話をかけた場合は1分140円の通話料が発生します。

 

2014年の総務省の調査によると、国際電話を利用している人の1回の平均通信時間は3分49秒。ビジネスにおいては、案件の進捗状況を報告したり、商談の進め方を相談したりなど、比較的通話時間が長くなりやすいものが多いでしょう。したがって、社員の海外出張が多く、電話でやりとりする回数が多いケースでは通信料がかさんでしまいます

海外出張や海外拠点のある企業はどうしてる?

海外に拠点がある大企業や海外出張の機会が多い企業は、国際電話をかける機会が非常に多いため高額な通話料がかかってしまいます。通話料を抑えるためにはどうしたらよいのか、ここでは企業が通話料を抑えるための対策や手段についてご紹介します。

メールやチャットなど電話以外を主に利用する

ビジネスは常に状況が変化するため、スピーディな情報の伝達や共有が重要です。電話はリアルタイムにやりとりができる優れたツールですが、通話料が高くなってしまうというデメリットがあります。そこで、最近活用されているのが「ビジネスチャット」です。ビジネスチャットは、SNSと同様に気軽にコミュニケーションが取れて、ビジネスシーンで活用できる多くの機能を持ち合わせた便利なツールです。

ビジネスチャットの機能としては、テキストを使って文章でやりとりをする「チャット機能」やグループを作成し情報共有が可能な「グループチャット機能」、ネット環境が整っていれば気軽にweb会議が開ける「音声チャット・ビデオチャット機能」、web会議中に資料の共有が可能な「ファイル共有機能」が備わっています。

 

ただし、チャットは相手の好きなタイミングで読むことができるため、早急な対応が必要な場合の利用は適していません。少しのすれ違いが大きな機会損失に繋がるビジネスにおいては、やはり電話で即時の判断・確認が必要となるシーンもあり、チャットツールではすべてをカバーすることができません。

クラウドPBXを利用する

クラウドPBXは、従来のPBXの機能である電話機の内線化や電話転送機能をクラウド上のサーバを使って利用できるサービスです。インターネットに繋がる環境であればスマホやタブレットでも利用できるので、外出中や在宅勤務中でもスマホで内線の受電が可能です。クラウドPBXは、クラウド上にあるサービスなので機器の取り付けや工事が必要なく、設定の変更もweb上で簡単に行えます。

従来のPBXは、内線の対象となるのはPBXを設置している拠点内のみでした。しかし、クラウドPBXは拠点のみならず、日本全国、世界中の拠点でアカウントを設定してある端末同士なら内線通話ができ、通話料は無料になります。渡航先であっても、登録してある端末間の通話は内線として扱われるため、通話料や着信料を気にせずに電話することができるのです。

また外線についても、日本にいるのと同じように海外で利用できます。登録してあるスマホを海外出張に持って行けば、wi-fiなどにつなぐだけで着信も発信も取次も可能です。顧客との間に海外出張中の担当者でなくてはどうしても対応できない問題が生じたとしても、顧客からの電話を担当者に取り次いだり、担当者から顧客に電話を掛けたりが可能になります。クラウドPBXを導入することで、国際電話に掛かっている費用を抑えるだけでなく、顧客満足度の向上にも繋げることができます。

クラウドPBXなら携帯からの国際電話を無料で掛けられる?

クラウドPBXは、通話料を抑えて通話することができます。ここでは、国際電話を無料で利用することができるのかどうか、内線と外線に分けて詳しく解説します。

内線であれば無料

クラウドPBXは、海外の拠点に設置してあるSIPフォンやソフトフォン、スマホでも利用もできます。ネット環境が整っていれば、海外にいても日本にいる社員やその他の海外にいる社員と無料で内線通話が可能です。

実際にクラウドPBXを導入している企業の中では、海外拠点との電話を内線化したことで、通話料を大幅にカットした事例があります。海外にいくつもの拠点が存在する大手企業や海外への出張が多い企業は、クラウドPBXの導入によって通信費の大幅な削減と業務効率の向上が期待できるでしょう。

外線は通話料がかかる。ただし通話料を低く抑えられることも

内線は世界中どこでも登録してある端末であれば通話料は無料ですが、外線の場合は通話料が発生します。しかし、ネットの回線を利用しているクラウドPBXは、サービスによっては国内・海外ともに同じ通話料で通話することができます

例えば、通常アメリカから日本に発信する場合には、1分140円程度の通話料がかかっていますが、クラウドPBXでは03発信で市内通話扱いにできるため、固定電話番号への発信であれば3分8円程度に済んでしまいます。また、中国から日本の携帯電話に発信する場合は、キャリアによって1分175~195円かかっていた通話料がクラウドPBXだと1分で12円程度までコストカットすることが可能です。

 

なお、クラウドPBXの中には国際通話に関して制限を設けているケースがあります。また、通信サービス業者を変更しても番号を変えることなく利用できる番号ポータビリティでは、海外発信が不可能なケースがあるのでクラウドPBXを国際通話で活用したい場合は、事前に確認しておきましょう。

携帯で国際電話をかける機会の多い企業はナイセンクラウドを導入してみませんか?

ナイセンクラウドは、弊社、アイティオール株式会社が提供しているクラウドPBXです。2012年に運営を開始してから8年目に突入したナイセンクラウドは、安定した稼働実績を誇り大手企業や上場企業、個人事業主の方々に多く利用され、多数のメディアでも紹介されています。

ここでは、ナイセンクラウドの機能や通話料、実際に導入した企業の事例、料金プランなどについてご紹介します。

ナイセンクラウドの機能

ナイセンクラウドは、ビジネスに役立つ機能が基本機能として搭載されているのが特徴です。主な機能として5つ紹介していきます。

◎0120/03での発着信ができる
どんな場所・端末でも0120や0800のフリーダイヤル、03や06などの全国局番で発着信ができます。拠点間や外出時の海外においても発着信可能で、内線の取次ぎもできます。

◎内線通話が無料になる
ナイセンクラウドの内線通話は、世界中どこにいても無料です。外出先から社内、海外から日本本社など、いくら通話しても通話料は無料。通話料を気にしないで電話できるので、スピーディなやりとりが実現します。

◎外線通話料は3分8円~
外線通話は国内・海外ともに固定電話料金の3分8円~が適用されるため、低価格で外線通話が利用できます。国際電話網や携帯電話網を利用しないので、通話料金を格段に安くすることができます。年間300万円ほど掛かっていた国際電話料金を、100万円以下に抑えられた事例もあります。

◎履歴の確認が容易にできる
ナイセンクラウドでは、通話履歴をweb上で確認できます。誰が誰に連絡を取り合っていたのかを明確にすることができるので、業務負荷が偏ることを防ぐことができるでしょう。また、電話を受け取ることができなかった場合はweb上で確認することができます。履歴が見えることですぐに折り返しで電話をかけることが可能になり、対応漏れを防いで顧客満足度を向上させることができるでしょう。

◎端末購入費を削減できる
企業ですでに使っていないスマホを再利用して、電話機として利用することができます。Wi-Fiに繋げられる古いスマホやiPodが電話機として生まれ変わるため、新たに端末を購入する必要はありません。また、アプリを入れるだけでナイセンクラウドを利用することができますので、社員のプライベート用のスマホを活用することも可能です。

 

ナイセンクラウドは、上記で挙げた5つの機能の他にも、留守番電話をメールで送信する機能や、特定の番号からの着信をブロックする機能など、ビジネスシーンで役立つ豊富な機能を備えています。さらに、通話内容を録音して記録できる「自動録音機能」や、通話中のスタッフに相手には聞こえない形でアドバイスができる「モニタリング&ウィスパリング機能」など、よりビジネスを強力にサポートしてくれるオプション機能も用意しております。

ナイセンクラウドの機能について分かりやすくまとめた動画もありますので、ぜひご覧ください。

 

▼1分でわかるナイセンクラウド

ナイセンクラウドの通話料

ナイセンクラウドは、Rakuten、NTT、KDDIの3つの電話回線業者を選ぶことができます。3つの回線業者によってそれぞれ通話料や利用することができる電話番号が異なります。

Rakutenは、ナイセンクラウドと最も相性の良い電話回線で、柔軟な対応が可能です。通話料金は8円/3分~となっており、利用できる電話番号は050と0120、0800の3種類になります。Rakuten NUROのプランは、平均800Mbpsなので高速インターネットに対応したい場合におすすめです。利用するには、naisen機器のレンタルと楽天ブロードバンドプレミアムNURO Bizプランの加入が必要です。通話料金は3分/8円~で、利用できる番号は東京や神奈川、大阪、福岡などの全部もしくは一部の番号が利用できます。

KDDIは、数分・数秒単位の電話をかける機会が多い企業におすすめの電話回線です。料金が分課金・秒課金と細かく分けられており、1秒/0.08円~、1分/3.3円~、3分/8円~となっています。利用できる番号については、03や050、0120、0800の4種類です。

NTTは、地域の番号や既存している番号を利用することができます。なお、NTT回線の利用にはnaisen機器のレンタルとNTTのフレッツ・光電話サービスに加入する必要があります。通話料金は3分/8円~で、利用できる番号は全国の番号011~099までです。

ご紹介した4つ以外の電話回線業者は条件次第では利用することが可能ですので、別途ご相談ください

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ナイセンクラウドの導入事例

実際にナイセンクラウドを導入した企業の事例を紹介します。

 

海外に工場を持っているA社は、日本の拠点から海外の拠点に国際電話をかけていましたが、通話料だけで何十万円という金額がかかってしまい、無駄にコストを消費していました。しかし、ナイセンクラウドを導入したことで、拠点同士の通話を内線通話で無料にすることに成功。年間300万円の経費削減が実現できました。

また、海外の拠点から日本にいる顧客へ電話をする時も国際通話を利用せず通話することができるようになりました。さらに、顧客から海外にいる社員への通話も国際通話を利用せずに通話できるようになったため、大幅なコスト削減を実現させています。

ナイセンクラウドの料金プラン

ナイセンクラウドの料金プランは、ライト・ペア・プロの3種類を提供しています。

ライトプランは、個人事業主の方向けのプランです。端末台数が1内線のみなので内線機能は利用することができませんが、外出先での固定電話利用や自動録音機能や、留守番電話メールなどの機能を主として利用される方にはおすすめのプランです。初期費用は10,000円、月額2,000円で利用できます。

ペアプランは、1人もしくは2人で会社を運営している方向けのプランです。スタートアップ企業や外出機会が多い企業におすすめのプランです。内線端末台数は2内線で内線機能も利用可能です。初期費用は10,000円、月額5,000円で利用できます。

プロプランは、企業規模が中規模以上の方向けのプランで、ナイセンクラウドの機能をフルで利用したい方におすすめのプランです。内線端末台数は5内線からで、5内線以上は1内線につき1,000円の加算がされますが、内線数に応じて最大20%割引がされます。初期費用は10,000円、月額10,000円から利用できます。

 

サービスサイトでは自動見積り、個別見積りが可能です。お気軽にお問い合わせください。

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携帯で国際電話をかける前にクラウドPBXを導入しよう!

この記事では、携帯で国際電話をかけた場合の通話料や、クラウドPBXを導入した場合のメリットについてご紹介しました。

従来、海外に電話をかける際には、国際通話で通話しなければならず、その都度高い通話料が発生していました。しかし、クラウド上のサーバを経由して電話転送や内線機能が利用できるクラウドPBXを利用することで、拠点間の通話は内線通話で無料になります。さらに、海外から日本、もしくは日本から海外への通話も国際通話ではなく市内通話扱いになり通話料を抑えることができます。

携帯で国際電話をかけることの多い企業様は、ぜひクラウドPBXの導入をご検討ください。