フリーダイヤルにつながらない?原因と対策を解説します

2025年9月30日フリーダイヤル/着信課金電話番号

フリーダイヤルは、発信者側ではなく着信者側が料金を負担する電話番号サービスです。発信者が気軽に電話をかけられることから、企業の問い合わせ窓口などに採用されることが多いです。

しかし、場合によってはフリーダイヤルにつながらないことがあります。本記事では、フリーダイヤルにつながらない原因やフリーダイヤルの仕組み、フリーダイヤルがつながらないときの対策などをご紹介します。

 


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フリーダイヤルにつながらない原因 

通話料無料で便利なフリーダイヤルですが、電話をかけてもつながらない経験をしたことはありませんか。その原因は、自身が使っている電話機や回線(発信者側)にある場合と、電話を受ける企業側(着信者側)の状況による場合があります。以下が、考えられる原因です。

 

【発信者側に考えられる原因】

・一部のIP電話やTV電話から発信している

・電話機に特殊なアダプタを接続している

・利用している通信事業者や回線種別が対応していない

・スマートフォンから発信している(企業側の設定による)

 

【着信者側に考えられる原因】

・企業側の設備やシステムに障害が発生している

・問い合わせが殺到し、電話回線が混雑している

・問い合わせの受付時間外である

 

以下では、これらの原因について一つずつ詳しく解説していきます。

 

一部のIP電話やTV電話を使っている

「050」から始まるIP電話は、フリーダイヤルにつながらないケースがほとんどです。IP電話とは、インターネット回線を使った電話サービスのことです。固定電話よりも通話料金が安いのが特徴ですが、フリーダイヤルなどの番号にかける際には制限がかかることが多いです。

またTV電話の場合も、利用している事業者によってはつながらない場合もあります。

 

モジュラージャックと電話の間に特殊なアダプタを使っている

モジュラージャックと電話機の間で特殊なアダプタを使っている場合も、フリーダイヤルにつながらないケースがあります。例えば、IP電話を利用する際にVoIPアダプタを使う場合があります。VoIPアダプタは、インターネット回線を用いて電話を可能にする機器のことです。このアダプタが対応していなかったり、不具合があったりした場合には、つながらないケースがあるでしょう。

 

発信側の通信事業者や回線種別などによって正常につながらない

発信者側に問題がある場合も、正常につながらない場合があります。例えば、発信者側の通信事業者や回線種別、発信側の構内交換機(PBX)の設定状況や利用状況によっては、正常につながらないケースもあるでしょう。

 

スマホを使っている

スマートフォン(携帯電話)からフリーダイヤルに発信した際に、「プー、プー」という音だけがしてつながらないことがあります。これは、フリーダイヤルを契約している企業側が、スマートフォンからの着信を意図的に受け付けない設定にしているために起こる現象です。

 

意図的にスマートフォンからの電話を受け付けない理由は、通話料金のコストにあります。

フリーダイヤルは発信者ではなく、着信者である企業が通話料を全額負担する仕組みです。そして、その通話料は、どこからかかってきた電話かによって大きく変動します。特に、固定電話からの着信に比べ、スマートフォンからの着信は企業が負担する料金が高くなります。

NTT docomo businessが提供するフリーダイヤルの料金を例に、その差を見てみましょう。

 

リーダイヤル基本サービス料金

プラン1 フリーダイヤル番号ごとに2,000円(税込2,200円)
プラン2 契約回線数ごとに1,000円(税込1,100円)

 

通話料

通話料金(全国一律)
一般回線など固定端末から着信

(NTTドコモビジネスの050IP電話・IPVoice回線(050番号帯)、他社の050IP電話含む)

8.5円(税込9.35円)/180秒
携帯電話から着信

(衛星携帯・自動車電話、衛星船舶電話含む)

10円(税込11円)/20秒
公衆電話から着信 30円(税込33円)/60秒

 

出典:NTTdocomobusiness「フリーダイヤル料金」

https://www.ntt.com/business/services/voice-video/freedial-navidial/freedial/price.html

 

このように、固定電話からの着信であれば、3分あたり8.5円(税込9.35円)ですが、スマートフォンからの着信は20秒で10円(税込11円)、3分で90円のコストが発生します。

この料金差は、企業の通信コストに大きな影響を与えます。そのため、コールセンターの運営費用を抑えたい企業の中には、あえてスマートフォンからの着信を拒否する設定を選択している場合があるのです。あるフリーダイヤルにはつながり、別のフリーダイヤルにはつながらないという現象が起こるのは、こうした企業ごとの設定方針の違いが理由です。

 

事業者側の設備などに問題が起きていることも

何度試しても特定のフリーダイヤルにつながらない場合、その企業や、フリーダイヤルの通信サービスを支える事業者側で、システム障害やメンテナンスが発生している可能性が考えられます。

例えば、通信設備の故障やサーバーダウン、アクセス集中によるシステム障害などが原因です。実際に、企業や自治体は公式サイトの「お知らせ」やプレスリリースを通じて、こうした障害情報を速やかに公開する傾向があります。電話をかける前に、まずは相手先の公式サイトを確認し、障害情報が出ていないかチェックすることをおすすめします。

 

混雑している

「ただいま電話が大変混み合っております。恐れ入りますが、しばらく経ってからおかけ直しください」というアナウンスが流れた場合は、単純に問い合わせが殺到し、コールセンターの対応能力を超えている状態です。

特に、週明けの月曜午前中や、連休明け、お昼休み(12時~13時)、営業終了間際の時間帯は問い合わせが集中しやすくなります。また、新製品の発売直後やTVCMの放映後なども、電話が殺到して非常につながりにくくなります。この場合は、混雑する時間帯を避けて、比較的空いている平日の午後などにかけ直すのが最も有効な対策です。

 

問い合わせ時間外

意外に見落としがちなのが、フリーダイヤルの受付時間外に電話をかけているケースです。フリーダイヤルは24時間対応だと思われがちですが、多くの場合、企業の営業時間に準じて「平日9:00~17:00」のように受付時間が定められています。時間外にかけると、「本日の営業は終了いたしました」といったアナウンスが流れて接続されません。

また、土日祝日や年末年始、夏季休業期間中は休みである場合がほとんどです。電話をかける前に、公式サイトや製品パンフレットで受付時間と営業日を必ず確認しましょう。

 

そもそもフリーダイヤルとは

フリーダイヤルは「0120」から始まる電話サービスです。フリーダイヤルは発信者ではなく、着信者が料金を負担します。そのため、企業の問い合わせ窓口や受注窓口などで用いられています。

もともとは「0120」のみでしたが、現在では割り振る番号が枯渇したため「0800」という番号もフリーダイヤルとして活用されています。

 

フリーダイヤルの仕組み

フリーダイヤルを取得する際には、新たに回線を引くわけでなく、既存の固定電話番号に紐づけられます。そのため、フリーダイヤルを利用する際には固定電話番号を取得する必要があります。

フリーダイヤルに発信すると、以下のような順番で接続されるとしています。

 

1.発信者がフリーダイヤル番号に発信する

2.NTTの電話交換機に着信する

3.フリーダイヤル番号に紐づけされた固定電話番号を検索する

4.固定電話番号に着信が転送される

5.着信者が応答し、通話開始

 

固定電話ではなく、スマホでもフリーダイヤルを利用することは可能ですが、別途サービスの契約が必要となります。

 

ナビダイヤルとの違い

ナビダイヤルは「0570」から始まる電話サービスです。フリーダイヤルとは異なり、発信者側に課金されます。電話がつながった際に「この通話は○秒ごとに○円かかります」などのように、通話料金の目安がガイダンスとして流れます。ナビダイヤルもIP電話や一部の携帯電話からはかけられない場合もあります。

フリーダイヤルは着信者側が通話料金を負担しますが、ナビダイヤルは発信者側が料金を負担するのが大きな違いといえるでしょう。

 

フリーダイヤルにつながらないときの対策

フリーダイヤルにつながらないときには、どのような対策をとれば良いのでしょうか。ここでは、フリーダイヤルにつながらないときの対策方法についてご紹介します。

 

使用している電話サービスの回線種別を確認

固定電話でフリーダイヤルにつながらない場合は、使用している電話サービスと回線種別を確認しましょう。電話回線の設定(トーンまたはパルス)が間違っていると、フリーダイヤルにつながらない可能性があります。

電話回線は、パルス(DP)とトーン(PB)の2種類があるとされています。この電話回線の種類と電話機の設定が違うと、フリーダイヤルにつながらない場合があるため正しく設定しましょう。電話回線の種類が分からない場合は、電話会社からの利用明細などで確認します。設定方法は機種によって異なるため、取り扱い説明書などを確認しながら行いましょう。

電話機によっては「自動」「AUTO」など、自動で電話回線を選択する機種もあります。こうした電話の場合でも、フリーダイヤルにつながらない場合は電話回線に合わせて設定を見直しましょう。

 

フリーダイヤルに発信できるIP電話を契約する

一部のIP電話からフリーダイヤルに発信できない、という話を聞いたことがあるかもしれません。しかし、全てのIP電話がフリーダイヤルに非対応というわけではありません。もし現在お使いのIP電話が原因でフリーダイヤルにつながらないのであれば、フリーダイヤルへの発信が可能なIP電話サービスへ契約を切り替えるという選択肢が考えられます。例えば、以下が挙げられます。

 

・固定電話のように使える高品質な「ひかり電話」

家庭やビジネスで固定電話の代わりとして安心して利用したい方には、NTTが提供する「ひかり電話」がおすすめです。これは光ファイバー回線を利用したIP電話サービスで、最大の特長は、東京の「03」や大阪の「06」といった*市外局番から始まる電話番号(0AB-J番号)が割り当てられる点です。

この「0AB-J番号」は、総務省が定める厳しい通話品質基準をクリアした電話サービスにのみ付与が許可されています。そのため、音声の安定性や接続の信頼性が高く、フリーダイヤルはもちろん、110番や119番といった緊急通報にも対応しています。

 

電話機の設定を確認

電話回線と電話機の設定のほか、電話機自体の設定も確認しましょう。電話機の設定には以下のような項目が挙げられます。

 

・ACR(LCR)機能を確認する

ACR(LCR)機能を内蔵している場合は、初期設定でACR機能が有効になっている場合があります。その場合は、機能を無効にしてみましょう。ACR機能を無効にする場合は、電話機の取り扱い説明書を確認しましょう。外付けアダプター装置を使っている場合は、必ず取り外します。

 

・電話機の解除番号設定を確認する

電話機によっては、ACR(LCR)機能を解除する際に「0」を使用している場合があります。その場合は「0000」を押してダイヤルしても、発信できない可能性があるので注意しましょう。

 

・接続機器と電話機の接続を確認する

モデムや光BBユニットなどの接続機器を使っている場合は、接続機器と電話機が正しく接続されているかどうか確認しましょう。詳しい接続方法は、利用しているサービスごとに異なるためチェックしましょう。

 

別の電話番号にかけ直す

フリーダイヤルを設定している企業は、ほとんどの場合、フリーダイヤルとは別の電話番号も用意しています。

どうしてもフリーダイヤルにつながらない場合はそちらにかけ直してみましょう。

ただし、別の電話番号は、ナビダイヤルや「03」などの固定電話番号など、発信者側が料金を支払う仕組みになっていることがほとんどです。そのため、フリーダイヤルのように無料で使えるわけではないことを理解しておく必要があるでしょう。

 

別の電話機からかけ直す

フリーダイヤルにつながらない原因が電話機にある場合、別の電話機からかけ直す方法があります。例えば、スマホでつながらなかった場合は固定電話などを利用しましょう。しかし近年では、スマホだけを保有している人も多いです。スマホしかない場合は、スマホアプリを経由する方法があります。例えば「050Free」というスマホアプリを用いれば、ほとんどのフリーダイヤルにかけることができます。ただし「050Free」は、フリーダイヤルのみ無料で利用できますが、他の電話番号にかける場合は料金が必要になるため注意しましょう。

また公衆電話を利用する方法もあります。公衆電話は固定電話と同じ扱いになるため、フリーダイヤルにかけることができます。公衆電話は昔よりも数が減ってしまったため、すぐ近くにないケースもあります。公衆電話の場所はインターネットで検索することができます。

 

フリーダイヤルが可能なIP電話を使う

IP電話のうち全てがフリーダイヤルに発信できないわけではありません。一部のIP電話サービスではフリーダイヤルの番号に発信できます。

例えば、光IP電話であればフリーダイヤルの番号に発信可能です。電話番号も固定電話と同じ市外局番から始まるものを使用できます。ただし、光IP電話は光回線とセットでなければ契約できません。

また、050で始まる電話番号を使用するIP電話サービスでも、フリーダイヤルに発信可能なものがいくつかあります。IP電話を利用する際は、フリーダイヤルへ発信できるかどうか確認しておくのが良いでしょう。

 

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ナイセンクラウドは、パソコン、電話機、スマホなどにも対応しており、既にお手元にある端末を活用してご利用いただけるクラウドPBXです。03や06などの全国の市外局番はもちろん、050番号や0120・0800のフリーダイヤルに対応しています。

詳しい機能については次の動画やサービスサイトをご覧ください。

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フリーダイヤルにつながらない原因を知っておこう

フリーダイヤルにつながらない原因として多いのが「スマホやIP電話からの着信に対応していない」「電話機の設定が間違っている」などが挙げられます。近年では、固定電話を持っておらずスマホしか持っていない人も多いのではないでしょうか。その場合、別途用意されているスマホ用の電話番号にかけるか、スマホアプリを利用してかけてみましょう。

また電話機自体が対応していない場合は、公衆電話など別の電話機からかけ直す方法もあります。フリーダイヤルがつながらない原因を知っておけば、焦らずに次の対処方法にうつれるので覚えておきましょう。