フリーダイヤルは携帯からでも利用できる?転送方法やスマホで利用する方法を解説

2023年6月14日フリーダイヤル/着信課金電話番号

多くの企業が、顧客からの問い合わせ窓口やコールセンターなどで採用しているのが、フリーダイヤル番号です。

フリーダイヤル番号は、着信側が料金を支払うシステムのため、顧客が料金を支払う必要がありません。そのため、心理的に電話をかけてもらいやすく、企業のイメージアップにつながるのが特徴です。

このフリーダイヤル番号をスマートフォンで利用できるようにする方法をご存じでしょうか。本記事では、フリーダイヤルをスマホで利用する方法について詳しくご紹介します。

 

フリーダイヤルは基本的に携帯から利用できない

一般的にフリーダイヤルは、着信側では固定電話を使って対応が行われます。また番号も固定電話に紐付けられているため、通常はスマホからフリーダイヤルで発信することはできません。そのため例えば、外回りの業務が多い職種の場合、フリーダイヤルを保有していても、出先で利用することはできません。

しかし、全くスマホから利用できないというわけではありません。本記事では以下の2つの方法についてご紹介します。

・フリーダイヤルへの着信をスマートフォンへ転送する

・クラウドPBXを利用する

 

スマートフォンに転送することは可能

基本的に、通常の電話回線では、スマホから発信することはできませんが、かかってきた電話をスマホに転送することは可能です。その代表的な方法が「ボイスワープ機能」です。

ボイスワープ機能とは、事務所にかかってきた電話を、指定した電話番号に転送してくれるサービスです。不在の際にかかってきた電話を転送してくれるので、ビジネスチャンスを逃しません。ボイスワープ機能は、転送元の電話を呼び出さすことなくすぐに転送する「無条件転送」と、転送元の電話を呼び出し、応答がないと転送する「無応答時転送」などの機能が備わっています。また外出先の電話機からも、転送の開始や・停止、転送先の変更などを行うことが可能です。主に以下のサービスがあります。

 

・自動転送

無条件転送と無応答時転送の設定が可能です。無応答時転送では、転送元のベルが鳴っている間に電話を取れば、伝送元で通話することができます。

 

・リモートコントロール

外出先から、リモートコントロールを使って転送の開始・停止、転送先の変更が可能です。転送先は、あらかじめ登録してある電話番号の中で変更できます。またFAXの転送も設定できます。

 

・音声ガイダンス

転送時には音声ガイダンスを流し、転送元の電話番号を知らせてくれる機能です。電話をかけてきた人は、現在転送中であることが分かるので、不安になりません。電話の発信者から転送元までの通話料金は、発信者の負担になります。それ以降、転送元から転送先までの通話料金は契約者の負担です。

 

ただし、ボイスワープ機能には以下のコストがかかります。

回線種類 加入電話・ライトプラン、加入電話
月額使用料 住宅用:550円 事務用:880円
通話/通信料 発信者から転送元までの通話/受信料金は、発信者の負担。

転送元から転送先までの通話/受信料金は、ご契約者のご負担。

工事費 不要

参照:NTTコミュニケーションズ「ボイスワープご利用料金」

 

着信数が多ければ、転送元から転送先への通話料の負担が大きくなってしまいます。

そのため、コストを少しでも下げたいのであれば、他の方法を検討することをおすすめします。

 

スマートフォンからフリーダイヤルを発着信する方法

「クラウドPBX」を導入することで、携帯・スマホからでもフリーダイヤルの発着信が可能です。

ここでは、クラウドPBXがおすすめの理由についてご紹介します。

 

クラウドPBXがおすすめの理由

クラウドPBXはサービスにもよって対応可否は異なりますが、フリーダイヤルの発着信が可能です。

クラウドPBXなので、固定電話はもちろんスマホでもフリーダイヤルを利用できるようになります。外出中やテレワーク中などオフィス外にいてもフリーダイヤル電話の対応が可能になるため、担当者はより柔軟な働き方が可能になります。

クラウドPBXのサービスによっては、ナンバーポータビリティを利用すれば、現在使用している電話番号をそのまま利用することも可能です。

クラウドPBXでフリーダイヤルを利用する方法には主に以下が挙げられます。

 

・すぐにフリーダイヤル番号を取得したい場合

クラウドPBXは、インターネット回線を利用するため、電話工事が不要です。申し込みから数日~1週間程度で利用を開始できます。

携帯電話で利用したい場合でも、手持ちのスマホにアプリをインストールすれば、すぐに利用可能です。

のため、できるだけ早くフリーダイヤル番号を利用したい場合におすすめです。

 

・番号を変更せずに使いたい場合

クラウドPBXのサービスによっては、ナンバーポータビリティを利用することで、現在使用している電話番号を引き継ぐことが可能です。そのため、電話番号を変更したくない場合にも、クラウドPBXはおすすめでしょう。

 

特に、以下のシーンでフリーダイヤルを利用したい場合におすすめです。

 

・営業が多い職種

営業での外出が多く社内に人がいない状態が業種でも、クラウドPBXならスマホから外出中に顧客からの電話に対応できます。従来の電話回線の場合、外出先の社員のスマホに転送には料金が必要でした。また、転送電話の場合、発信時には「090」の番号となっていましたが、「0120」などのフリーダイヤル番号を使って発信できるようになります。

 

・テレワークで受付業務をしたい場合

クラウドPBXはインターネット回線を利用するため、どこでも電話が利用できるようになります。そのため、テレワーク業務で利用したい場合にも適しています。パソコンやスマホに設定すれば、自宅でも電話業務を行えます。

 

クラウドPBXは電話工事不要なので、設置工事なしで導入が可能です。規模によっては数日あれば導入できるため、できるだけ早くフリーダイヤル窓口を設置したい企業にも向いているでしょう。また不要になった際の撤去も簡単なので、期間限定の窓口設置にもおすすめです。

 

さまざまなシーンで便利!クラウドPBXを利用するメリット 

クラウドPBXは携帯電話からフリーダイヤルを使えるだけでなく、さまざまなメリットがあります。ここでは、クラウドPBXを利用するメリットをご紹介します。

 

携帯から発着信できる

クラウドPBXを利用すれば、スマホからフリーダイヤルを利用することができます。従来の

電話回線は固定電話のみでしたが、クラウドPBXならインターネット回線を利用するため、携帯電話からでも利用可能です。外出先でも顧客の電話に対応できるようになるので、オフィスに電話対応のための社員を雇用するコストを抑えたい企業にもおすすめです。

 

さらに、スマホでフリーダイヤル番号を利用できるのも大きなメリットです。通常、スマホを利用する場合、相手側に表示されるのがスマホの電話番号になります。携帯電話番号だと、誰か分からず電話を取ってもらえない場合もあります。フリーダイヤル番号を利用できるようになれば、相手側にも安心感を与えられます。

 

コスト削減が期待できる

フリーダイヤルをスマホで受発信できるようになれば、通話コストの大幅な削減が期待できます。通常のフリーダイヤルの料金は以下の通りです。

通話料金(3分間・税込)※一般回線など固定電話から着信した場合

県内通話料金(区域内)
距離区分 平日昼間 夜間・休日 深夜・早朝
区域内 9.35円 9.35円

 

県内通話料金(区域外)
距離区分 平日昼間 夜間・休日 深夜・早朝
隣接・20kmまで 22円 22円
~60kmまで 33円 33円 22円
60km超 44円 33円

 

県間通話料金(県と県をまたいで通話する場合)
距離区分 平日昼間 夜間・休日 深夜・早朝
隣接・20kmまで 22円 22円
~30kmまで 33円 33円
~60kmまで 44円 33円
~100kmまで 66円 44円 33円
100km超 88円 77円 44円

 

携帯・自動車電話から着信した場合(税込)

距離区分 平日昼間 夜間・休日 深夜・早朝
全国一律料金 143円 132円 132円

 

参照:NTTコミュニケーションズ「フリーダイヤル 料金」

 

これを、クラウドPBXにすることで、以下の料金で利用できます。

・固定電話からの着信:3分8円

・携帯電話からの着信:3分17円

 

一般的な転送サービスを利用する場合は転送料金がかかりますが、それも不要です。また、スマホを有効活用すれば、コストパフォーマンス向上も期待できるでしょう。たとえば、Wi-Fiなどを使いスマホを子機として利用できれば、テレワーク中の社員も無料通話が可能です。さらに、クラウドPBXなら個人のスマホを利用している場合でも、社員が料金を払う必要がありません。

また、クラウドPBXはインターネットがつながる場所であればどこでも利用できるため、Wi-Fiがない場所でも、スマホの4G/5G回線があれば電話として使用できます。そのため、ビジネスチャンスを逃すことがなくなるでしょう。

 

内線が利用できる

クラウドPBXなら、アプリをインストールした携帯電話同士は、通話無料の内線扱いになります。そのため、外出中の社員に電話を取り次ぐ場合でも、無料で行えるようになります。

また、社員間のコミュニケーションが取りやすくなるのもメリットです。たとえば、営業マンが多い企業の場合、外出している社員が多いと、社員間のコミュニケーションにかかる通話コストが高くなってしまいます。クラウドPBXなら、こうした社員間の通話料をゼロにできます。

 

携帯からフリーダイヤルを使うならナイセンクラウド

ナイセンクラウドは、パソコン、電話機、スマホなどにも対応しており、既にお手元にある端末を活用してご利用いただけるクラウドPBXです。03や06などの全国の市外局番はもちろん、050番号や0120・0800のフリーダイヤルに対応しています。日本マーケティングリサーチ機構調べにおいて「テレワークに役立つサービス」「信頼と実績のクラウドPBX」「経営者が選ぶ電話サービス」において1位に選ばれています。

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プランは3つあり、内線数に応じて金額が変わります。内線数が多い場合はお得な割引もございます。詳しい料金は自動見積りや個別見積りでご確認ください。

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また、2台のスマホでフリーダイヤルを利用することに特化した「スマフリ」もございます。ナイセンクラウドの機能を小規模に導入できるスマフリを先に導入してみて、使い勝手や機能を確認したのちにナイセンクラウドに切り替えることも可能です。

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携帯からフリーダイヤルを使うならクラウドPBXがおすすめ 

フリーダイヤルは、着信側に料金がかかる仕組みのため、問い合わせ窓口や通販の受注窓口などで利用されています。発信側は無料で利用できるため、顧客が電話をかけるハードルを下げる効果が期待できます。通常、携帯電話からフリーダイヤルの発着信はできませんが、クラウドPBXなら、コストを下げつつフリーダイヤルを利用できます。スマホでも利用できるようになるため、業務効率化、利便性向上が期待できます。フリーダイヤルの導入を検討しているなら、同時にクラウドPBXの導入も検討してみてはいかがでしょうか。