VoIPアプリ8選!電話のコストは賢く削減

2026年1月22日VoIP

現代社会において、コミュニケーションの要となる「電話」のあり方は劇的な変化を遂げました。かつて電話といえば、有線の固定電話回線や、基地局を経由する携帯電話の仕組みが主流であり、NTTや大手キャリアとの契約が不可欠な時代が長く続いてきました。しかし、テクノロジーの進化により、従来の電話網に依存しない新しい選択肢が登場しています。

その代表格が、インターネット回線を利用して音声をやり取りする「VoIP」という技術です。現在では、ビジネスからプライベートまで、このVoIPを活用した多種多様なアプリが普及し、通話コストの劇的な削減を可能にしています。本記事では、VoIPの基礎知識から、主要なアプリの特徴を3つのカテゴリーに分けて詳しく解説します。

 


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VoIPとは

「VoIP」という言葉になじみがない方も多いかもしれませんが、その正体は意外にも身近なところに存在しています。ここでは、言葉の意味や仕組みについて、従来の電話と比較しながら詳しく確認していきましょう。

 

VoIPの名称と定義

VoIPは「Voice over Internet Protocol」の頭文字を取った略称で、一般的には「ブイオーアイピー」や「ボイップ」と呼ばれます。ここに含まれる「インターネットプロトコル」とは、インターネット上でデータをやり取りするための共通ルールを指します。つまりVoIPを一言で表現するなら、「インターネット回線を通じて音声を送受信する技術」となります。従来の電話回線に代わり、デジタルネットワークを情報の通り道として利用する点が最大の特徴です。

 

音声が相手に届くまでの仕組み

従来の携帯電話における通話は、完全な無線通信だと誤解されがちですが、実際には「半無線通話」というべき構造を持っています。端末から発信された電波は、まず最寄りの基地局に届き、そこからは地下に張り巡らされた有線の電話ケーブルを経由して、相手側の基地局まで運ばれる仕組みです。

 

一方で、インターネット回線を利用するVoIPも、物理的な通信経路としては光ファイバーなどの有線設備を中核としています。VoIPによる通話の流れをまとめると、以下のようになります。

 

・音声のデジタル化

発信者の声を「パケット」と呼ばれる小さなデジタルデータに変換します。

 

・パケットの伝送

変換されたデータをインターネット上の最適な経路を選んで送信します。

 

・音声の復元

相手の端末に届いたパケットを、再びアナログの音声信号に戻して再生します。

 

かつてのインターネットは電話回線を利用して接続していましたが、現在は高速な光回線が普及したことで、音声データのやり取りも極めてスムーズに行えるようになりました。

 

従来の電話回線との決定的な違い

利用者が意識する最も大きな違いは、通信網の種類です。固定電話や従来の携帯通話が「公衆交換電話網(PSTN)」という専用のネットワークを利用するのに対し、VoIPは汎用的な「IPネットワーク」を利用します。専用の電話線を用意する必要がないため、インターネット環境さえあればどこでも利用でき、さらに距離に関わらず通信コストを抑えやすいという性質を持っています。

複雑な技術理論をすべて理解する必要はありませんが、「電話線ではなくネットの道を通る電話」という認識を持つことで、サービスの比較が容易になるはずです。

 

VoIPの種類

一口にVoIPアプリといっても、提供される番号体系や機能によっていくつかの種類に分けられます。用途に応じて最適なものを選ぶことが、コスト削減と利便性向上の鍵となります。主要な3つの種類を以下の表にまとめました。

種類 番号の有無・形式 特徴 主な用途
0AB-J番号型 03や06などの市外局番 高い信頼性と固定電話と同等の品質 法人の拠点電話や代表番号
050番号型 050から始まる番号 導入が容易で通話料が安価 サブの電話番号やビジネス利用
アプリ間通話型(SNS) 番号なし(IDを利用) 同一アプリ同士であれば通話料無料 友人・家族間の日常的な連絡

 

それぞれのカテゴリーについて、さらに詳細な特徴を解説していきます。

 

0AB-J番号が利用できるサービス

「0AB-J番号」とは、03(東京)や06(大阪)のように、地域ごとに割り当てられた市外局番から始まる10桁の電話番号を指します。これらは総務省によって厳格な通信品質の基準が設けられており、かつては物理的な回線を引かなければ取得できませんでした。

しかし現在のVoIP技術を活用したクラウドPBXなどのサービスでは、インターネット経由でありながらこの0AB-J番号を利用することが可能です。スマートフォンにアプリを入れるだけで、外出先でも会社宛ての市外局番への着信を受けたり、会社の番号を表示させて発信したりできるため、企業の信頼性を保ちつつテレワークを推進したい組織に最適といえるでしょう。

 

050番号を持つIP電話サービス

050番号は、IP電話専用に割り振られた11桁の識別番号です。従来の電話回線を新設するよりも大幅にコストを抑えられる点が大きな魅力といえます。

このサービスの最大の特徴は、インターネット環境さえあれば場所を問わずに固有の番号で発着信が行える点です。スマートフォンに専用アプリをインストールするだけで、個人の携帯番号とは別に「仕事用の番号」を即座に持つことが可能になります。また、同じ提携プロバイダ同士であれば通話料が無料になるケースも多く、特定の取引先や拠点間での通話が多い場合に極めて高いコストパフォーマンスを発揮します。ただし、110番や119番といった緊急通報への発信が制限されている場合があるため、その点には注意が必要です。

 

090番号が通知される電話サービス

こちらは、現在利用しているスマートフォン独自の番号(090や080、070など)をそのまま相手に通知して発信できるサービスです。厳密には純粋なVoIPとは異なる仕組みを含む場合もありますが、アプリを介して通信を行うことで通話料を削減する手段として広く知られています。

ビジネスにおいて、見知らぬ番号からの着信は警戒されやすい傾向にありますが、このサービスを利用すれば普段使いの携帯番号を相手に表示させることができるため、着信率を下げずに運用できるメリットがあります。プレフィックス番号と呼ばれる特定の数値を先頭に付けて発信することで、キャリアの通常料金よりも安価な通話料が適用される仕組みが一般的です。既存の番号をそのまま活かしつつ、少しでも通信費を節約したい個人事業主や法人に選ばれています。

 

同一アプリ間で無料通話可能なサービス

VoIPアプリの中で最も普及しているのが、特定のアプリケーションをインストールしているユーザー同士で無料通話が行えるタイプです。

この形式のサービスは、個別の電話番号を持つ必要がなく、アプリ独自のIDやアカウントを介して接続を確立します。音声通話だけでなくビデオ通話やメッセージ送信もシームレスに行えるため、日常的なコミュニケーションツールとして欠かせない存在となりました。利用にかかる費用は、原則データ通信料のみであることから、Wi-Fi環境下であれば実質的に無料で長時間の通話を楽しめるのが最大の利点です。

一方で、アプリを導入していない相手や一般の固定電話へ発信するには、別途有料プランの契約や専用のクレジット購入が必要となるケースがほとんどです。

 

VoIPはスマホアプリで利用できる?

結論から述べると、VoIPはスマートフォンとの相性が非常に良く、専用アプリを通じて誰でも簡単に利用可能です。現在のスマートフォンの処理能力と高速なモバイル通信網(4Gや5G)の発達により、専用のハードウェアを用意することなく、手持ちの端末を高度な電話機へと変貌させることができます。

 

モビリティの向上と利便性

スマートフォンでVoIPアプリを利用する最大のメリットは、場所の制約から解放される点にあります。これまでの固定電話はデスクに縛られていましたが、アプリ化された電話であれば、オフィスの自席にいても、移動中の電車内であっても、あるいは自宅のリビングであっても、同一の番号で応答が可能です。

 

設定と運用の簡便さ

導入の手順も非常にシンプルで、多くの場合、以下のステップで利用を開始できます。

 

1.アプリのインストール

App Store や Google Playから該当するサービスをダウンロードします。

2.アカウント登録

必要事項を入力し、サービス側で認証を受けます。

3.初期設定

マイクや通知の許可設定を行い、すぐに通話が可能な状態になります。

 

VoIP技術は、単なる安価な電話の代用手段ではなく、柔軟な働き方を支える不可欠なインフラへと進化を遂げたといっても過言ではありません。

 

VoIPアプリ8選

以上のように、VoIPをスマートフォンで使うにはVoIPアプリが必要であることが分かりました。VoIPアプリには、既に国民的ともいえるレベルで浸透しているアプリもありますし、そうでないものもあり、選択肢は豊富に用意されています。

先ほども述べた通り、VoIPを利用することで通話にかかる料金を格安あるいは無料にできるので、そうしたアプリをたくさん知っているに越したことはありません。

ここでは、代表的なVoIPアプリを上で紹介した種類別に8つ紹介します。それぞれの特徴や利用条件(制限の有無など)を併せて解説しますので、VoIPアプリに詳しくない方はぜひ参考にしてみてください。

 

同一アプリ間で無料通話可能なサービス

おそらく、最も一般層にポピュラーなのは「同一アプリ間で無料通話が可能なサービス」です。

先ほども説明した通り、VoIPというよりはアプリの名前で普及しているサービスが殆どですが、「インターネットで電話を掛けているので通話料がかからない」というのは若い人ならなんとなく認識があるはずです。こうしたアプリはVoIPのことを知らなくても簡単に使えるのが大きなメリットですが、逆に同一アプリ間での通話しかできないので使用条件はかなり限られます。

ここでは、「同一アプリ間で無料通話可能なサービス」に分類されるVoIPアプリの代表例をご紹介します。

 

LINE

若い人の中には、通常の電話で通話料をかけず、「LINE」の通話機能のみで済ませてしまっているという方も多いのではないでしょうか。LINEにはトーク画面やプロフィール画面などから経由して音声通話ができる機能があり、この機能はLINEで繋がっている相手のみと相互で通話が可能です

LINE同士の通話機能は特に細かい設定は不要で、お互いに友達登録していればいつでも電話が掛けられます。インターネット回線を利用するのでパケット通信料はかかりますが、通話料金は無料です。特に若年層を中心に、今ではLINEはスマホを持っていればほぼ確実にインストールされているというくらいに普及していますので、通話料金が発生する普通の電話よりもLINEの音声通話機能を使うという人も多いはずです。音声通話だけでなくビデオ通話にも対応していますが、グループ通話には対応していません。

なお、後述する「LINEでんわ」と紛らわしくなることが多いですが、こちらは電話履歴がトーク画面に残る無料通話機能です。

 

Microsoft Teams

「Microsoft Teams」は、チャット・音声通話・ビデオ通話・オンライン会議・ファイル共有などを1つのアプリでまとめて行えるコミュニケーションツールです。PCだけでなくスマホアプリも用意されており、外出先でもメッセージのやり取りや通話、会議への参加ができます。

利用には基本的にMicrosoftアカウントでのサインインが必要です(個人利用の無料版)。サインイン後は、1対1のビデオ通話に加えて、複数人での通話(会議)にも対応しており、スマホから会議を開始・参加することもできます。無料版では、最大60分のビデオ通話などが案内されています。

 

カカオトーク

「カカオトーク」はほぼLINEと同じ感覚で使える通話・メッセンジャーアプリですが、カカオトークの大きな特徴は、最大5人までのグループ通話に対応していることです。初期設定の方法もLINEとよく似ていて、携帯電話番号を登録し、その電話番号宛てに届いたSMSに書かれた4桁の認証番号を入力すれば使えるようになります。

SMSが届きさえすれば、カカオトークを使っているスマホにささったSIMカードでなくても、別の電話のSIMカードでもOKなので、LINEと同じく、利用するだけならスマホにささったSIMカードがデータ通信専用SIMであっても不都合はありません。通話の仕方もトーク画面か「カカとも」リストから無料通話ボタンをタップすればOKです。

なお、グループ通話のほか、自分の声をボイスチェンジャーのように加工して遊べる機能もあるのが特徴的です。

 

Viber

「Viber」は日本よりもむしろ海外で利用者が多く、それこそ世界中で利用されているVoIPアプリの代表格です。初期設定はLINEと似ており、SMSを経由した4桁の認証コードで認証することで登録が完了します。先ほどカカオトークで紹介したように、認証コードが記されたSMSが届くSIMさえ持っていれば、別のスマホにささったSIMでも登録可能です。

Viberの大きな特徴は、スマートフォンの電話帳にアクセスしてViberユーザーを見つけ出してくれること。電話帳に登録された連絡先からViberユーザーを抽出し、通話可能なユーザーにはリストにViberマークを付けてくれますので非常にわかりやすいです。セキュリティ面を考慮し電話帳を読み込ませなくとも使えますが、その場合は非常に使い勝手が悪くなります。

通話拒否をしたい相手を選択してブロックできる機能がついているのも特徴的です。

 

050番号を持つIP電話サービス

先ほども説明した通り、IP電話サービスに該当するアプリでは、050で始まる電話番号が発行されるので、一般の固定電話や携帯電話宛てにも格安で発信が可能という点が特徴的です。なお、固定電話や携帯電話などに発信する際は通話料金がかかりますが、同じアプリ間での音声通話はLINEやSkypeなどと同じく無料です。

ここでは、「050番号を持つIP電話サービス」に分類されるVoIPアプリの代表例をご紹介します。

 

LaLa Call

「LaLa Call」はケイ・オプティコムが運営・提供するIP電話サービスです。ケイ・オプティコムは格安SIMサービス「mineo」を提供していることでも広く知られています。

LaLa Callの利用には「eoID」の登録が必要ですが、特に登録に制限はなく、ID取得は誰でも無料でできます。eoID登録時に本人認証用の電話番号を登録し、ログイン時に画面に表示される暗証番号を、電話番号に電話が掛かってきた際に入力することで利用登録が完了します。

LaLa Callの利用には月額390円の利用料金がかかりますが、先ほど触れた「mineo」のユーザーや、ケイ・オプティコムが提供する光通信サービス「eo光」のユーザーであればこの月額100円の利用料金が無料になります。通話料金は固定電話宛ての場合は3分8円、携帯電話宛ての場合は1分18円となっています。

同一のアプリを利用している「フレンド」同士であれば「トーク」で文字や画像メッセージのやり取りも可能であることや、キャリアで通常の電話を行った場合と比べてどれだけ料金がお得になったかを表示するサービス「トクトク表示」の機能がある点は、LINEや050 plusなど既存サービスの良いところを取り入れているようです。

 

050 plus(新規申し込みを終了)

「050 plus」はNTTドコモビジネス株式会社が運営・提供しているIP電話サービスです。050番号が発行されるIP電話サービスの特徴をよく表している名前で、NTTが提供しているためかIP電話サービスでは最も知名度が高いアプリです。

LINEやSkypeなどと違い月額300円の利用料金がかかる有料サービスで、利用申し込みには個人情報の登録と支払い手続きのための有効なクレジットカード、本人確認の電話を着信可能な何らかの電話が必要になります。電話は自動音声応答で認証番号を発行するためのものなので、固定電話や携帯電話などでも大丈夫です。

1つのアプリにつき1つの050番号が発行され、候補から1つだけ選ぶことが可能というのが特徴的です。通話料は固定電話宛てで3分8円、携帯電話宛てで1分16円となっています。また、050plus同士の通話なら画像付きメッセージも送ることが可能です。

 

090番号が通知される電話サービス

先ほども便宜的に「090番号が相手に通知されるサービス」と定義しました。このサービスに分類されるアプリはその仕組みが種類ごとに異なっていますが、多くのサービスは090番号が相手に通知されます。基本的には自分が契約している090電話番号がそのまま使える、というのが共通した特徴です。ここでは、そうした分類がされる代表的なアプリの特徴を解説していきます。

 

楽天でんわ

「楽天でんわ」は、格安SIM事業者である楽天モバイルが提供するサービスだけあって、通話料が高いことがネックとなる格安SIM事業者の多くが取り入れている仕組みと似ています。

楽天でんわの仕組みは、電話番号の先頭に「プレフィックス番号」と呼ばれる4桁の番号を付けて発信することで、複数の電話事業者の格安の回線を経由して電話が掛けられるというものです。このプレフィックス番号はアプリを使って電話を掛けることで自動的に付与されるので、自分で覚えておく必要はありません。

楽天でんわは電話回線を利用するのでパケット通信料などはかかりませんが、電話回線宛てに発信ができる「音声通話対応SIM」でないと利用することができません。格安SIM契約者に多い「データSIM」というモバイルデータ通信専用のSIMからは電話発信ができないので注意しましょう。

 

G-Call

「G-Call」は、株式会社ジーエーピーが運営する電話サービスの名称でもあり、会社の仕組みとしては大口契約しているソフトバンク株式会社の回線を借り受けてユーザーに提供している格安SIMと同様のもので、自社でも格安SIMサービスを提供しています。

仕組みとしては楽天でんわと同じように、G-Callアプリを経由して電話発信を行うとプレフィックス番号が自動で付与されることで、通常の電話よりも格安で通話ができるというもの。通話料金は国内通話料30秒10円と楽天でんわと同じですが、G-Callでは消費税が加算されないため10%お得になります。また、10分かけ放題プランが月800円とお得なのも特徴的です。

 

企業が利用するならクラウドPBXがおすすめ

以上、色々なVoIPアプリをご紹介しました。中にはSMARTalkのように着信転送機能や通話録音機能などの便利な機能が無料で搭載されているものもありますが、多くの場合、使える機能が少なく個人間の通話に留まり、グループ通話ができるものもカカオトークや有料版Skypeなど一部に限られています。そのため、ある程度規模の大きな法人などの組織でこうしたVoIPアプリをビジネス利用しようと思うとなかなか難しいのが現状です。

企業では、BtoBやBtoCといった違いこそあるものの「1対多」の一元管理的な電話システムを構築しないと問い合わせですぐに電話回線がパンクしてしまいます。特にコールセンターを設置する規模になると、単純にVoIPアプリを持っているだけではすぐに立ちいかなくなってしまいます。そうした企業におすすめの電話システムに「クラウドPBX」というものがあります。

ここでは、「クラウドPBX」とは何かについて、その仕組みやメリットを簡単に紹介していきます。

 

クラウドPBXとは?

企業の電話システムは、基本的には複数の回線(外線・内線)と、複数の固定電話機(社員の人数分設置しているところもある)の共有が前提となっています。

なぜなら、企業においては会社代表番号など同じ番号宛てに大量の問い合わせが集まるのが普通であるためで、基本的には1つの電話番号を複数の固定電話機、すなわち複数ユーザーで並行して使い回せるようになっています。

そうした仕組みにすることで、同じ番号宛ての複数の問い合わせに同時に対応したり、問い合わせの内容によっては別の部署の担当者へ着信を取り次いだり、内線で連絡を取り合って仕事上の連携をよりしっかりと行うことができます。こうした私たちが当たり前のように利用している電話の機能の数々は、「ビジネスフォン」という仕組みを構築することで成り立っています。

企業の電話システムとして従来普及していた「ビジネスフォン」は、会社など特定の拠点内に「主装置(構内交換機・PBX)」と呼ばれる精密機器を物理的に設置する必要がありました。その装置に複数の電話回線と固定電話機を有線接続することによって1つの主装置による複数の回線・電話機の共有や一元管理を可能とし、それによって会社代表番号などの電話番号を複数の電話機で共有したり、社内の電話機同士で内線通話をするなど、より合理的で効率的な電話運用が可能となったのです。

「クラウドPBX」は、そうしたビジネスフォンの仕組みをそのまま、クラウド環境に置き換えたものです。クラウドPBXでは、主装置を社内に物理的に設置せず、クラウド上(インターネット回線上)に仮想的に設置された主装置を遠隔で使い、電話機だけでなくスマートフォン・携帯電話、パソコンなどのデバイスをインターネット回線で接続することでビジネスフォンと同じ仕組みを再現しています。

 

クラウドPBXのメリット

従来の仕組みでは、物理的な主装置と電話機・回線を有線接続することで成り立っていました。そうした物理的な主装置や固定電話機を拠点に設置するビジネスフォンの運用では、外線通話にしろ内線にしろ、設置拠点にいないと使えないなど、どうしても拠点に縛られてしまっていました。

しかしクラウドPBXでは、クラウド上にある主装置を借りて運用し、インターネット回線で複数のスマートフォンや携帯電話、パソコンなどの端末と接続することができるので、「場所の制限」を受けることがありません。そこにこそ、クラウドPBXの絶対的なメリットがあります。場所の制限を受けない運用であることで、これまでには絶対できなかった色々なことができるようになります。

たとえば、会社宛てに来た電話の相手が外出中の担当者との通話を求めている場合でも、用件控えや掛け直しなどをする必要がなく、会社からそのまま外出先の担当者のスマートフォンや携帯電話に着信を取り次げます。また、拠点内だけでなく東京本社と大阪支社のような離れた拠点間でも内線通話ができますし、設定すれば海外拠点とも内線通話ができます。これにより業務効率は大幅に改善するでしょう。

また、主装置の設置が不要であることで主装置購入や設置工事費用がかかりませんし、対応デバイスの幅が広く既に配布してある社用スマホや社用PC・タブレット端末などがそのまま使えますので、大きなコスト削減にもつながります。

今いる場所に関係なく会社番号での発着信がどこでもできるので、テレワークなど場所に縛られない新たな働き方の導入も柔軟に行えるようになりますし、場合によってはオフィス自体が不要になり、テナント料や設備費の節約にもなります。

 

クラウドPBXなら「ナイセンクラウド」

ナイセンクラウドは、テレビや新聞にもとりあげれ、今多くの企業が導入しているクラウドPBXです。全国の市外局番、050番号、0120・0800に対応しており、全国の複数拠点や海外拠点との間に内線を構築できます。

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料金プランは企業規模に応じて3つのプランにわかれ、内線数を増やしたい場合も、内線の数が増えるほどお得な割引が適用されるので、ナイセンクラウドを導入後に従業員数が大幅に増えたとしても、プラン変更により柔軟な運用が可能です。具体的な料金は個別見積もり、もしくはサービスサイトの自動見積もり機能をご利用ください。

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VoIPアプリやクラウドPBXでコスト削減を実用しよう

VoIPとは何か、どういったアプリがあるのかにも触れながら、おすすめのVoIPアプリ8選を紹介しました。また、多くのVoIPアプリが個人や少人数での利用に留まる中で、多くの人や電話機を用いる企業向けの電話運用のおすすめとして注目されている「クラウドPBX」についても併せて紹介しました。

昔と違って、今は技術の発展によって選択肢が大幅に多様化し、個人でもスマホを使ってより安くより高品質な電話手段を自由に選べるようになったことは、あまり電話に詳しくなかったという方には非常に驚きであったのではないでしょうか。しかしそうした個人向けVoIPアプリでは、企業のように大規模な通信・通話を行うには向いていません。

もし企業で従来運用よりもコストを落としてより便利に電話運用をしたい場合には、クラウドPBXをご検討されてみてはいかがでしょうか。当メディアでは他にもクラウドPBXの情報を豊富に掲載しておりますので、よろしかったら他の記事も読んでみてください。